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nam。のたわごと

わたしの趣味。おもに写真とカメラのページです。
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中判。

2006年10月24日 | カメラ&レンズ(EOS-1Ds,一眼)
gooブログで下書き機能を発見した。いわゆるWebにアップしつつ校正や追記をして完成したらアップというスタイルを今後使っていこう。ネタを見つけたらブログにメモって感じで。

金曜日帰りしなの時間をつかってヨドの3Fに行ってきた。
そして土曜日は、カミサンを「青葉のラーメンだべにいこう!」と連れ出し、ちょっとの時間であるがフジヤカメラに行っていた。
みせてもたったのは、フジの69判レンジファインダー3代目GW690Ⅲと2代目の特注モデル67判のGW670Ⅱを出してもらい触ってみた。

フジGWシリーズ
レンズシャッター、レンズ交換不可、露出計内蔵せず、この辺りが共通の仕様である。
いわゆる集合写真用職業写真屋向けのカメラである。学校での写真、結婚式場、観光スポットでの撮影、こんなところが主な使用シーンである。
あと、裏ブタのところにカウンダーがあり、10枚で1カウントするのが3桁ある。ネットとかでは、この数値を明示してやりとりしている。

初代は、70年代の発売で、80年代のGWⅡでの改良点は、外観はほぼ同じ、フード内蔵、シャッターロック、横つり用のフック追加(縦がデフォルトで都合3箇所)が追加された。
90年代のGEⅢは、筐体は同じだがグリップなどの改良で外観は、より初期のAFコンパクトっぽくなった、あとフィルムの入れ方が改良されて使いやすくなった。(実際フィルムを装着していないので実感はない)

レンズは、90mmのF3.5で描画は、フジノンらしいこってりした、素人受け(?)する色ノリらしい。
だいたい40mmくらい、標準よりちょり広角という画角である。
本体とのバランス、見た目のレンズの美しさ、リング類の操作性は、Ⅱ、Ⅲ型とも問題ない。
ま、職業写真屋の生成物は、素人に手渡せるわけだら当然であろう。
逆にマミヤのレンズは、ニコンに近い。と聞いてマミヤ熱は一気にさめてしまった。
そういえばマミヤは昔、ニコンの一眼レフをOEM生産していた。
内蔵のフードは、フードとしての効果は、薄いらしい。また、これを伸ばさないと、シャッター速度や絞りを操作できないので、操作性を問題視する意見もある。ただし、このフード装置は、レンズの補強になっているようで、Ⅰ型にはレンズの偏心などの症状があったが、それが改良されたとの意見もあった。

GWⅡの時代には、特注で67判のものがあり、土曜の不二家には、Ⅱ型はソレしかなかった。
GWⅢの時代は、68判がラインナップされていた。
あとGSWという広角の65mmのモデルもあったようだ。

中古の価格は、Ⅰ型なら3,4万から。Ⅱ型で、4,5万から。Ⅲ型は、10万前後と手が出ない。
中判をかじる。程度でいけそうなのは、Ⅰ型かⅡ型であろう。
GSWは、広角でおもしろそうだが最短が1mと寄れないのでスナップ、人物撮影にはつらいだろう。風景専用になってしまう。
あと、レンズ自体も標準のものより大きいようだ。

まずもってみるとその大きさにおどろくがそんなに重くは感じない。1460g。
ファインダーを覗いた感じは、必ずしも合焦しやすいとはいえない。
レンジファインダーの像が、キヤノンのRFカメラのようにぼやっとした丸で合わせにくいのだ。

昨日みたマミヤ7はそんなことがなく、ライカMのように像の領域は四角で、その境界線はくっきりしている。
これだと境界線の部分をつかっても合焦操作ができる。
これは、名前はわすれたが、レンジファインダーの方式が違うのだろう。


サイズに関してのことを考えてみよう。

645判。
今回中判に興味をもったのは、(印画紙)プリントのよさというよりは、フィルム事体でどれだけ楽しめるかとうことに注目したのが始めである。
645は確かにプリントするれば、35mmとの差はわかると思うが、645のサイズでは、フィルム事体で楽しむというより、35mmのように、ルーペで拡大して(ある意味想像をふくらませ)楽しむという感じである。OA用紙比率、1対ルート2なのは魅力である。

