なのはなにっき

RAと暮らす・・・なるべく前向きに。

出産体験記その4

2010-05-18 | 妊娠生活
その1
その2
その3

のつづきです。


さて、無事我が子との対面を果たし、その後…

あれがなければお産の思い出はだいぶ良いものだったであろうに

会陰縫合。

麻酔したから痛くはないはずなんだけど、何とも言い難いあの感じ
時間は長いし耐えられなくて半笑いみたいな声ばかりあげてた。お医者さんごめんなさい
もうホント、恥なんて言葉はないね出産って…

ちなみに入院中、この縫合がイヤだったという意見で産婦達はたいそう盛り上がりましたとさ。


すべての処置がやっと終わって、分娩室で静かなひととき。
窓にあたるみぞれの音がとても印象的でした。
あの時だけ、少しじーんとしたのを覚えています。

そして、家に着いたとたん「産まれました!」と連絡を受けた夫が
とんぼ返りでまたやってきた。

地元の天気はもはやほとんど雪になっていて、積もっていたらしい。
その中の運転だったってこともあって、

なぜか私が先に「おつかれさま」。あれ?

そういや私、なんか言葉かけてもらったっけ?覚えてない。


初めて我が子と対面して、夫はあの時どんな気持ちだったのだろう?
今度聞いてみよう。


分娩室で産後2時間の経過観察後、病室へ。
夫は私に一通り出産の興奮を聞かされ、早朝道が混まないうちにまた帰っていった。

それから私はひたすら空腹と戦って、飴玉をなめて朝食を待ちわびた。

そして午前8時



……え?これだけ?
超ワクワクしてたのに!
と激しく落胆

でも今見るとそんなひどくはないか?
衝撃的すぎて写真撮ってしまったわけだけど。
あの時は内容もさることながら、とにかく量に不満だったのね。


…と長くなりましたが、出産体験記は以上です

母子手帳に記載された分娩所要時間 4時間13分。超安産だったと思います。
陣痛や分娩のつらさはもう忘れかけていますが、
それ以外の処置のあれこれと、あの空腹は忘れられません!

出産体験記その3

2010-05-12 | 妊娠生活
出産体験記その1
出産体験記その2

のつづきです。


さて、早々に分娩室に入った私。なにごと!と思いましたが、
多分ですね、単に他のお産が入ってなかったからですね

時間は午前12時前くらいだったかな。
ここいらから時系列の記憶がかなり曖昧ですが…

出産予定を助産師さんは午前3時、医師は午前6時と予想してくれたので、
立会い出産じゃなかった私は夫と相談して一旦帰ってもらうことにしました。

なんかこの時点ではけっこうやる気マンマンになってた(笑)
あんたの赤ん坊産んだるからな!みたいな。ハイテンション。

それから…陣痛の合い間に点滴の針刺す人が現れたり、
導尿されたり。
点滴は手の甲にされたの。これホント超痛かった
導尿もそれどころではないと思ってたけど普通に痛かったし
「むひゃ」って変な笑いがでた。

私、入院したこともなければ点滴も導尿も初体験だったんですよね…

陣痛はレベルアップしてるんだろうけどけっこう冷静でした。
相変わらずソフロロジーの呼吸のことを考えて、
そのうち呼吸の回数を指折り数えるようになってました。
5回ワンセット!って感じで。

で、陣痛の波が去った後は死んだように力を抜きました。
ソフロリミナルな状態かどうかは分からないが、ここらへんはいい感じだったなー

しかし!う○ちの出そうな感覚に変わってからはうるさかった。

助産師さんに「でそうです!う○ちがでそうです!」と
何回訴えたか知れない
連呼する言葉がそれかよ…まじで立会いしなくてよかったよ

そうこうしてたら、「子宮口10センチです!」
え!もう!
私「嘘ですよね?冗談ですよね?」とこれまた何度も確認。
嘘つくわけないじゃん。バカだよねー。

その頃にはう○ちではなく「赤ちゃん出ちゃうー」と叫んでた気がする。
あの感覚はやっぱりう○ちじゃなく、赤ちゃんだったのか

にわかに慌しくなる分娩室。
多分、もうそれからすぐ排臨になって、
はい!いきむよ!と言われた時にはまた
「え!もういいんですか?まじでーーー!」と大興奮。

しかしふと考えるに。
「…あの私、いきみかたが良く分からないです」。

助産師さんも一瞬キョトンとしてました。
すぐ「大丈夫!言うとおりにしてね!」と心強いお言葉を下さいましたが。

あとはひたすら指示に従った。

いきむ時の目線の位置を、
助産師さんが「目を見開いて私の顔見て!」と言うからそうしてたけど、
苦しさの中頭のどっかで「私、今すんごい顔してんだろうなー」と
思ってました…

もうここまで来ると痛いという感覚ではなかったかな。とにかく世界が歪んでた。

そうこうしてたら赤ん坊がにゅるん!と出てきて元気に泣いた!

