南部吟遊詩人の写真館2

盛岡はめっきり涼しくなりました。先週までエアコンで冷房かけていたのに、朝晩は暖房が欲しくなります…(*´Д`)

結局、岩手山ってどのコースを登るのがラクなんですか?

2024年09月21日 16時02分19秒 | 岩手山

初め岩手山に登った2017年から足掛け7年にわたってついに全コースを登りました。

そこで、私なりに岩手山のコース比較をしてみたいと思います。

【岩手山ラクなコースはどれ?ランキング】

 

第1位 松川コース

【2023/6/10訪問】 →そのページへリンク

松川コースは登山口が山奥なので、そこに行くまでに時間がかかりますが、その分、標高が高いところまで行ける感じなので、登りがキツイということは他のコースに比べて、あまりない気がします。

訪問した日は天気が悪く、泥だらけで難航しました。それに黒倉までしかいけませんでしたが、そこから「鬼が城コース」を選ばずに「お花畑コース」を進めば多分コースタイム通り6時間程度で山頂までは行けると思います。

ただ、コースタイムがすっごくかかるので、日帰りはかなりきついと思われます。一泊に不動平避難小屋か八合目避難小屋を使った方が無難かもしれません。(結局長いんじゃん…(*´Д`))

 

第2位 上坊(うわぼう)コース&

焼走り(やけばしり)コース

上坊:【2024/9/8訪問】 焼走り:【2020/9/9訪問】

上坊コースのページへリンク

焼走りコースのページへリンク

偶然にも9月上旬にどっちも行っていますね。コースタイム的には上坊コースのほうが短いですが、急峻な坂を登らねばならないのでけっこうきついです。焼走りコースの方がなだらかに行ける感じです。

さらに、この2コースのよいところは、「平笠不動」から登れるということです。

「平笠不動」からの登りはキッツイですが30分ほどで山頂のすぐそばに出られます。全体的に2コースとも登りはきついのですが、タイムは少なめで済むので、日帰りにはもっとも適しているコースだと思われます。

 

第3位 御神坂(おみさか)コース

【2019/7/7訪問】→そのページへリンク

実はコースタイム少なめのコースです。しかし、その分急峻です。

残念なことに2024年秋現在、森林整備事業のため、麓付近一帯が立ち入れなくなっています。

(2025年3月31日までの予定)→雫石町HPへリンク

御神坂コースはほぼ一直線に山頂に向かえるコースです。後半はやはり斜度がきつくなり、ガレ場がすごいです。

下りがむしろ注意。下りの後半は楽です。

 

第4位 柳沢コース(新道&旧道)

【1回目:2017/9/9】&【2回目:2018/9/16】

1回目のページへリンク

2回目のページへリンク

たぶん、最も登山者数が多いコースです。常に駐車場は満杯になるくらい人が来ています。

しかし、このコースはけっこうきついです。新道も旧道もあまり差異を感じません。コースタイムは普通ですが、ガレ場が多いです。いやむしろ多くて長いです。しかも鎖場やロープなどの場所もあり、難度も高めです。一合目までがやたら長く、けっこう心を折られます。そして3合目から現れるガレ場。6合目付近のガレ場。晴れた日は直射日光が容赦なく照り付け、けっこうきついものがあります。

もっともポピュラーなコースでありながら、けっこうきつめです。

 

第5位 網張・鬼ヶ城コース

【2023/7/2訪問】→そのページへリンク

網張スキー場から上がるコースです。スキー場からリフトに乗って、犬倉山まですぐに上がれるので楽ちん楽ちん…

と思っていたら大間違い。たしかに7~8月の土日祝日のみですが、犬倉山まで登れるのは大きなメリットです。

しかし、運航は6:30から。そして帰りは17:00。コレは山頂まで行って帰って来るにはまず無理です。片道が5時間くらいかかるので、ほぼ休みなしで歩いてこないと無理です。死にます。よっぽどの健脚でない限り厳しいです。

じゃあ、もっと朝早くからリフトを使わずに登ればいいかといえば…、まあそうなんですが、スキー場ってけっこう斜度があってきついんですよ。犬倉まで登るのだけでもけっこうきついです…。

そして、そのあとの難所が「鬼ヶ城」。もう、コレはね…。まさに地獄。難所。連続する岩場を次々にクリアしなくてはいけないのですが…今、思い出すだけでも、「もう二度と行きたくねえ…( ;∀;)」です。

だから、犬倉の後、黒倉からちょっと遠回りになっても「お花畑コース」を使った方がいいと思います。っていうか、不動平か八合目の避難小屋で一泊した方がよいのではないか…と思われます。

どちらにしても、日帰りはキッツいコースといえます。もちろん、健脚の方は可能でしょう…。

 

第6位:七滝コース 

【訪問日:2021/9/20】 →そのページへのリンク(前半)  →(後半)

……今、思い出しても本当にキッツいです。「七滝」くらいまではいいんですよ。のどかで。

「大地獄谷」の前でどんどんきつくなります。そして、「湯の華採取地」。この辺の渡渉が幅が広くてキッツイです。さらに「大地獄谷」。ここは火山性ガスが噴出している場所なのですが、それより怖いのが「やせ尾根」。足を踏み外したら谷底へ真っ逆さま…です。マジでシャレにならねえ…( ;∀;)

 登りの半分くらいでガス欠になりました…。実に情けない。そのあとの「お花畑コース」はわりと普通の山道です。長くて辛いですが、命の危険を感じることはあまりないです。

とにかく、ここは日帰りでよく帰ってきたなあ…と思います。しかもこのとき、律儀に山頂まで行きましたからね…。

 

【総評】

岩手山、キッツイです。以上。

いずれのコースを選んでも、足がけっこうやられます。しっかり鍛えて臨みましょう。

 

(おわります)


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