66判。
縦横いずれで撮っても、トリミングすると645判相当になってしまう。クラシック二眼などおもしろそうだが、今回の用途では問題外。

67判。
やはり印刷を考えると縦方向にトリミングの必要が出てくるのが相当気になる。
横構図で、中心か、いずれかの脇に人をいれていく構図において、縦が無くなる事を意識しながら写すというのが辛そうだ。

68判。
今回は、ポジで現像。ポジを楽しみ。必要があれば、スキャナーで取り込み、インクジェットでA4出力という楽しみ方を考えている。
まスキャナーで取り込んでトリミングという手も当然あるが、デジ一眼の経験でいえば、この手の豊富な選択肢は、逆に写真を楽しむ心を削いでしまう。
(気にしぃのA型だからかもしれないが、選択する理由、よき手法を探そうとすると悩みだし楽しめなくなる。)
もともとOA用紙比率、1対ルート2に近い68判は魅力的である。
が、68判はⅢ型のGW680Ⅲしかなく、お試し程度、気楽には手が出せない。8~10万。


69判。
集合写真では、両脇は重要であるが、普通にスナップっぽく撮るには両脇は甘くていい。
縦構図で、全身、服装メインでスナップするときなどは、髪の毛の先、靴先などに気を使う必要があるかもしれないが。
自分は、35mmではポジを撮らないので、実際のフィルムの描写範囲とL判プリントとの差を具体的には理解していない。ファインダーと実プリントの差はわかってもいいはずだが、カメラもまちまち、タイムラグがあるので、そう敏感ではない。
69判は35mm判と同じ縦横比なので、ラフに使うには、L判やOAサイズの紙に出力するにおいては、68判とそう差はないかもしれない。
トリミングして、68判になるという考えもある。いずれにせよ、フィルムの高さをめいいっぱい使えるのは、ブローニーを使う冥利である。

あと、前の表で35mmとの面積比を算出したが、これは見方によっては、「チリ」 の大きさの指標でもある。
以前35mmフィルムをフラットベットで取り込んだが、できなくはないがチリが気になって生産性は非常に悪かった。
現在は、人に配る必要があるものは、同時CD焼きでデジタルデータを入手し、Webのものは、L判プリントを直接スキャナーで取り込んでいる。

645なら2.6分の一。68判だと5分の一である。この差は大きい。

だから、狙いはやはり68判か69判になる。
67判は微妙だが、印画紙でなく一般的な紙、プリンターを考えると、縦方向のトリミング、有効面積の大幅減少はマイナスである。
645判は、カメラとしては魅力的な選択肢もあるが今回のニーズにはそぐわない。



各社の現行カメラをヨドバシでさわってみた感想、およびネット情報である。

まず645の一眼勢は、当然デフォルト横位置である。全体的に中盤では小ぶりでカメラとしては悪くない。
見た目ころっとしたハッセル、ブロニカなどの伝統的な中判っぽい本体に、後付けっぽくグリップをつけたカッコが違和感を感じた。
今後のサポート、システムの充実を考えるとペンタックス645。対抗でマミヤ。マミヤは、マニュアルのものもあり多少安い。
中古まで行くと、コンタックス、ブロニカもある。
レンズだけで言えばコンタックスのツアイスを使ってみたいが、モノとしての品質、サポート体制、AF電子カメラなんでいつか壊れる、中古価格高いとこれも手が出ない。
ましてや645は、今回は問題外。

67では、マミヤの67はものすごく重くて持ち出す気がしない。
ペンタックス67は、これも重いがぎりぎりといった感じ。

ペンタ勢は、645、67も中古がこなれているのも魅力的である。今後のサポートも一番期待できる。
初代とかの67とそれなりのレンズなら手が出るレンジに入ってくる。
67判に納得できて、重さに耐えられるならペンタ67はいいかもしれない。
でもミラーのショックは、すごい。ミラーアップ、大きな三脚。風景ならまだしも、スナップとは異次元の世界である。

レンジファインダー系は、フジとブロニカに645系。現在検討中のフジGWが69判メインで、68判、67判、ここまでは中古での選択。
現行ではマミヤ7がある。
マミヤ7は、レンジファインダーの合焦もしやすく、それなりに軽く、レンズがはずせるので、別々にすれば収納はよさそうだ。
これも67判が受け入れられるかがまず第一関門。次は、高いこと。ペンタックの67に比べると本体も、レンズも数が少ないせいか中古価格が高い。

