【本日の一曲】 「Accidentally On Purpose」 by Grand Illusion
長年の苦労が実り、ようやく世界デビューとなったおじ様バンド、Grand Illusionの
最初のアルバム「The Book Of How To Make It」に収められたメロディック・ナンバー。
曲の冒頭から始まるキーボードの音色が哀愁を漂わせるだけでなく、曲全体を支配する
旋律にも悲しげな雰囲気があふれています。しかし歌詞はまったく悲しいものではなく、
そういったところに熟達した、ベテランならではの遊び心が感じられます。
暗いところであっても、自分の好きな曲がかかると、思わず足取りが軽くなります。
今夜は古いですが、スウェーデンのプログレッシブ・メタル・バンドPain Of Salvationの
2枚目「One Hour By The Concrete Lake」(1998年)のボーナストラック所収の、
「Timeweaver's Tale」という曲がまさにそれでした。あまり誰も顧みない曲ですが、
わたしは曲も歌詞も、コンセプトも大好きな曲です。これを聴いていると、何だか
新たなインスピレーションが脳裏にわき上がってくるような感じさえするのです。