超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
お下劣大好き、お下品大嫌い!
オババの好き勝手な独り言。

気付き

2007年07月25日 | 独り言
日本人って議論が苦手だってよく言います。
ディベートも訓練していない人にはなかなか出来ないこと。

会議の席でも
『何か御意見のある方は?』
『この御意見の他には?』
などの問いかけに対してシーンと静まり返る・・・・。
何ていう状況になります。


ずいぶん前に、大切な人との会話の中で傷ついてしまい
ギクシャクとした関係がしばらく続いたことがありました。

私も多くの人と同じ勘違いをしていたんだな、と気付いた次第。

会話の中で、議論の中で
自分の発した発言・意見の反対意見を言われると
まるで、自分自身を否定されたような感覚になりがちだということ。

反対しているのは、あくまでもその意見に対してであって
意見を発している人格(人そのもの)ではないのにね。

半年近く時間が経ってからハッと気付いてしまった私。
ちょうど一緒に食事中でしたので
『私ったら、ずいぶんズレたところで怒っちゃうことが多いね』
と落ち込みながら反省の弁を述べました。


人が多く集まる会の中で、なかなか反対意見を述べる人がいないというのは
反対意見を言われたときの受け手の問題の他にも
会に参加して、人の意見を聞くときの側にも問題があるように思います。

誰かが発言しているときには、やはりいったん受け止めるという姿勢。
自分とは違う意見だけれども、違う意見だからこそ受け止めてみる。
「あなたの意見は認めるよ」という合図。
頷きや、あいずちや、表情でそれは示すことが出来るはず。

また、反対意見を述べるときも、
決して途中で反論をはさむのではなく、
意見のどの部分に対しての反対なのかを明確にする必要性。


どんな場合においても、
受容・共感・気遣いというのは必要なことなのですね。
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3 コメント

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お久!! (yuki)
2007-07-30 01:42:40
最近、眉間の皺が増えるようなことを仰ることが多くなったような気がしますが、やはりお悩みが?(笑)

日本的には『黙して語らず』『能ある鷹は爪を隠す』など不動産屋の金庫のような趣も、近年経済等のグローバル化というのでしょうか、葉月さんが仰るように、古代ギリシャの雄弁家の言葉『沈黙は金、雄弁は銀』の方にウェイトが移っているようですね。
(この場合10*金=銀だそうです。)
そして、簡潔で分かり易い言葉で・・・と言うことに、拙者的には『物言えば唇寒し秋の風』で訳の分からないようにすることが趣味。(笑)

冗談は兎も角、物の本に依りますと、最近の日本人は随分と表現力も説得力もアップしたそうです。プレゼンテーションなどもパワーポイントなどを駆使しどれも秀逸で甲乙つけがたいという話を聞きました。不肖の倅もパワーポイント等を使ったプレゼなどは得意らしいです。
今起こっている問題はそれらをどの様に纏め結論づけるかと言うことらしいです。つまり、リーダーシップを発揮する人間が不足しているらしいですね。

と言うことは、全ての者が雄弁であるよりも、それぞれの個性を生かした存在も大事だと思います。斯様な意味では、決して『黙して語らず』『能ある鷹は爪を隠す』などが全く失われた訳ではないと思います。

終わりに一言ビッシ!と・・・なんて決まれば好いですが・・・(笑)。

理論理屈で動く世界と、そうでない抽象的な魅力等で動く世界もあり、また当然、裏切りの世界もありで、必ずしも明確明白が良いとは限らず、多意多元的であるだろうと思います。
従って、一般論としては下記は仰るとおりだと思いますが競争社会の中に置いては疑問符が付くと思います。悪しからず・・・(笑)     

<どんな場合においても、
<受容・共感・気遣いというのは必要なことなのですね。

然し、何時の間に絵文字が増えている・・・悩むな~・・・
返信する
yukiさんへ (葉月)
2007-07-30 07:37:53
すでにずいぶん前から眉間のしわには悩まされておりますが(笑)、確かにこのところ自身の仕事関係で停滞気味です。

お仕事そのものは順調と言っていいのですが、
気持ちの問題でしょうか。


いまやプレゼンもパワーポイント無しには考えられませんね。
明確な結果の根拠をわかりやすく理解してもらうには欠かすことの出来ないツール。
人を説得するには、己は話さず、まずは相手に話させるということが欠かせないわけで
充分に相手を知ってから初めて、手の内を明かす効果が生まれるということになるのでしょうか。


”どんな場合においても”
と書きましたが
『受容・共感・気遣い』については
確かに『競争社会』というシーンでは疑問符なのかもしれません。

もっとも、競争してはいても互いに心を持った人間同士
やはり欠けてはいけないものがあるわけで
それが倫理やモラルという形に変わっているのかな、と思います。
yukiさんからみると甘ちゃんな表現に思えるでしょうか^^;


ところで『悪しからず』という表現をよくお使いになっていらっしゃいますね。
実は、この言葉を初めてyukiさんのコメントでいただいたときは
正直ドキッとしました。
ビジネス文書などで使う場合
「悪しからず御了承ください」と「御了承ください」というフォロー?が入りますが、
「あしからず」のみでの使用は少々強く感じ、家族間など身内以外では誤解を招く恐れがあるように思われますがいかがでしょうか。

いまやyukiさんのお人柄の端っこを感じることが出来ておりますので、真意は理解しております。
ドキっとすることもあまり無いのですが、ちょっと気になったので・・・。

人生の先輩に失礼かと、ずいぶん悩んだのですが・・・。
どうぞ気分を害されませんよう・・・。


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そうですか・・・ (yuki)
2007-07-30 14:40:14
<人生の先輩に失礼かと、ずいぶん悩んだのですが・・・。
どうぞ気分を害されませんよう・・・。

ご配慮ご無用だと思っていましたが、深謝致します。

”『悪しからず』は拙者の悪い癖で少々高圧的ですね!”と言いながら『悪しからず』と言ってしまいます。ひょっとして意識していたり・・・始末が悪い!何卒、ご了承下さい。(笑)

正確を記しますと『悪しからず』は『悪しからず・・・』でして、余韻を残しております。その余韻が『何とも申し訳御座いませんが、ご理解の程をお願いします。』のような感じなんですが『悪しからず・・・・』(何時までも発車しない、東京発博多行き”のぞみ号”)

何時も葉月さんのお立場を理解した上で、少しばかり(かなりか?)悪戯気味のコメントをさせて貰っていますので、どうぞ其れを倍返しでお願いします。


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