明澄五術・南華密教ブログ (めいちょうごじゅつ・なんげみっきょうぶろぐ)

明澄五術・南華密教を根幹に据え、禅や道教など中国思想全般について、日本員林学会《東海金》掛川掌瑛が語ります。

2019年の測局 子平修密無学訣で見る、皇極経世・四柱局式 

2019年01月03日 | 五術

西暦2019年の測局 

 世界の未来を予測するには「元・会・運・世」という四つの要素で、子平の「局式」を立て、「命理」の場合と同じように「強弱・格局・喜忌」を出し、「象意」を判断することができます。

 すると、現在の「局式」は、次のようになります。



 2014年から乙酉世に入り、世干支の甲申が乙酉に変っただけで、五行の構成が同じで、喜忌も全く同じですから、あまり変化がないように見えます。
 ところが、甲は乙を強めますが、乙はただ数が多いだけで、雑草が繁るような状態であり、新秩序の構築に対して、抵抗側は腰砕けとなり、ただ混乱するだけ、という状態になります。


 2019年は、己亥の流年に当たります。

 己は、乙の花に対する壌土であり、局式中の運干喜神乙を育てますから、喜神ということになりますが、世干の閑神で邪魔な雑草乙も育てます。会干庚は剪刀であり、乙の花を剪定して美しく育てようとしますが、世干乙の雑草が蔓延って、思うように剪定できません。

 また、己は元干の閑神甲を干合し、命式と大運の関係なら無作用にするところですが、無作用にしたところで元々閑神ですから、特に変化はありません。

 亥は、乙の湿根であり、喜神の乙を強めますから、喜神になりそうなものですが、閑神の甲や乙も強めますから、庚の剪定を妨害し、結果的に忌神ということになります。

 新秩序の構築は、抵抗側の動きが盛んですが、無秩序で力は無く、新秩序の構築を遅延させ引き延ばすだけで、あまり有効ではありません。

 流年にどの干が来ても、乙酉世の30年間は、あまり大きな変化は期待できず、次の丙戌世になってから、新秩序の構築を見ることができますが、少なくともあと30年は生きていないと、自分の目で見ることはできません。。

 

 

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