超私事!葉月の『今日の出来事』

粗にして野、しかし卑にあらず。
お下劣大好き、お下品大嫌い!
オババの好き勝手な独り言。

勘三郎さん

2012年12月08日 | 日記

有名な方、人気のある方、人徳のある方、成果を上げた方・・・・

様々な方が鬼籍に入ると、残念だと感じます。

 

でも、

中村勘三郎さんの訃報ほど

悲しくて残念で虚しくて悔しくて・・・と感じたことはなかったかも。

 

まだ57歳。

 

初めて母と一緒に見た歌舞伎は国立劇場。

片岡孝夫(仁左衛門)や坂東玉三郎、そして中村勘九郎・・・。

綺麗で華があって粋で勢いがあって、内容は難しくてわからなくても

舞台のきらびやかさに子供ごころに(小学生)目が奪われました。

 

勘三郎さんの世話物は、ほんとうに観ていて楽しかった。

大河での大石内蔵助が好きだった。

 

自分が大人になってくると、

TVのインタビューの舌ったらずな話しぶりや表情やしぐさが

チャーミングでセクシーだなあ、と感じた。

決してスタイルがいいわけでなく(歌舞伎役者には最高の大きな顔)

お腹もポヨンとしているのに、

こういう男性は、本当にモテるだろうと

例え棄てられても恨まないだろうと思ったり。

 

ああ、本当に残念。

 

 

次男の七之助さんはお母様似。

細面のきれいな女形です。

ご長男の勘九郎さんは、当世風?のスタイル顔立ちで

お父様の勘三郎さんの面影はあまり感じられないな、と思っていたのですが

今回の報道で

語りや、ふとした表情や、垣間見える心根の部分が

ビックリするほど勘三郎さんに似てる、という瞬間がありました。

 

口上の中で『中村屋スピリッツを引き継ぐ者』とおっしゃっていた通り

いつの日か勘三郎さんの大名跡を継ぐ日まで

芸を磨いて磨いていくのでしょう。

 

・・・・もう一度、勘三郎さんの舞台を観たかった。

 

 

 

 

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