【本日の山行】
7:03活動開始
7:23登山口(キャンプ場)
8:05湯の森通過
8:20~25休憩
9:40~46休憩
10:10ごろ 姥倉山山頂付近通過
11:12黒倉山山頂到着
11:35同上出発
12:32姥倉山山頂確認
13:36~55休憩
14:13湯の森通過
14:45駐車場到着
【撮影日:2023/6/10】
岩手山は過去にいろんなコースを行ったので、残るコースの一つ、松川コースを虎視眈々と狙っているのだった。
長いコースなのでなるべく日が長い季節に行きたい。そのため、夏至に近い今の時期がねらい目である。
今日の天候は午後から回復の見込み。ここ数週間は土日の天気が悪かったが、今回こそはなんとか行けそうである。
そう思って、前日から準備していたにも拘わらず……
寝坊!
起きたら4時過ぎですよ。(*´Д`)
いろいろ準備して家を出たのは6時。登山口に行くには7時を余裕で回ってしまう…。
\(^o^)/オワタ
しかも、雨だ…。
虹が出ています…。( ゚Д゚)
登山口に着いても、シトシト、ピチャピチャ小降りです…。
もう、今日、止めようかな…(´・ω・`)
それでも!
いけるところまでは行ってみよう!!!と思っていくことにしました。
(`・ω・´)キリッ
最近、何しろ山を歩いていないし、少しでも森林浴になれば、という感じです。
少しでも山の中を歩いて、無理そうなら引き返そう。
そう思いました。もう、この出発時刻からすると、岩手山山頂までは無理かなあ…。
と思っていました。今回は欲をかかないことにします。
いざ、行きます。
地熱を送るパイプが見えますね。
この右手には雪捨て場の跡。先週は分厚い雪が残っていたのに、だいぶなくなりました。
松川温泉です。宿泊もできる施設で、いつも結構人がいます。
松川温泉前の駐車場を抜けて登山口を目指します。道路の状態から雨がけっこう降っているのが分かりますか?
この状態でよく行こうと思ったものです、我ながら。(´・ω・`)
キャンプ場への道を登ります。ちょっと上り坂です。
舗装されているから、ここまで車で来てもよかったですね。
キャンプ場の入り口、登山口に着きました。
けっこう駐車スペースもあるので、ここまで車で来ればよかったなあ…(*´Д`)(2回目)
左側のコチラが登山口です。
山域の注意事項があります。
大まかな地図も見られます。
登山者カードは必ず書きましょう。万一遭難した時に救助の可能性をグッと上げます。
それでは参ります。
岩手山まで9キロ(7時間くらいかかる)なので現在の時間からすると無理。
多分、行けても途中の「姥倉山」(4キロ程度)くらいまででしょう。
最初は下って谷地に入ってから登ります。
登ったところに石のベンチテーブルがありました。(こんなところで使う人もおらんでしょうに)
森が深いです。そしてやっぱり足元がドロドロです。昨日もけっこう降っていたからでしょう。
雨の翌日の山はすごくぬかるんでいます。このまま雨がやまないと帰りの下りはとても足元が滑りやすくなるので要注意です。
馬返しほどメジャーな登山道ではないですが、それでも案内はあります。
姥倉山まで4キロ。この時間ならちょうどいいくらいでしょう。
森の中を進みます。
新緑が深くなりつつある季節です。
まもなく、「湯の森」という地点に着きました。「森」というのは「山」と同義です。
ここに看板はありますが、もう少し標高の高い地点は先にありそうです。
とはいえ、最終的には岩手山まで登りは続いていくわけですが。
だんだん、霧がかかってきました。
森林浴の気持ちよさはありますが、このまま雨のままの山登りになるんですかねえ…(*´Д`)
道はグチャグチャです。平らなところでは水が溜まっているところもあります。
大木を見付けました。事前に聞いていた通り、このコースは大木が多いです。
多分、長年手つかずの森だったのでしょう。まあこんな奥地ですからね…(*´Д`)
これだけ太い木があちこちにゴロゴロしています。
いや~~森の空気を感じますね。森林浴って実に気持ちがいいもんです。
「湯の森」を過ぎるととたんになだらかになって歩きやすくなります。
ただ、少しずつ沢が出始めます。連日の雨で少し水嵩もあるでしょう。
よく見ると、水がキレイですな。当たり前ですが。
木があるところを見ると、よく沢になっていて渡渉に利用される場所なのでしょう。
また沢です。
なんか、けっこうあぶくになっていますね。
まさか、洗剤??そんなことあるわけないっすよね???
