直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

生クリームのもとと牛乳と脂肪のふしぎ

2020年07月22日 | ちょこのひとかけ
わたしは湯船につかる入浴を、お風呂に入る、と言います。
シャワーだけ使うときはシャワーを浴びると言います。

同じく。
わたしはケーキの表面に塗るような白いあれを、生クリームと言います。
生クリームを使うのに使う白い液体は、生クリームのもとと言います。

乳系おかしを作るときには生クリームのもとは必須と言えるようなものですが、
牛乳の四分の一のサイズで牛乳くらいの値段がしたような印象です。
牛乳も生クリームのもとも、牛乳の派生っぽく見えますし、
何が違うのでしょうか。

と考えると、たしか生クリームのもとは乳脂肪分が多かったような気がします。
ならば。牛乳に牛の脂かなにかでも入れて、うまく混ぜ込んでやれば
牛乳は生クリームのもとになるのでは?

でも、牛乳は水っぽいし、脂は固体っぽいし、
混ぜるにはどうしたらいいのでしょうか。
乳脂肪分はどうやって水分の中に存在しているのでしょうか。

マヨネーズは水系酢と油で作りますが、
なんで分離しないのでしょうか。
表面活性剤かなにかを入れて混ぜればいいのでしょうか?

と、疑問を持ったのでざっと調べてみたところ。
マヨネーズは卵の卵黄部分に含まれる成分が、
界面活性剤(乳化剤)として働き、水と油をまぜていたそうです。

牛乳はどうやって脂肪分を溶け込ませているのかと調べたら、
牛乳には脂肪分は溶け込んでいないそうです。
脂肪の細かい粒がただよっているだけとか。
だから温めると、たんぱく質が変質して表面に浮き上がり、
膜を作るのでしょう。

……とすると。
卵も使うお菓子では、牛乳に油を入れたのち、
卵の黄身を入れてよく混ぜれば……
乳化が起こり、牛乳に油が溶け込んで、
脂肪分の高い生クリームのもとができあがる
のではないでしょうか。

あるいは常温の油を細かな粒になるように激しく均一にかき混ぜ続けたら
これも脂肪分の高い生クリームのもとになる気がしますが
実際のところはわかりません。


今回調べて面白かったのは、牛乳の種類というか、
分かれ方というか、です。

何もしていない牛乳(脂分1.0)があって。
脱脂したら低脂肪牛乳(脂分0.5)みたいなものになって。
その、脱脂した脂分を牛乳に加えたら、生クリームのもと(脂分1.5)
みたいな感じになるそうです。

これはチョコレートの作り方と似たようなものがあります。
たしかチョコは、カカオ(脂分1.0)をすりつぶし、
脱脂したのがカカオ粉(脂分0.5)でココアのもとに。
その脂分をもとのカカオに加えたらチョコレート(脂分1.5)になる
とかそんなものだったはずです。

まったく違う業界で、同じような概念で
別種のたべものを作っているというのは、
なんだかとてもおもしろいです。
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