その瞬間、素に戻りかつハイテンションになりました。
いきなり赤ちゃん言葉で「よくがんばったねー!えらいねー!」と股に向かって話しかけ。
ちょっと恥ずかしい。どんだけ騒いでた口が言うんだか

こうして午前2時、無事に生まれました


その4に続く。

出産体験記その2

2010-05-06 | 妊娠生活

出産体験記その1の続きです。


病院へ向かうことになり準備をしていると、
なんだか…急にレベルアップした痛みが

外は、冷たい冷たい雨。
夫が車を走らせる。

途端、なにこれー!今までの痛みはなんだったんじゃー!
ってのが襲いはじめる。車の振動が堪えるったらありゃしない!!

夫も早く着く道を選んで走ってくれてたんだけどさ、
よりによって工事中のでこぼこ道に入っちゃったり

まあそれでも謝る夫に「ぜったい許さない」と冗談かます元気はありました。

助手席の座席を倒し、体を横にして、腰は浮かせてひたすら耐える。
時計を見ると痛みの間隔は5分位になっていた。

…急に不安が襲ってくる
破水までして、病院までは遠いし、こんなに痛いし、
私のあかちゃんは無事なのかよー!!
ああ私がバカでしたさっさと病院に電話しとけばよかったのに~

たまに感じる胎動にほっとしながらもひたすら痛みと戦う。

ソフロロジーで役に立ったのは、
「あかちゃんに酸素を送るんだ!フーーーー!」
「呼吸を5回すれば痛みは終わる!」(陣痛は50秒という知識があったため)
ってところか。まあまあ冷静ではありました。

車のフロントガラスに当たる雨はみぞれになって、
出発から一時間少しで病院到着。

もはや自分で歩けない状態で、夫に救急受付をしてもらい、病棟までは車椅子移動
超恥ずかしいんですけどと思いながらもどうすることもできない私。

陣痛室に通され、体重や血圧を測られたり着替えさせられたりしたが、
痛みの間隔が1~2分くらいになっていて半拷問気分

そんな私の様子を見てか、助産師さんが子宮口を測ってみると3センチ。
これで3センチなのか!序の口なのか!嘘だろ!もうぜったい出産なんかしない!と思ったよ

と、まだまだこのベッドで耐え忍ぶのか…と恐怖におののいていたところ、
早々に分娩室に移動させられた。

え!もう!?
分娩室への移動のタイミング自体、分からないのだが、
とにかく「分娩」ってネーミングからしてなんかもうスゴイのかと思って、
ちょっと興奮する私。



…赤子が暴れだしましたので、残りは後日書きます。

出産体験記その1

2010-05-06 | 妊娠生活
我が家のGWはお篭り合宿でした
夫に家のことをやってもらって休めたのが良かったです


さて、早く書かないと記憶からどんどん薄れる出産時のことを。


金曜日の朝、本格的なこれぞおしるし!が来てから、
私は興奮してしまい、家の掃除と料理に精を出してしまった

そこは寝ておくところだろ!
病院の冊子にも初産の所要分娩時間は12~15時間って書いてあるんだから。

まだお産が始まるわけない。
不定期なお腹の張りと痛みが続いても、これは前駆陣痛だと
思い込もうとしておりました。

で、近所のスーパーに買い物に行き、
炊き込みご飯を作りました。

なぜ炊き込みご飯か?

ネットで仕入れた知識で、出産の後、冷凍しておいて助かった料理ってあったから。

お産の覚悟あるんだかないんだか分からん

で、作ってる時点での私の腹痛メモを見ると、
午後6時、どうにも10分間隔の陣痛になってるように見えます…

でも痛みが立って耐えられるくらいだったのよ~!
料理して食べてシャワー浴びるくらいだし。
こんなん陣痛と違うでしょ!でも、陣痛だったら今から徹夜かイヤだな。
とりあえず寝とくか。

と、8時過ぎに布団に入る。
これでまた20分も寝られちゃったりしたもんで、「やっぱ陣痛じゃないのかー」
とかなんとか思い、

今産んだら、休日料金と深夜料金も加算になるから、
「日曜日の夜に出てくる準備しよーねー!」と腹の子に言い聞かせておった。

そんなことしてたら9時半、大量のさらっとした液体が流れ出てきて

この時、私は「終わった」と思いました
破水したら即入院だったので。

病院に電話。
陣痛の間隔もメモを見て伝えたが、20分寝たのが仇となったのか、
陣痛開始とは判断されず、「破水による入院」を告げられ病院へ向かうことになりました。

だらだら書いてると長くなるなー。
分けて書きますね。

生まれました!

