直列☆ちょこれいつ

最近は神社や神道などの古い文書の解読をしています。
研究のまとめはカテゴリ『自作本』から。

最近のかきもの

2024年04月13日 | ちょこのひとかけ
数か月に一度くらい、ちょろっと読まれる程度だった同人誌が
最近最後まで読まれているような感じがあって。
出てくるメーターを眺めていたらSAN値がちょっと回復してきたため、
久しぶりに研究まとめに手を入れてみました。

昔も何度も手を入れて、これ以上ないんじゃないか
というところまでやったつもりでしたが、
今見たらどういう論理でそうなっているかよくわからないところもあり。

とりあえず修正してみようと手を入れだしたら
あっというまに時間がとんでいきました。
やっぱり頭の中で文章を考えて、まとめていくのは
すごくおもしろい作業ですねえ。

竹取物語の、あからさまな誤訳を指摘する話は
全部で20話になりました。

『誤訳が壊した竹取物語』シリーズ

第01巻 『かまど』の意味(ミレニアム問題)
第02巻 『十六そをかみに』の意味(ミレニアム問題)
第03巻 『くとをあけて』の意味(ミレニアム問題)
第04巻 求婚者五人の意味
第05巻 『はうかんるり』の一段上流表記(ミレニアム問題)
第06巻 『はうかんるり』の二段上流表記(ミレニアム問題)
第07巻 『はうかんるり』の意味(ミレニアム問題)
第08巻 『つくのあるごとに』の正しい表記と意味(ミレニアム問題)
第09巻 かぐや姫の正体
第10巻 かぐや姫が求婚者五人へ出したお題の意味
第11巻 『幼き人』の意味
第12巻 かぐや姫の『罪』について
第13巻 竹取物語内の時代設定について
第14巻 竹取物語の表面的な主題について
第15巻 和歌の表裏について
第16巻 竹取物語の主題の掘り下げ
第17巻 竹取の名前について(ミレニアム問題)
第18巻 古今伝授について
第19巻 竹取物語の真の主題
第20巻 真主題の確認と総補記


竹取物語の既存訳を見ると、言いたくなるのが

「……これが竹取物語の訳だって?
こんなものが訳なんて冗談じゃない。
また明日、わたしの訳を見てください。
ほんとの訳ってものをごらんにいれますよ」

竹取物語には、
研究者がやってはいけないような、
ものすごい誤訳がいくつも残されているのです。

古文が読める人にとっては、
たぶんおもしろい話だと思うので
わたしも語ってしまいたくてたまりません。

でも。
研究が『研究』として認められるのは、
 ・論文として論文誌に出す
あるいは
 ・企画出版で本として出す
くらいなので、
わたしがこんな場所、あるいは
適当な同人誌でだしてしまうと、
トイレの壁のラクガキと同じものに
成り下がってしまうので
適当に語るのもばかばかしいこと
この上ないのです。

とりあえず死ぬときには抱えててもしかたないので
出せるようにはセットしておきたいと思いますけど。
死んだらアマゾン上から消されるのではないか
とも思うので、意味もないかもしれません。


竹取物語に誤訳が多い原因はいろいろありますが……
わたしの話の信頼性を上げるものを出してみると、

そもそも竹取物語は、そこそこの重さで神道の内容が
関わっているため、
『神道について研究しているものでなければ
まっとうには訳せない』
のです。

……といって、信じられるでしょうか。

たとえば、
今の竹取物語の訳や解釈では、
求婚者五人について、なんの疑問もなく
その存在をうけとめ、
そのまま解釈をしようとしていることでしょう。

でも、神道を知っているなら、
そのうちの一人は完全にありえない人物がいる、と
断言できます。

それはだれかわかりますか?
なぜ、そう言えると思います?

……などなど、非神道研究者は気づかないだろう話も
いろいろ盛り込んで最新情報で書き直しました。

古文を読む、正しい方法の一つも載せておいたし、
それを使えば、いままでだれもたどりつけなかった
解読に至れる、というのも
きちんと例を挙げて、三話までは出しました。
十六そをかみに の意味は、
今のとこどんな研究者もわかっていないところでしょうが、
わたしは古文読みの方法で真新しい答えを出しました。

そこらへんでわたしの解釈の正当性と、
古文の厳密な解釈方法が伝わってくれればいいのですが……

どうすればいいんでしょうねえ。


わたしの解釈の妥当性と、
厳密に文章を読む解釈方法が認められるならば、
死ぬ前に語りたいことはまだまだいっぱいあります。

たとえば--いわゆる魏志倭人伝の誤訳の話とか。

古文の厳密な解釈法がわかるならば
理解できるようになるのですが、
いわゆる魏志倭人伝には、
キラーセンテンスのようなものがあります。

それを、正しく解釈できないと、
大事な部分の文章がすべて狂うのです。
逆に、そこが解釈できると、全体が見えるようになります。

そういった、ロジック読みの話もおもしろいですし、
いわゆる卑弥呼がヒミコなんかではない、
古代語の解釈話もおもしろいです。

ここから、わたしも得意とする、
日本の神道との話とも関わってきます。

卑弥呼が日本では、なんという神様になっているのか、
後継者はだれか、その発音はなにか。
日本の神道の伝説やありかたと比べることで、
いわゆる魏志倭人伝は日本側資料からも
意味がとおる文書として利用できるようになっていきます。

いわゆる魏志倭人伝なんて、いまは
地名ひとつひとつに、日本の地名こじつけて
いわゆる邪馬臺国がどこにあったか、を述べる程度のものですが、
神道文書と対比させると、
その他の人名なども生き生きと意味を語り始めます。

古文を読む、古文を読める、というのは
古い文書を生き返らせる、
すごくおもしろい行為なのです。

いまは古い文字を今の文字に直すことばかりがはやっていますが、
文字列の意味を読み解き、直接は書かれていない内容を
読み取る技術があれば、
古文はもっとずっとおもしろいものにできるので
もっと知ってほしいものに思います。

わたしに商才や現実を生きるための力でもあれば
また違ったのでしょうが……

悔しくてなりません。
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2 コメント

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Unknown (DK)
2024-04-17 23:22:05
いつも読ませていただいております。
既刊3巻は、私にとって斬新で、竹取研究との付き合い方まで教わった気がします。ありがとうございます。
今後も、陰ながら応援させていただきます。よろしくお願いいたします。
Unknown (あまね)
2024-04-19 23:02:59
ありがとうございます。
議論の俎上にさえ上げてもらえれば
正当性と、これまで根拠もろくにとらずに作られてきた
他の多くの論の異常性を示せるとは思うんですけどねえ。
俎上に載るのがなにより難しいです。

もう全部あきらめたい気持ちと
もうすこしがんばりたい気持ちがぐるぐるして
常に微妙な気持ちです。

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