次から次へと渡渉エリアです。
とうぜん、岩のところも…。
そして、だんだん、悪い予感がしてきました。
「昨日までの雨で道自体が川になっているところもあるのでは??????」(*´Д`)
あ、このへんもあぶくがありますね。
ひょっとして自然にできるのかなあ?
わりと見ますね。そういう水質なのかなあ??
石がちょっとゴツゴツしています。歩きにくそう…。
ほら、やっぱり~~~。道が川になっています。雨の後の山道ってこれだから( ;∀;)
しかし、この辺はがっつりと「川」だなあ。いつもこれくらいは流れているのでしょうか。
いや、がっつり川ですやん。
道がグッチョグチョ!!!!もう嫌…(*´Д`)
だが、進むのです。
また、沢かい。
しかも、ちょっとした崖も登るという…。
なだらかになりました。
姥倉山まで半分くらいは来たようです。けっこう長い山道です。
でも、それが目的でこっちは歩いているんですけどね。
表示、古いっすね~~。しかも、なんか、クマに齧られてないですか???
まーた、渡渉ですよ。
つーか、丸木橋。雨に濡れて滑らないか、不安です。
しかも、出口に水が流れているじゃないですか( ゚Д゚)
しかも、渡った後も、どろどろだあ…(*´Д`)
え?ちょっと待って、この先って……、
どーやっていくのよ???川じゃん???崖じゃん!!!????(*´Д`)
まあ、どうにかこうにかクリアしても、「道が川」状態はしばらく続きます。
あと、1.2キロ…長いな。
しかも、ガスってるし。いっこうに天気がよくなりません( ;∀;)。そろそろ心折れてきたかも。
あ、石楠花(しゃくなげ)。綺麗。
こっちの松川コースはあまり石のゴツゴツしたところが少ないのが幸いです。
歩きにくいですからね、大石ばっかりのところって。
雨と霧のため、眺望はほとんどない状態です。
なんだか、白いものが見えます。
橋ですね、あれは。あの白いアーチ橋はたしか、「松川大橋」だったはずです。地熱発電所を見学に行ったときに見た気がします。
さて、先に進みましょう。
道はドロドロですが、少し眺望が出てきたということは雲も晴れてくるかもしれません。
……そんなことないか…。(*´Д`)
けっこう山奥にまで来てしまいましたが、私は何をしているのでしょう…。
なんとなく山頂らしき雰囲気のところまできました。
視界は悪いですが、なんとなく、尾根沿いに来た感じがします。
標高が高いために背の高い木も少なくなりました。
青空もわずかながら見えています。
わあお( ;∀;) この道、えぐれすぎ。どうやって歩くのよ???