2010-04-17 | 妊娠生活
本日午前2時、2358gと小粒っ子ですがとっても元気な女の子を出産しました!

夜9時半に破水、11時病院到着の、超ジェットコースターな出産…
予想通り、ギャースカ騒ぎまくり…
ソフロロジーとは縁遠く。

今の気持ちはもう懲り懲り(^_^;)
多分安産なはずなのに…

また追い追い書いて行きます!ご報告でした!

もはや後がない

2010-04-16 | 妊娠生活
昨晩、おしるしらしきものがあったと書いて寝ましたが…
朝起きてトイレに立ったら、もう間違いないおしるしがあった。

プラス痛みを伴うお腹の張り。ただし今はまだ不定期。


これはもう…来るね!!


なんか微妙な高揚感があって、必死に掃除をしてしまった。
このまま陣痛来たらどうしよう(--;)寝たいよ…

予定日越え

2010-04-16 | 妊娠生活
とうとう妊娠40週

検診での赤子の大きさは、相変わらず2700gあたりをウロウロ。
もう大きくはならないのかな?

しかし内診…またなかった

なのでよく聞く「子宮口○センチ開いてる」などは分からないんだけど、
赤ちゃん下がって来たって!


実はまるで散歩とかしてなくて、ひたすら食っちゃ寝してたここ一週間。
でも病院に行くだけでかなり運動になるので、
そのせいか今日はいい感じにお腹も痛く、おしるしらしきうすーい茶色の物体が

やっぱりここまできたら動かなきゃダメかー

でもまだ怖いんですよね出産



私、高いところが苦手なのね。
でもいつもそれを忘れて、観覧車乗ったり展望台に登っちゃうの。ワクワクしながら。
そんで「あ!私これ嫌いだったんじゃん!!」って思い出すんだよ


なんていうか、超行き当たりばったりというか…
今回の気持ちもそれに似てる。


一応、色々心の準備はしてるのよ
出産の流れとか体験談読んで分かってるつもりなの。
でもイマイチ他人事みたいな感じなのよねー。
「この私が、赤ん坊を産むんですのよ!!」みたいなのは、まだない…


ソフロロジー式出産ではお腹の赤ちゃんをイメージする訓練があったんだけど、
これがまた私は出来なかったわけ。
「お腹の赤ちゃんが、男の子か女の子か想像できます」とか言われても
そんなの分かりませんよ~

要するに、赤ちゃんに会える喜び!みたいなのを育むんだってのは分かったんだけど…
出産自体の恐ろしさが先に立ってしまっているようで現実逃避気味です。


正直な気持ちは、ここまできたら出さなきゃ仕方ないって感じ
ひー!文字にすると酷さが際立つ


…一体どうなることやら…
でも多分、ぎゃーすか騒ぎながらも乗り切るんだと思うけど。
このお腹の子に会えた時に全部忘れるのかな?


それまでは自己中な母ちゃんだけど、我が子よ許しておくれー

予定日越えるかな?

2010-04-10 | 妊娠生活
妊娠39週の検診。

腹部を触るなり先生「まだ全然下がって来てないねぇ」。
ひー!
こんなにしょっちゅう恥骨がピキーンと痛くなってるのに。

実はこの前日、けっこう激しい前駆陣痛も来ました。
生理痛の「薬飲まないでやってられるか」レベルのが継続的に2時間。
腰に来るってこういうことかー!と思ったね。
もうね、割れそうな感じ

これ、本番はこの何倍のと戦うんだろう…
と思ったら空恐ろしかったけど

まあ生理痛も忘れかけてたし、予行演習できてよかったでーす   ←超強がり。


それで話は検診に戻りますが、
エコーの結果、推定体重は2775gでした
誤差の範囲には入るけど、まずは一安心です。
羊水の量も問題なし。
普通に次回の予約(一週間後。出産予定日)を入れられました。

下がってきてないからという判断のせいか、内診もなし。
なんだか私ものんびりした気分になってきたわ…
臨月どころか、予定日まであと一週間切ってるのに。

いざ!となったらしゃんとするんだろうか?
年も年だしパニックになるのだけは避けたいけど

兆候ってどんなの?

