昨年夏から母の不調が続き、一時は入院したり、
施設入所まで検討をしたりしていました。
おかげさまで当初のステロイド量から半分以下まで減り、
完全とは言えないまでも、随分と回復出来ていると思います。
(勿論、本人にしか分からない点はあると思うのですが…)
毎日連絡を取り合ったり、可能な限り赴いたり、
兄は兄で、帰国した際は可能な限り自宅ベースで動いてくれたり…と、
対応を続けてきました。
これまで、大きな病をせず過ごせて来た母にとって、
完治は望めない、そして動きも制限されるこの体験は
それだけでもストレスになっていると思うのですが、
都度都度発せられるネガティブな発言に、
兄も私も…滅入りがちになっていました。
「食欲がない」「早く死にたい」「あれもこれも出来ない」
小さな理由を、出来ない理由にする。
勿論出来ないことを無理する必要はありませんが、
せっかく考えられる頭が付いているのだから
出来ないなりに工夫をすればいいのでは?と思うのです。
全て受け身姿勢の母を見て…
(私の鬱体質は母より受け継いだものだと実感したのでした💦)
正直、こんなに重たい人になるとは思っていませんでした。
身体の不具合を理由にしたら…
皆、何かしら抱えているのだと思うのです。
(母の年齢を考慮したら大小違えどよりそう思う訳です)
私自身だって、せがしお達だってイチイチ言わないだけです。
そりゃ集中的に治療をしなければならない時期もあるでしょう。
しかし同じ一年過ごすにしても、理由を探していたら
それだけで終わってしまいます。
命には誰しも限りがあるのです。
喝!を入れる意味でも、気分転換の意味でも
CorgiCottageへ連れ出しました。
食欲ない…と言っていたのに、
ペロリと食べる…( *´艸`)
ソフトクリームも富士山見ながら(見えてないけど)
ペロリと食べる…
普段と違う景色だからこそ歩も進む。
鳥の声や、季節の移ろいに目を向ける。
それだけで同じ1日が違う…と私は思うのです。
出来ない理由を探さずに、
出来ないなら、出来ないからこそ違う視点で暮らす。
出来なくなったことに拘らない。
出来る範囲で出来る事を工夫して楽しめばいいじゃない?
今…ここにしかない、この時を生きているんだもの。
そんな事を思ったのでした。
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