なぬらに海峡~ガーデニング編

そういえば白血病だったような気がする人の日記

今日から出来る(かもしれない)災害時の電源確保 初級中級編

2018-09-09 00:00:00 | ガジェットその他
この度の台風・地震で被災された皆さまには謹んでお見舞い申し上げます。

電気大好きっ子のなぬらにです。

2011年はiPhoneで言うと4くらいの時代だったわけですが、その頃に比べてもスマホへの依存度が高まり続ける世間の状況もあり、今回の災害でも停電による情報インフラの遮断がとても大きな問題になりましたので、改めてね、非常時に使える電源の備えについてね、過去の内容を更新しつつね、まとめて行きたいとね、思うんですね。(途中からユーチューバー風)

以前書いた記事「おいでよモバイル電源沼 サバイバル編」が2015年ということで色々世の中変わりましたねえという感想。
特に発電鍋ワンダーポットの会社が無くなってしまったのが惜しまれます。
外で煮炊きするときにこそ威力を発揮するはずの商品でしたが非常に残念。
これからのシーズン芋煮で発電がトレンドになる世界線があったかもしれない。


本日のお品書き
・マキタの電動工具のバッテリーを使う人が現る
・カセットガスで発電する
・ソーラーパネルで発電する
・災害にはラジオが必要


○マキタの電動工具のバッテリーを使う人が現る

今回の停電とバッテリー関連の話題の中で一番注目を浴びた話題だと思うのがこれ
災害時のモバイルバッテリーにマキタの電動工具用1860バッテリーを使うという提案 - Togetter


発端はこちらのツイート

災害時のモバイルバッテリーは大容量20100mAhのAnkerが最強だと思ってたけれど
マキタなら電動工具用1860バッテリーとUSBアダプターでiPhoneを12回急速充電して、空バッテリーがたったの40分で充電できるソリューションが組めます
一方、AnkerはiPhoneを7回急速充電してバッテリー充電は10時間以上です


こちら電動工具でおなじみのマキタの電動工具に使うバッテリーをUSBモバイルバッテリーにしてしまうUSB用アダプタを使うことで以下のメリットがあるとされています。
・既存の大容量モバイルバッテリー並の容量であること
・18V入力で満充電まで40分程度で済むため、時間制限ありの充電でも短時間で満充電までできること


容量について、例に挙げられている電動工具用1860バッテリーですが、電圧18Vの6.0Ahバッテリです。
Ahは1Aの電流を流せる時間の単位ですが、モバイルバッテリー的には電池の容量として扱われます。
6.0Ah=6000mAhなのでANKERのバッテリー20100mAhよりも少ないじゃないかと思うかもしれませんが、モバイルバッテリーは基本的に出力の電圧が5Vなので、18V/6.0Ahのマキタのバッテリーを5Vで動作させると21600mAhに相当することになります。

また個人的にはハードな環境で使用する想定のものなので、安物のモバイルバッテリーにありがちな衝撃による爆発や発火の危険性が少ないというメリットもあるかと思います。

主なデメリットとしては、USBアダプタだけは安いがバッテリーが高価で、充電器も揃える必要がある。ということとマキタのバッテリーを持っていると様々な工具が生えてくるといったことがあげられます。

また同様のUSBアダプタは各社から出ているようで、手持ちのブラックアンドデッカーの18Vバッテリーで使えるUSBアダプタはこんな感じ


マルチエボに付いてきたバッテリーは18V/1.5Ahなので5V/5400mAh相当。
iPhoneなら2.5回分くらい。
ただし出力は1.5Aなので急速充電には対応しない。

現時点でマキタ・日立・リョービ・ボッシュなど有名どころの電動工具をお持ちの方や、
持ちたいなと思っている方にはUSBアダプタによるバッテリーの流用はとてもお勧めの方法だと思います。

が、安価なモバイルバッテリーを大量に所有しておくというのも1つの手段です。
念のため手持ちのモバイルバッテリーを確認したところ、全部集めるとで5万Ahくらいになることが発覚したので我が家はまあいいかと思いました。

でもスマホの充電以外には使えないことが多いので、発電という選択肢が出てきます。


○カセットガスで発電する

みんな憧れの発電機ですが、実は2011年の東日本のあとで結構話題になったのがHONDAのEU9iGB(エネポ)


特徴は重油やガソリンではなくカセットコンロのガス缶2本を使用する手軽さ。
あとはメーカー希望小売価格(税込)¥118,800を手軽とみるかどうか。

エコスロットルという機能で使用機器の負荷に合わせてエンジン回転数を自動制御し、長時間使用が可能な低燃費を実現。
低騒音にも効果的だそうです。
音は昔見たときはうるさかったけど今ならどうかな。

