クッシング症候群については、多くのサイトで詳しく説明されています。
犬には比較的多い、内分泌系の疾患ですが、小型犬に多いです。
症候群と言うのは、実は病名ではありません。
何かの病気が原因で、ある決まった複数の症状を呈する場合の事を症候群と言います。
クッシング症候群というのは、
・腹部膨満
・多食
・多飲多尿
・脱毛
・パンティング(あえぎ呼吸)
・筋力低下
などを主な症状とする症候群です。
ベスの場合は、
・多食・多飲(日常の倍以上食べても空腹を訴える)
・パンティング(ハアハアが止まらず、夜も眠れない)
・体重減少
等の症状があり、病院を受診したのが始まりです。
こういった症状が出るには、何か原因があるはずです。
この原因となるものが病名となります。
クッシングの主な症状は、副腎の機能が亢進した場合に起こります。
副腎が分泌するホルモンには、アドレナリンやステロイドなど全身に大きく影響するものが多く、
多量に分泌すると全身の臓器に影響を及ぼし、死に至ります。
副腎機能が亢進する原因として
①副腎そのものに原因がある場合
②副腎を刺激するホルモンを出している脳下垂体に原因がある場合 があります。
①は副腎の腫瘍の場合と、副腎の炎症などによって起こっている場合があります。
②は脳下垂体の巨大腺腫による場合と、小腺腫による場合があります。
(巨大腺腫は悪性で脳症状が出る・小腺腫はあまり心配ない)
ベスの場合は
・ACTH試験やデキサメサゾン試験の結果、②の脳下垂体に原因があるという事がわかりました。
脳下垂体の、巨大腺腫か小腺腫かは、CTなどの画像検査をしなければ確定診断はつきません。
ただ、犬の場合CTを受けるとなると、全身麻酔が必要です。
ベスの場合
・呼吸状態が悪い
・腹部エコーの結果、肝臓や脾臓が腫れている
・年齢が10歳と高齢である
などの理由で、リスクのある全身麻酔をかけて、すぐにCTを実施する事が出来ず、
現在は投薬により、呼吸の改善と肝臓の回復を待っている状態です。
呼吸改善のため
・テオロング600mg 2回/日(気管支拡張剤)
・パセトシン750mg 2回/日(抗生物質)
・フルタイド吸入 2回/日(気管の抗炎症剤)
肝機能改善のため
・ウルソ150mg 2回/日(肝機能改善剤)
を8月初旬から開始。
内服開始から、
呼吸はパンティングはあるものの、以前より落ち着いてきたようです。
ただ、食欲が今度は逆に低下し始め、いつも大喜びで食べていたドライフードを食べようとしません。
お腹が張ってきているようにも見えます。
病院で相談したところ、パセトシンが中止になりました。
すると、パセトシンを中止にして翌日、食欲が戻り、元気が出ました。
とっても嬉しかったのですが、それもつかの間・・・
元気だったのは1日だけで、また、食べなくなりました。(ドライフード以外のご馳走は欲しがるのですが・・・)
呼吸は、夜は眠れるようになったものの、夕方の涼しい時間帯に少し散歩しただけでも、散歩の後はぐったりして激しくハアハア呼吸が長時間続きます。
なかなか、CTを実施するところまでいきません・・・
パンティングというのは、副腎機能が亢進してステロイドホルモンを多量に分泌する事で、
・血小板が凝集し易くなり、その塊が肺の小さな血管に詰まって起こるもの
・気管粘膜の石灰化によって起こるもの
の二つが考えられるのですが・・・
人間の場合は、血液の抗凝固剤や血栓溶解剤を使いますが、
コントロールが難しいため、医師は出来るだけ使いたくないとの事です。
脳の下垂体腫瘍だったら、こうしている間にも悪化するのでは・・・
本当に今の治療を続けることが、ベストなのだろうか・・・
治療が、逆にベスに辛い思いをさせていないだろうか・・・
色んな思いがよぎります。
お薬も、最初は大好きなバナナと一緒に機嫌よく食べていたのですが、
今は薬を出す音を聞いただけで逃げ腰となり、バナナすら食べなくなりました。
吸入も大きな機会を鼻に押し付けられるので、とっても怖いようです。


