「性懲りもなく現れやがったな、チョロQ軍団!」
「なにを~ ベアブリッカー! 今日こそ決着をつけてやるぞ」
「フンッ お前らを倒すことなど、たやすいわっ!」
「来い!」
「セット! エイト、サーティーン、セブンティーン! トライアターーック!!」
「ギニャーーーーッ! ベアブリッカーに我々が敗れるなんて・・・」
「どうだ、ベアブリッカーの力は! わははははは~」
ありがとう、チョロQ軍団。 人々の心の中に、キミ達のダメっぷりが刻まれることだろう・・・
じゃ。
「アイツさ、さっきからウロウロしてて、めっちゃ気になるんですけど?」
「目を合わせんな。無視してろ」
「で、あんなところでアイツは何してんの?」
「今日はクリスマス・イブだろ?」
「うん」
「でさ、クリスマス・イブは俺達って結構忙しいじゃん?」
「まぁね。 逆にイブしか仕事が無いって言っても過言じゃないくらいだけどね」
「でもアイツは暇なワケ」
「あぁ~ そういうことね。 よく言えば、俺達の仕事に興味があるっていうか・・・」
「そう。 興味を持ってくれるのは嬉しいんだけどねぇ」
「一般人が係わると、むちゃくちゃ面倒くさいもんね~」
「なぁなぁ、ベアブリッカーたち~」
「逃げろッ!!」
「じゃ、また!」
「出たなっ、ベアブリッカー!!」
「ふぇふぇふぇ~ バカめ、グリーン3兄弟~ またノコノコと現れおって」
「オマエたち、いい加減に人々に迷惑をかけるのはヤメロ!」
「ふぇ? 何を言ってるんだ? 俺たちが、いつ迷惑をかけたと言うのだ?」
「この前、駅前に自転車を放置しただろう!」
「あぁ、あれか。 あの日はさ、ちょっと寝坊しちゃってさ」
「『あぁ、あれか』じゃねーッ! その前だって、商店街の肉屋でコロッケを買い食いした後、包み紙をポイ捨てしてるし」
「ちょっと待て、あの時はゴミ箱がいっぱいだったから、その側に置いてきたんだよ。だからあれはポイ捨てじゃないよ?」
「ウルサイッ! 言い訳するな、他にもあるぞ・・・」
「おい! さっきから言いたい放題いいやがって! それならこっちにもネタはあるぞ」
「何があるっていうんだ?」
「昨日、オマエたちさ、2丁目のコンビニ前に路駐してただろ? そのせいで、あそこの道がプチ渋滞になってたぞ!!」
「うっ、そ、それは・・・ あそこのコンビニは駐車場がないんだよね。だから仕方なく・・・」
「そんなの路駐していい理由にはならないぞ!」
「じゃあ、どうしろっていうんだよ!!」
「あれ? 逆ギレかい? 最近、景気が悪いからイラついてんのも分かるけどさぁ、そんなんじゃあ他人にどうこう言えないよな~」
「・・・チッ 今日のところは引き上げるぞッ!!」
「はい、さようなら~」
ありがとうベアブリッカー。グリーン3兄弟は、おととい来やがれってんだ!!
じゃ、また。