出力は900VAなのでちょっとした炊飯器くらいまでなら動かせますが、電気がない状態でご飯を炊くならカセットコンロで直火炊きするテクニックを身に着けたほうが良いと思います。
家庭での主な用途としては冷蔵庫の維持などですかね。

ちなみに並列運転端子を搭載しており2台並列なら1800VAまで出力可能
ここまで来ると多分何でも動かせる。

ノートPCとジェルジェットプリンタくらいであればカセットガス2本でも半日くらいは動かせそうなので、災害時のBCPとして手軽に活用できんもんかなとか思っては喉元過ぎたくらいには忘却のかなたへ。


○ソーラーパネルで発電する

晴れた日の日中しか使えないとはいえ、貴重な電源となるソーラーチャージャー。
据え置きソーラーパネルは自然破壊して設置される自然エネルギーだとか、災害の度に壊れたり、吹き飛んだりなど世間の迷惑モノみたいな扱いになっていますが、こと災害時ともなれば頼れる存在なので、平時は畳んでおいて非常時に展開してる使えるようにするみたいなギミックだと格好良くないかなと思ったり思わなかったり。

しかしモバイルバッテリーの側面に張り付いてるくらいの面積では、正直何の役にも立たず、「ソーラーで充電できるからこれすごい」みたいな紹介のあるソーラー付きモバイルバッテリの写真を見るたびに
ははーん、さては使ってねーなオメー」と思うくらい小さいソーラーは電卓や時計以外の用途ではパワーが足りない。

役に立つとすれば遭難時などの極限環境下で僅かな電気が生死を分けるとかそういう状況くらいじゃないでしょうかね。
知らんけど。

具体的に言うとMAXの300mAhの発電ができたとしても、10000mAhのモバイルバッテリーを満充電するためには、ざっと33時間、直射日光に当て続ける必要がありますが、1日の発電可能な日照時間は最も条件が良い場所でも平均で5~6時間程度なので、直射日光に1週間当て続けることができれば満充電になる計算となります。

よほどの好条件でも1日でスマホ1回分が回収できるかどうかという程度ということですね。
現実にはさらにその半分くらいと思ったほうが良いわけで。

なので、一般人がまともな電源として使うことを考えると、広げて使える面積の広いタイプ一択になりますが、そもそも一般人はそういうものを買わないというのが辛いところです。

アマゾンでも買える有名どころはANKERとRAVPOWERの2社。

ANKER


60W / 21W / 15W / 8W がラインアップしていますが公式では全て売り切れ。
21Wモデルのみアマゾンで入荷予定という状況。
災害があるとみんな考えることは同じですね。

RAVPOWER


24W / 16Wの2種類。
一世代前の15Wのパネルを持っているけど、晴天なら2Aの電流が出て急速充電が可能。
現時点のアマゾンでは16W/2ポートが17,280円で出品となっておりますが、僕が購入したときは5,599円でした。
10枚くらい買っておけばよかったな

この手のソーラーチャージャーはスマホとの間にモバイルバッテリーを挟んで使うのが、電気を無駄なく回収できるスタイルだと思う。

そして以前も触れたモバイルできなくもないガチソーラー
モバイルソーラーユニット


こちらは既に生産終了品となっておりますが、後継品はこんな感じに


16W / 32W / 54Wのラインアップがありますが、USB端子ではなく13.3VのDCプラグになっています。


価格が良く分かりませんが、16Wタイプが楽天で42,500円なのでそれ以上はお察し案件。

あとプラグに対応した蓄電池が必要になるので10万超えくらいは覚悟する必要がありそうな。



○災害にはラジオが必要

各地でスマホ充電のために施設を開放するなど新しい光景だなあと思いました。
今回の災害は情報源をスマホに依存しすぎたため、電池切れが多発したんだろうなあと改めて思った次第。

停電のときはテレビはもちろん使えませんので、やはり昔ながらのラジオの出番ということに。
最後は手持ちのラジオの自慢です。

FM/AMポータブルラジオ ICF-B99


こちらのラジオ、電源が(1)1回転1秒動作の苦行に絶えられる猛者のための手回し充電(2)USBバッテリーだけは無駄にあるオタクのためのUSB AC充電(3)直射日光下ならこれだけで充分な太陽光充電(4)大正義ことアルカリ単3乾電池2本、の4種類に対応しており、とりあえずどんな環境下でも動かす手段があるというのが最大の強みです。

またLEDスポットライトや、申し訳程度にスマホに充電出来るUSB出力ポートを搭載しています。

残念ながらこちらは生産終了品となっていますが、災害続きなので再販しないかなあと思ったり思わなかったり。


バッテリーが無くなったらおもむろにソーラーパネルを展開し、カセットガスで発電しながらマキタのドリルを構える新時代の停電対策。
モバイル電源の新たな地平線がどんどん遠ざかっていくような気がしないでもない。

あと上級編は多分無いです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