ここまで見事にエグれるんですね。まるで側溝みたい。
あら、なんだか雪みたいなものが…。
雪じゃないですか、これ。
うお、雪渓(?)だ。6月も半ばになるというのに、雪がこんなに残っている。
割と広いですよ。ちなみに、標高1500メートル付近です。
麓の八幡平の柏台とかのあたりが見えますね。
はるか向こうには岩手山……は見えないか。
手前の黒倉山は見えますね。あの辺までは行ってみましょうか。
もうほとんど尾根道ですね。登りの傾斜はほとんどありません。
何やら見えてきました。
表示がありました。
尾根の平原にあるこの大岩がいい目印になります。
こっちは看板のようですね。回り込んで見てみましょう。
この周辺の説明が書いてあります。
……なにやら、地温が高温だとか書いてあります。…え??( ゚Д゚)
あったかいってこと???(語彙力)うわあ、活火山なんだ、ココ。さすがは岩手山なんだなあ。
例えば、ココ。写真ではよくわかりませんが、湯気が出ています。手を近づけて見ると、ほのかに温かいです。
(ほかの登山客に教えてもらいました。)
外人の方々です。一人は半袖のTシャツで歩いていました。
ちなみに、ココ、風が吹いていて、結構寒いです。たぶん気温は10度前後です。
雨も止んでだんだん雲がなくなってきたような感じがします。予報通り、少しは天気がマシになるようです。
網張コースとの分岐点まで来ました。
この辺は木も草も生えなくて岩がむき出しですね。
こういう荒野の光景は広々していてなんか好きです。
八幡平温泉郷が見えます。
多分、あの白い建物は「八幡平ロイヤルホテル」。もう廃業しましたが、山の上からも発見できるランドマークです。たぶんいつかは取り壊されてしまうのでしょうが。
さて、時間も少しはありますし、もう少し歩みを進めて、黒倉山までは行きたいと思います。
どうせすぐですし。
こころもち、霧も晴れてきたような気がします。
また看板ありました。
この辺って、「危険箇所」だったんですね…。今度はちゃんと読んでおこう…。(´・ω・`)
って、終わってるやん(*´Д`)
今度は少し藪に入ります。
ときどき、岩手山ってそうですよね。
こういう「低い木の藪」があります。道が細くて歩きづらいやつ(´・ω・`)
あれ?なんかこの木って…???
桜ですね。葉桜になっているけど、最近まで咲いていたっぽいです。
さっき、雪渓もあったけど。桜も咲いていたんですね。
それはともかく、藪の中を進みます。
青空も見えるようになってきました。
天気予報を信じて進んでよかったです。
「いっそ、一日雨なのでは?」くらいに思っていたのですが。
遠くも見えるようになってきました。
黒倉山まではもうすぐ。ほぼ直線の道です。低木帯があるようです。
後を振り向くと、さっきの雪渓が見えます。そういれば、姥倉山山頂は通り過ぎたようです。
何処だったかわかりませんでした。
よく見ると、遠くの山々にも雪渓がけっこう残っています。
6月中旬なのに、こんなに雪が残っているものなのですね。
歩みを進めます。
どうやらこの辺が網張コースとの合流点です。
網張コースはまだ行ったことはないので、次は網張コースかもしれません。
今度は天気のいいときがいいなあ。
今度は下のえぐれた藪の中を進みます。
それが終わると、荒涼とした岩山地帯。岩に矢印が書いてあります。親切(*^▽^*)
見通しがいいので遠くまで見えますが、まだまだガスっている模様。
さっきも気になったのですが、あれって、「人」って文字に見えますね。(*^▽^*)
「一人」って読めます。私のことじゃないすか(*´Д`)
どんどんガレ場を登ります。
ほぼ直登なので、ちょっときついです。
何やら標識が見えてきました。
山頂のようですね。ピント合わせないと…。
「黒倉山」としか書いていません。「山頂」ではないのですか??(´・ω・`)
もうちょい、向こうが山頂かな???それにしてもすごい雲だなあ…。
あれ?何やらあります。気になるので、あっちを先に行ってみましょう。
太陽光パネル???
