イスラエル支援企業のリストと不買運動のススメ 様より転載です。
イスラエル応援企業を知って不買運動を続行しましょう!!!!!!!!!!
イスラエルによるパレスチナ人迫害に抗議する方法として、デモ以外にもイスラエルの商品やイスラエル支援企業の商品をなるべく買わない、というものがある。これが意外に効果的で、南アフリカのアパルトヘイトが終わったのも不買運動により追い詰められたのがきっかけだ。
イスラエル支援企業のリストを見ると、世界の名だたる企業がこんなに、と驚く。欧米ではイスラエルを批判した人たちがそのために職を失うような事態が頻繁に起きていて、シオニストがいかに強い権力を持っているかを日々実感させられている。こういう状況を改善するためにも、イスラエル支援勢力の力を少しでも弱めたい。
ということで、イスラエル支援企業を項目別にまとめてみた。代替候補もできるなら挙げてみることにする。
コンピューター系
ボイコット対象…マイクロソフト、アップル、インテル、HP(ヒューレット・パッカード)、IBM、DELL
マイクロソフトとインテルは残念ながら避けるのは難しい。根性と知識があれば自作パソコン+Linuxという手もあるが、知識のない人には敷居が高いだろう。
HPはイスラエルの占領政策への加担の度合いが大きく、後述のBDS運動でも優先的なボイコット対象とされているので(→参考)、最低限HP製のPCは避けよう。
映画
ボイコット対象…ディズニー、ワーナーブラザース
ディズニーはイスラエル支援の声明文を出した。また、イスラエル国内の支援団体に資金提供したが、パレスチナの支援団体にはしていない。ハマースのみを非難し、イスラエルによる虐殺は非難していないので、スタンスは明らかだろう。
ここに挙げた以外でも、ハリウッドではイスラエルを批判した俳優(スーザン・サランドン、メリッサ・バレラなど)がエージェンシーを解雇されたり役を降板させられたりするような、言論の自由のない状態。そしてこれは今に始まったことでもない。ハリウッド映画全体をボイコット対象にしていいくらいだと思う。
代替案…ハリウッド以外の映画。インド映画や韓国映画や中国映画などはクオリティでハリウッド映画に劣ることはないと思う。
動画配信サービス
ボイコット対象…アマゾンプライム、ディズニープラス
ディズニーとAmazonについては前の項目に書いたとおり。
代替案…U-NEXT、dアニメストア、Lemino、FOD、アジアンドキュメンタリーズなど。
U-NEXTは月額が高いのがものすごくネックだけど、その分ポイントもたくさん付くし、見られる本数は圧倒的に多いし雑誌も読めるので満足度は高いと思う。
huluはディズニープラスとのセットプランがあったりして多少つながりがあるので、ボイコット対象としては挙げないけどあまりお勧めもできないかもしれない。
Netflixについては、ボイコット対象に挙げられている場合もあり、評価が難しい。ただ、Netflixはナクバ(イスラエル建国に伴うパレスチナ人の悲劇)をテーマにした映画「Farha」を配信してシオニストの怒りを買ったりもしているので、私はボイコット対象には入れなかった。
アジアンドキュメンタリーズは娯楽系ではないので実際にはアマプラやディズニープラスの代わりにはならないけど、兵役拒否したイスラエル女性の話やヨーロッパからガザへ留学した医学生の話、危険を冒して運び屋をやっているパレスチナ人運転手の話など、パレスチナ/イスラエル問題を考える上で参考になる作品を多数扱っている。
通販会社
ボイコット対象…Amazon
AmazonはGoogleとともにイスラエルに技術提供している。
代替案…ヨドバシ・ドット・コム、hontoなど
ファストフード・喫茶店など
ボイコット対象…スターバックス、マクドナルド、バーガーキング、サブウェイ、ケンタッキーフライドチキン
スタバがイスラエル支援企業であることは昔から有名だった。ついこの間も、イスラエルを批判した労組を訴えたとか。それに、元会長のハワード・シュルツは熱心なシオニストだ。