2010-04-05 | 妊娠生活
妊娠38週半ばとなりました。

既に一週毎の検診となり、前回赤子の体重が増えていないようだったので、
今週の検診の診断でもまだ成長が見られないようなら、入院と言われてしまっている

推定体重は2500gちょうどなのだが…
やっぱ入院ってことは産ませるってことなのかな?

とりあえず、陣痛促進剤を打つのは色々体験談を読んで怖くなったので絶対イヤー!!!
イメージは「下剤」ね。しかも強烈なヤツ


ところで、お産の兆候だけど…
今のところ自覚しているのは以下のようなことなのだが、
なーんか、まだまだその時は来そうにないなぁ。

・恥骨のあたりが急にアイタタ!となる。(赤ちゃん下がって来てる?)
・軽い生理痛みたいなのがある。(前駆陣痛もどき?)
・胎動はあるものの動きにダイナミックさが減ってきた。



しかし私ったら、
育っていないやら入院やらの言葉を耳にした途端、急に神経質になっちゃって
少しでも胎動がないと、猛烈に不安になってくる。
今までが順調過ぎるくらいだったから?超打たれ弱いわ

…心配もホドホドにしておかないととは思うんだけどね。
先生だって「一週間じゃ成長の度合いは分からないからね」っておっしゃってたし。

頼む!もうちょっと大きくなってくれー!!

病院(産科)について

2010-03-27 | 妊娠生活
ちょっとこのあたりも書いておこう。
リウマチ持ちが出産を迎えるにあたって、ちょっと壁にぶつかった部分。

私の出産予定の病院はNICU・MFICUがあり、設備には申し分のない、とある大学病院です。
もっと簡単に説明できるのは、リウマチでかかってるところと同じ病院ってこと。
でも初診はここではなかった。

初めて病院にかかる時点で、それなりに吟味したつもり。
近所の個人産院は高齢出産限りなく一歩手前・リウマチ持ち・初産ということで
除外した。
産院のサイトにも「リスクあり患者お断り」とはっきり書かれている所もあったり

それで、もう出産まで見てもらうつもりで選んだ初診の病院は、
地元ではかなり有名で、産科診察の医師も常時4名ほどがいる私立の総合病院。
分娩数も多かったのね。
距離は自宅から車で15分くらいで、隣の市にあった。

まあだから、リウマチの人だって出産してるだろう…と思ったわけ。

でもねーこれが、けっこうシビアな対応だったんだわね…

はっきりとは言われないんだけど、なんか敬遠され気味
うちでの出産で大丈夫ですよとは言われなかった。
リウマチの出産例も聞かされなかったし。

初めての妊娠でもちろん不安もあり、
曖昧な態度でやんわり否定されてるようなところに固執する理由もないし、
自然と「心音確認の時点で転院」って感じに


さて…とは言ったものの。
どこならいいんだろうか

正直めんどくさくなっていた。
ホントは電話で問合せしまくって聞けばよかったんだんだろうけど。
つわりも始まってて気力もなかったなぁ

んでリウマチの主治医に相談したら、
「じゃあうちの病院に紹介状書くよ」ってなり、(まあそうなるわね。)
私もあんまり深く考えずに「もういいやそうしよー」なんて思って決めちゃったわけ。


問題は…

病院まで距離にして20km
車で昼間なら1.5~2時間弱、電車使って1時間20分。
遠いんですね~

それで出産時のことをとっても心配したんだけど、
助産師さんから「陣痛来てもすぐ産まれないし平気よ!」と心強いお言葉をいただいたので
その点ではけっこう悠長に構えている。

ただ、検診行くのに面倒で仕方ない…
あと、相場が良く分からないけど、出産費用超高い


でもね、ここにして良かったって思うのは、
リウマチ持ちっていうのなんかは屁のカッパみたいな感じなの。
これはいい意味で。他にハイリスク妊婦さんも沢山いらっしゃるわけだし。
なのでとっても安心感はあります

診察や検査結果で気になる点や異常がなければかなりサラッとしてるから、
こちらが不調を訴えない限りは淡白に終わるけど、
逆に安心なんだよね、その淡白さが

これは信頼関係ができていれば、の話になるけど。

要するに、「信頼できている」のは大きいなぁと。
最初の病院で必要以上に敬遠されてしまったと感じているのが尾を引いているのか…


リウマチだから、痛みや柔軟性、産後の不安があるのは確かなんだけど、
それを必要以上に煽らないところはいいなぁと思う。
実際にその問題に直面しても対応してくれるだろうなという安心感もある。

これっていい傾向だわね!


これからいよいよ出産なので、
また落ち着いたら病院レポしたいと思います