すぐ近くは崖です。
写真ではよくわかりませんが、ところどころ黄色く見えます。どうも火山の硫黄が出ているあたりのようです。
なんだか、以前に登った「七滝コース」の「大地獄谷」のあたりに似ています。
その方向にカメラらしきものが設置されています。
どうやらこれは観測機器のようです。
なるほど、発電&蓄電をして継続的に観測ができるようにしているのですね。
今度こそ山頂の方に来ました。
下は遥かに崖ですね。ガスっています。それが余計に恐怖心…(´・ω・`)
下じゃなくて、稜線の方を見ましょう。(*^▽^*)
でも、さっきのアレはやっぱり大地獄谷のような気がするんですよね。
地図を見ても、イマイチピンとこないのですが。
…落ちたら、真っ逆さまだなあ…(*´Д`)
だんだんに雲が晴れてきました。
姥倉方面もよく見えます。
「一人」の山の方も。あっちは三ツ石山とかの方面なんでしょうか。
こういうところにくると、景色の雄大さを感じますね。登って来てよかったあ。
今回は岩手山の山頂までたどり着けませんでしたが、黒倉山も360℃パノラマが楽しめて、とてもいい感じです。天気もなんとか持ちましたし、来てよかったなあと思います。
雲が晴れていりゃあ、さらにいうことはないのですがねえ…。
もっとふもとの景色も見えるのでしょうが。
↑近景と遠景のバランスを考えて写真を撮る必要があります。
そろそろ戻りましょうか。
ちょっとは時間に余裕がありそうなので、逆コースで降りてみます。
こっちは藪の中コースですね(*´Д`)
茂みが深いです。
やれやれ。ようやく降りてきました。
黒倉山の麓を東に進み岩手山に向かう直線コースとの合流地点です。
この周辺は藪コースです。
元のコースに行くにも藪の中を進みます。
まあ、道がはっきりあるので、「藪漕ぎ」ってほどではないですが。
こういうくらいの開け具合の方が歩きやすいのですがね。
そんなことを思っていると、どんどん開けてきました。
青空も見えてきたし、嬉しい!!!(*^▽^*)
なんだか、普通の登山っぽくなってきましたよ。
姥倉の方面に歩きます。天気がいいと足取りも軽くなります。
このコースロープからははみ出さないようにしましょう。
いやあ、いい景色。こうじゃなくちゃ!!!!(*^▽^*)
天気のいい日にまた来たいコースですね!!!(*^▽^*)
こういうところを歩くの、気持ちいいですよ。
後を振り返ると、岩手山の山頂も雲が切れています。
少しは貼れている時間帯もあるのかもしれません。
「岩手山を目指す」と言っていた外国人3人はいい景色を見られたでしょうか。
さて、姥倉山山頂を行きは見逃しましたが、帰りは、ちょっと注意していきました。
結論から言うと、登山道の山側がこんな風にえぐれている先が山頂のようです。
このえぐれた先を登ると、こんな感じです。
この猫の額ほどのわずかな空間が「姥倉山山頂」のようです。
(三角点などから推測)
「山頂」という表示はどこにもないんですよね。
周りは背の低い藪ですので、立てば辺りは見まわせます。
↑岩手山方面。
↑逆側。たぶん三ツ石方面。秋田側。
あまり、よい山頂ではないですなあ(*´Д`)
黒倉山まで行ってよかったです。本当に。
帰りにまた雪渓を発見。まるで山中の湖のようです。
すっかり天気も良くなりました。
遠くもよく見えるし。
道もだんだん乾いてきます。
やっぱり、晴れた方が気持ちいいですよね。そりゃそうです。
岩場地帯を過ぎると、あとはひたすら森の中を進みます。ぬかるんだ道や、沢下りのような道も越えていくと、そのうち、なだらかな森の道に出ます。長い長い登山道です。
でも、それだけ長い登山道というのは、長い時間森林浴ができる至福のときでもあります。
目の前を流れる小川のような、水たまりのような流れをぼんやりと見つめながら休息していると、心の疲れが取れていくような感じがします。
さて、行きますか。
松川コースは太古の森です。
おそらく、倒木の根っこ部分です。すさまじい造形です。
雷が落ちて、焼かれた木かもしれません。
↑一度折れて、また再生した木かも。曲がり方がえげつないですね。
道の真ん中の大木。木の方が先に生えていたのでしょうね。
それとも、道ができたのが先か。
どっちなんでしょうね。
行きとは違って、だいぶ眺めも楽しめるような天気になりました。
八幡平の街並みが見えます。
深い緑の中を出口に向けて歩きます。
(終わります)
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