マクドナルドも同様に昔からシオニスト企業として有名。ついこの間もイスラエル軍に食事を無償提供していた。
それに加え、マレーシアのマクドナルドは同社のボイコットを呼びかけていたBDSマレーシアを名誉毀損で訴えた。そこからマクドナルドボイコットの動きが国際的に加速している。(→参考)
代替案…ファストフードならロッテリアやモスバーガー。ロッテリアは値段もマクドナルドと大して変わらないくらい安いし、モスバーガーには大豆肉のハンバーガーがある。
喫茶店ならドトール、星乃珈琲店、コメダ珈琲などスタバ以外に選択肢はいくらでもあって、スタバより安くて美味しかったりすると思うので、チェーン店以外の地元のお店なども含めて開発してみると面白いかも。
飲料
ボイコット対象…コカ・コーラ、ペプシ、ファンタ、ネスレ、リプトン、BOSS、evian、sprite、トロピカーナ
コカ・コーラ社が出しているのはコーラだけではないので注意が必要。アクエリアス、爽健美茶、綾鷹、いろはす、などがコカ・コーラ社製。
代替案…スポーツドリンクならポカリスエット(大塚製薬)、お茶なら十六茶(アサヒ飲料)、缶コーヒーならUCC、ドトールなど。
コンビニエンスストア
ボイコット対象…セブン・イレブン、ファミリーマート、ローソン
イスラエルのセブン・イレブンは現在イスラエル兵の応援キャンペーンを展開しており、身分証の提示で食品が半額になる。
ファミリーマートは伊藤忠(イスラエルの軍事企業エルビット・システムズと関係あり)の子会社で、ローソンは三菱商事(三菱重工はイスラエルの企業に出資している)の子会社。
ただ正直、この3社は日本のコンビニの中でかなりのシェアを占めているので、全て避けるのは現実的には難しいかもしれない。どれか一つだけに絞るとしたらローソンがまだマシではないかと思う。コンビニは利用するが自社ブランド製品は避けるだけでも効果はあるだろう。
代替案…ミニストップ、セイコーマート、デイリーヤマザキ、駅のコンビニ(NewDaysなど)、ドラッグストア
会社や家の近くに駅があるなら、そこにコンビニがないかチェックしてみてもいいかもしれない。あとはドラッグストアでもある程度は代用できるのでは。
シリアル
ボイコット対象…ケロッグ
代替案…Calbeeがいろいろ出している。NISSINのシスコーンもある。どちらもケロッグより安い。
スープ
ボイコット対象…クノール
代替案…ポッカサッポロの「じっくりコトコト」シリーズなど。
ピザ
ボイコット対象…ピザハット、ドミノピザ
代替案…有名どころだとピザーラなど。出前以外でも、スーパーなどにもピザは売っているのでそういうものを利用してもいいと思う。
ヨーグルト、お菓子、アイスなど
ボイコット対象…DANONE、Pringles、KitKat、OREO
代替案…上に上げた物以外。輸入品を避ければ問題なさそう。
スポーツ用品、靴など
ボイコット対象…PUMA、ティンバーランド、ナイキ
特にPUMAはイスラエルの違法入植地のチームを支援しているのでボイコット優先度高し。(12/24追記 PUMAはイスラエル代表チームとのスポンサー契約を2024年以降更新しないことになった。これはボイコットの成果だと思う)
アンダーアーマーは後述の伊藤忠商事の関連ブランド。
代替案…アシックス、ミズノなど
旅行サイト
ボイコット対象…ブッキングドットコム、EXPEDIA、エアビーアンドビー(Airbnb)、トリップアドバイザー
上記4社はイスラエルの違法入植地のホテルや観光スポットを紹介し、利益を得ているとして人権団体アムネスティ・インターナショナルから非難されている(→参考)
衣料品等
ボイコット対象…ZARA、H&M、GAP、CHANEL、ラルフ・ローレン、ディオール、カルバン・クライン
ZARAのヘッドデザイナー、Vanessa Perilmanは2021年、パレスチナを差別し、イスラエルによる病院や学校の爆破を正当化する発言をしたが、今でもヘッドデザイナーの座に居座り続けている。また、2023年12月にはパレスチナ人の遺体を思わせる広告を出して炎上した。
