明澄五術・南華密教ブログ (めいちょうごじゅつ・なんげみっきょうぶろぐ)

明澄五術・南華密教を根幹に据え、禅や道教など中国思想全般について、日本員林学会《東海金》掛川掌瑛が語ります。

デカルトの「我思う故に我あり」を3才の子どもにでも分かるような真理と言いながら、「父母未生以前本来の面目」という公案に答えられなかった夏目漱石

2023年05月02日 | 仏教
『吾輩は猫である』は1905年(明治38年)に雑誌「ホトゝギス」上に発表された漱石の作家デビュー作であり、いきなりの大ヒットになったことも知られています。その中で、デカルトについて、次のように触れています。   ・・・・・・・・・・・・・ 単簡なる猿股を発明するのに十年の長日月を費したのはいささか異な感もあるが、それは今日から古代に溯って身を蒙昧の世界に置いて断定した結論と云うもの . . . 本文を読む
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