でも、ベスは頑張っています。
ベス
ベスにとって一番いい方法を考えて、絶対にまた走り回ったり泳いだり出来るようにしてあげるからね。
もう少し、一緒に頑張ろうね
犬には比較的多い、内分泌系の疾患ですが、小型犬に多いです。
症候群と言うのは、実は病名ではありません。
何かの病気が原因で、ある決まった複数の症状を呈する場合の事を症候群と言います。
クッシング症候群というのは、
・腹部膨満
・多食
・多飲多尿
・脱毛
・パンティング(あえぎ呼吸)
・筋力低下
などを主な症状とする症候群です。
ベスの場合は、
・多食・多飲(日常の倍以上食べても空腹を訴える)
・パンティング(ハアハアが止まらず、夜も眠れない)
・体重減少
等の症状があり、病院を受診したのが始まりです。
こういった症状が出るには、何か原因があるはずです。
この原因となるものが病名となります。
クッシングの主な症状は、副腎の機能が亢進した場合に起こります。
副腎が分泌するホルモンには、アドレナリンやステロイドなど全身に大きく影響するものが多く、
多量に分泌すると全身の臓器に影響を及ぼし、死に至ります。
副腎機能が亢進する原因として
①副腎そのものに原因がある場合
②副腎を刺激するホルモンを出している脳下垂体に原因がある場合 があります。
①は副腎の腫瘍の場合と、副腎の炎症などによって起こっている場合があります。
②は脳下垂体の巨大腺腫による場合と、小腺腫による場合があります。
(巨大腺腫は悪性で脳症状が出る・小腺腫はあまり心配ない)
ベスの場合は
・ACTH試験やデキサメサゾン試験の結果、②の脳下垂体に原因があるという事がわかりました。
脳下垂体の、巨大腺腫か小腺腫かは、CTなどの画像検査をしなければ確定診断はつきません。
ただ、犬の場合CTを受けるとなると、全身麻酔が必要です。
ベスの場合
・呼吸状態が悪い
・腹部エコーの結果、肝臓や脾臓が腫れている
・年齢が10歳と高齢である
などの理由で、リスクのある全身麻酔をかけて、すぐにCTを実施する事が出来ず、
現在は投薬により、呼吸の改善と肝臓の回復を待っている状態です。
呼吸改善のため
・テオロング600mg 2回/日(気管支拡張剤)
・パセトシン750mg 2回/日(抗生物質)
・フルタイド吸入 2回/日(気管の抗炎症剤)
肝機能改善のため
・ウルソ150mg 2回/日(肝機能改善剤)
を8月初旬から開始。
内服開始から、
呼吸はパンティングはあるものの、以前より落ち着いてきたようです。
ただ、食欲が今度は逆に低下し始め、いつも大喜びで食べていたドライフードを食べようとしません。
お腹が張ってきているようにも見えます。
病院で相談したところ、パセトシンが中止になりました。
すると、パセトシンを中止にして翌日、食欲が戻り、元気が出ました。
とっても嬉しかったのですが、それもつかの間・・・
元気だったのは1日だけで、また、食べなくなりました。(ドライフード以外のご馳走は欲しがるのですが・・・)
呼吸は、夜は眠れるようになったものの、夕方の涼しい時間帯に少し散歩しただけでも、散歩の後はぐったりして激しくハアハア呼吸が長時間続きます。
なかなか、CTを実施するところまでいきません・・・
パンティングというのは、副腎機能が亢進してステロイドホルモンを多量に分泌する事で、
・血小板が凝集し易くなり、その塊が肺の小さな血管に詰まって起こるもの
・気管粘膜の石灰化によって起こるもの
の二つが考えられるのですが・・・
人間の場合は、血液の抗凝固剤や血栓溶解剤を使いますが、
コントロールが難しいため、医師は出来るだけ使いたくないとの事です。
脳の下垂体腫瘍だったら、こうしている間にも悪化するのでは・・・
本当に今の治療を続けることが、ベストなのだろうか・・・
治療が、逆にベスに辛い思いをさせていないだろうか・・・
色んな思いがよぎります。
お薬も、最初は大好きなバナナと一緒に機嫌よく食べていたのですが、
今は薬を出す音を聞いただけで逃げ腰となり、バナナすら食べなくなりました。
吸入も大きな機会を鼻に押し付けられるので、とっても怖いようです。


でも、ベスは頑張っています。
ベス

ベスにとって一番いい方法を考えて、絶対にまた走り回ったり泳いだり出来るようにしてあげるからね。
もう少し、一緒に頑張ろうね

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