EDWINは後述の伊藤忠商事の100%子会社であり、日本のLeeはその傘下にある。
保険
ボイコット対象…AXA
美容系・健康系など
ボイコット対象…SABON、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ニベア、ユニリーバ、DOVE、エスティ・ローダー、ロレアル
SABONはイスラエル企業。
ジョンソン・エンド・ジョンソンは化粧水などのほか絆創膏、コンタクトレンズも出している。絆創膏は「キズパワーパッド」や「BAND-EID」と書かれているもの、コンタクトレンズはワンデーアキュビュー、アキュビューオアシス、2ウィークアキュビューなどを避ける。
代替案…コンタクトレンズならエアオプティクス、デイリーズアクア、メニコンなど。
P&Gはh&s、ヴィダルサスーン、パンテーンなどのヘアケア用品のほか、洗濯用品(アリエール、ボールド、レノア、さらさ)、おむつ(パンパース)、尿もれ用品(ウィスパー)、台所用洗剤(JOY)、消臭用品(ファブリーズ)なども出している。
代替案…洗剤ならナノックスなど。
その他
ボイコット対象…Google、ソーダストリーム、VOGUE、Coleman、伊藤忠、日本エヤークラフトサプライ、三菱重工、川崎重工、サムスン電子、LEGO
ソーダストリームはイスラエルの企業。ボイコット優先度は特に高い。
代替案…炭酸水メーカーならドリンクメイトなど
Googleは前の項目にも書いたとおり、Amazonとともにイスラエルに技術提供している。Googleに対して不買は現実的に難しいけど、こういう巨大企業がイスラエルを支援していることは覚えておくべきだと思う。
伊藤忠アビエーションと日本エヤークラフトサプライはイスラエルの軍事企業エルビット・システムズと提携している。
伊藤忠にはエルビット・システムズと手を切るよう再三の働きかけがあったが、伊藤忠はそれを無視し、署名の受け取りも拒否した。そのため、伊藤忠の関連企業やブランドの商品の不買が呼びかけられている。(2/5 追記 伊藤忠アビエーションはエルビット・システムズとの協力を2月中に終了するとの発表があった。やはりボイコットは効果がある、ということだと思う。ただし、日本エヤークラフトサプライはまだエルビット・システムズと手を切るつもりは無いようだ)
また、企業名に注意することに加えて、食品や飲料の場合は産地を確認してイスラエル産のものを避けることも重要。特にグレープフルーツやレモンなどの柑橘類には要注意。
その他に、イスラエル企業と提携する日本企業のリストも見つけたので、こちらも参考にしてほしい。
ちなみに、イスラエルの占領等を終わらせるためにイスラエルに対し様々な圧力をかけるBDS(Boycott, Divestment, and Sanctions)運動というものがあり、BDS Japanという団体もある。BDS JapanはX(twitter)やnote、FacebookやInstagramもやっているので、気になった方はそちらも是非見てほしい。
ボイコットの話をすると、関係ない従業員が被害を被る、かれらの生活のことはどうしてくれるんだ、という理屈でイチャモンを付けてくる人がいる。それについての答え。
そもそも、潰れている会社などいつでもたくさんある。特に飲食店は。潰れそうな店の従業員のことを考えてお前は利用してあげたりしてるのか、絶対してないだろ。マックやスタバを利用する代わりに他の店を利用すればそっちの従業員も助かるし、何も悪いことはない。マックやスタバのせいで潰れるところだった店を救うことだってできるかもしれない。
ボイコットは完全な形ではできなかったとしても(例えばマイクロソフトやインテルやAmazonを避けることができなかったとしても)、やらないよりはできる範囲ででもやったほうがずっとマシだ。インテルの入ったパソコンを使っているくせに、みたいに揶揄してくる連中の言うことを間に受ける必要は全く無い。かれらはそう言って何もやらない自分を正当化しているだけなので。