【2日目】 平成22年6月5日(土) kazu山 ai山 M山 天気 晴 所要時間 12:23 距離:14km
【本日登った山】 樺沢の頭=両俣山(2107m) 椹沢山(2313m) 信濃俣北峰(2331.7m) 百俣沢の頭(2418m) 光岳(2591.1m)
易老岳(2354m) 茶臼岳(2604m)
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テント泊地5:27---樺沢の頭5:55---椹沢山7:19---信濃俣北峰7:49---百俣沢の頭10:37---光岳(2591.1m)12:17
---易老岳(2354m)---仁田岳分岐16:36---茶臼岳(2604m)17:25---茶臼小屋着17:50
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光岳の北北東には「大沢岳」そして「中盛丸山」、「兎岳」奥には雪を被った「赤石岳」「聖岳」の裾も見えています。
残雪の光岳を12時22分に出発し静高平でエネルギーと雪解け水を補給し、雪の斜面を滑るように三吉平まで下ります。
ここは原生的な森の中に静寂の道が易老岳へ緩やかに登り上がっていきます。
でたー!この余裕なる顔
さーさー仁田岳への登りでござる。易老岳からは雪と風倒木で道を外しやすいが、ただひたすら北東に登り上がっていきます。 結構へとへと・・・・・
16時37分もう目の前に茶臼岳が見えだしました。
東側からは稜線へガスが湧きあがってきています。茶臼岳の頂きに着いたのが17時22分でした。西には恵那山がとても高く見えています。
茶臼小屋への分岐を下り、小屋手前では残雪の斜面を尻シェイドで下ったのですがお尻びしょびしょとなりました。小屋着17:50
小屋には先客4人がシュラフに潜り込んでいましたので、外で夕飯を食べ始めたのですが寒くて小屋中で食べさしてもらいました。
静岡市内から来たという夫婦は深南部がとてもとてもお気に入りで藪漕ぎのベテランでした。だるま落としや「加加森山」「池口岳」「鶏冠山」水窪周辺
の山を歩きまわっているそうです。羨ましいかぎりです。もうひと方は飯田の方で明日易老渡へ下るそうです。
【3日目】 平成22年6月6日(日)天気 晴 所要時間 5:04 距離:4km
【本日登った山】 茶臼岳(2604m) 畑薙山(1835.52 m)
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茶臼小屋6:40---茶臼岳7:19---最初のガレ9:05---畑薙山へのコル10:03---畑薙山10:15---畑薙大吊橋11:44
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うつらうつらしながら4時41分起床
富士山が朝焼けに照らされなんともいえない気持ち。こんなよい天気なら茶臼岳の稜線から聖岳や赤石岳を見なくちゃね。
そんなことで鳥小屋尾根を下ってみましょう。
陽が昇り6時40分
茶臼小屋からは軽アイゼンを付け雪斜面を登ります。
稜線まで登り上がるとこの素敵な南アルプスの景色が広がります。
遠く中央アルプス奥には木曽の御岳さんが見えているではありませんか。
畑薙第1ダムから大根沢山そして、ブナ沢のコルまでの稜線
南アルプス深南部の峰々が輝いています。
樺沢の頭、椹沢山、信濃俣、百俣沢の頭、光岳、と続く稜線
それでは鳥小屋尾根を下ります。
今回、大根沢山からブナ沢のコルへ降下する地点が難所の一とするなら、難所の二は赤字の要注意の地点です。
尾根筋に辿っていくと傾斜がきつく尾根を外したかなと思う地点です。よく観察するとマーキングテープもあります。白点の上にある横窪沢小屋側へ導
かれそうになるので注意
2,300m辺りまでは尾根が広いのでコンパスを当てながら下ります。周辺は若栂の樹林です。
2,072m地点のガレ状況です。縁よりやや下側を歩けば問題ありません。
要注意点を通過すれば、後ははっきりした尾根なので問題はないでしょう。
畑薙山への登りとなるコルにて白色のコイワカガミが咲いていました。なんと可憐なのでしょうか。
点名 畑薙 三等三角点 地形図 甲府-赤石岳 緯度 35°21′00.5576 経度 138°09′35.5416 標高 1835.52 m
所在地 静岡県静岡市葵区大字田代字上河内1306番
今回は茶臼岳から鳥小屋尾根を下りに辿りましたが、登りで辿る場合の要注意点が畑薙山を下り白四角の地点でしょう。
見逃すとウソッコ沢へ行ってしまいますので注意
1403m地点の変針も注意です。ここから高圧鉄塔までの尾根筋は傾斜がきついので注意
美しい景色で疲れが飛んでしまう。
奥のガレ場にて畑薙湖を望む。超綺麗
手前のガレ場にて
そして高圧鉄塔への尾根へ入ってからはかなりの傾斜地を下りました。
今回のルートで2番目に読図能力とルートファインディングを必要とする部分が2,200m付近でした。
でもkazu山のGPSが拠りどころとなり急傾斜地の変針点を掴むことができました。
餌2匹いれば・・・いやいや3人いれば何も怖くありませんよ。じゃんじゃん・・・・・
畑薙大吊橋(181.7m)を渡り沼平へと
そして山行の締めは赤石温泉白樺荘で冷たいビールを飲んで、温泉に浸かり終わります。
先ほど通ったガレ上部を見上げる。
冷たいビールで乾杯、そしてお肌がヌルヌルする特上の温泉に浸かり、森のくまさんにも遭うことなく無事帰還
白樺荘 完
Cランクの尾根が頭から離れなくなってしまったのでした。
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