罵詈雑言

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「100日後に死ぬワニ」最終回が猛批判された訳今後「SNSによる作家活動」難しくなる危険も

2020-03-23 01:12:05 | Weblog
まさに作品の完結と同時に、「いきものがかり」とのコラボムービーが公開され、さらには映画化やグッズ販売、ポップアップストアのオープンなど、さまざまなメディアミックスの展開が、矢継ぎ早に発表されたことが批判を集めることとなってしまった。

自分はこの騒動が起きてからこのコンテンツを知ったクチで、それからざっと目を通してみた。すでに先入観があったからかもしれないが、残念ながら自分にはこの漫画が全く琴線に触れるものではなかった。以下はその上で。

作者は当然公開よりも前に描き上げていたはずだし、自身の経験の追体験だったとのこと。
さらに『側の方々』とて程度の差こそあれ公開前にこの100日目を知っていたと想像できる。
つまり、作者や『作者側の方々』は読者よりも前に100日目を迎えていたのだと推測できる。だから彼らは余韻をすでに感じた後の行動だったのだろう。
では、このコンテンツはどうすればこれほどの猛批判を受けなかったか。おそらく後日談でも何でもいいから、もうワンクッション置けばよかったんじゃないかと思う。
そうすれば読者と『側の方々』の余韻のギャップをもう少し小さく出来たかもしれない。

自分はYOUTUBERのお手伝いをしているのだが、同じような時間的なギャップはよく感じる。
YOUTUBERにとっては撮影時点が『体験』なのだが、視聴者にとっては公開時点がそれなのだ。
だからTwitter等のSNSにおける書き込み等は視聴者の時間軸を前提にしなければならないのに、どうしても『当人』にとっての時間軸で物事を進めようとしてしまいがちになってしまうのだ。

とかくYOUTUBE等含めてSNSは、全てがリアルタイムだと錯覚してしまいがちだ。
今回の100日後に死ぬワニの場合はプロの広告代理店が入っていたにもかかわらずそのへんの差配をミスった感がある。
誰か事前に気づく者はいなかったのだろうか。


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