中古で手が出そうなのは、ペンタ勢の古いの、フジの69古いのか645、そしてクラシックの2眼だろうか。


次に、EF28-135mmISを持ち出して、それぞれの画角、そして最短撮影距離が1mってどの程度のものか試してみた。

GW 90mmは、69判で39mm、68判で42mmの画角。結果的に1対ルート2にトリミングしたことを考えて68判の画角も参考にする。

1mでは、横位置でバストショット。
縦位置では、バストショットは無理で、太ももくらいからの上半身が限界である。
人を入れないスナップでは、ちょっと狭苦しい。
人をいれれば、適度なバックの写しこみで「人」そのものでなく。
「そこ」にいる「人」を写真に残せる気がする。

同様にGW 65mmは、69判で28mm、68判で30mmの画角。

1mの縦位置で、すでに全身を超えている。
横位置でも、人をフレーミングすると1mってこんな遠かったの!って感じだ。

「人」を入れた絵作りをするならGW 90mmだろう。
完全に風景、街撮り専用だろう。

手前味噌だが、自分の場合、単体の露出計をすでに持っている。手持ちのスキャナーが中判のフィルムを読み込む昨日をすでに持っている。あと必要なのは、ライトボックスぐらいか。ルーペは、大きく倍率はそんなになくてもいいだろう。

あとは、GW690買うだけってか。
その前に、資金調達のためにネットに流す機材を選定しなくてはいけない。

日曜日。
じつは、GW690で2回、あるボーダラインをきめて応札してみた。30分前までは、穏やかであったが、ラストスパートでⅡ型の使い古しは5万円ちょい、Ⅰ型の綺麗なものは、4万円ちょいだった。後者はちょっと惜しかったかなとも思うが、縁が無かったと思うことにした。

月曜日。
本日はお休みをもらったので、参観と今週末の写真を出しに新宿キタムラにいってきた。プリント待ちに時間にヨド三階で中判をいじり倒し、マップ地下や市場で中判の中古の程度、金額をながめてきた。

GW系。
Ⅲ型が中心。フジヤもそうだった。Ⅱ、Ⅰがどの程度なのか、オクと差があるのかウォッチしてみたい。マップにはGW680が10万弱で売っていた。

マキナ67。
マキナ67というのを店でみかけ、Webで調べてみた。最短1m、重さ1250g
カメラのドイが、コニカに設計を依頼した67判。ちなみにレンズはニッコール、製造はコパル、途中からマミヤがおこなった純国産カメラ。
(って倒産してないのはニコンとコパルだけか(>_<)
蛇腹式で67判としては、レンズの収まりがよく持ち運びに便利。露出計も内蔵しており、なんと今でも八王子のマキナサービスが修理を行ってくれる。ジャバラのメンテナンスができるとはなんとも心強い。
欠点は、価格が高く、プレミア状態。15万から20万。
あと、自分的にはニッコールが、、、だが、世間はこのニッコールを絶賛である。

ペンタ67。
これは末永く、ほぼ同一デザインで進化してきただけあって初期のもの同士(初代6×7とタクマー)だったらへたしたら4万で揃う。そして考えようによっては、ステップアップ、本体をいいのにしたり、TTL不良を買って、ファインダーをベット買ったり、レンズをそろえたりということもできる。問題は重さである。ヨド3Fの感触を思い出しても、ずっしり感は悪くない、シャッターば「バシャコン」はググッとくる。正直言ってGWやマミヤ7などのレンジファインダー、レンズシャッターは、「チャッ」って感じで撮ってる感触は「???」である。取る楽しみは薄く、出来上がりに驚くカメラなのであろう。(職業写真屋をのぞく)
ペンタ67本体、ファインダー、軽めのレンズのセットで2.3Kg、A4ノートぐらいであろうか、外出一時間が限度である。
Webでペンタ67系を探してみると山岳系風景、鉄&風景、桜、花びら、天文。この辺りが多い。絞るんで、大き目の三脚、ミラーアップ、レリーズ、こんな使い方が多いようだ。
レンズを調べると20mm相当と35mm相当は比較的軽いが、28mm相当が異常に重い。
中望遠は同じくらい重いがこれは諦めがつく。
35mm相当で人スナップ、中望遠でポートレート。という使い方は邪道だろうか?
ミラーアップなんでとんでもない、表情を追えない。

マミヤ7Ⅱ。
二回目の見触聞であるが、外観としてボディに対してレンズが小さくバランスが悪い。シャッター音が貧弱。(レンズシャッターだからしょうがないが)

マミヤ67。
細かい操作は判らないが、35mm一眼の延長であるペンタ67とは異次元である。
これくらい大きいとアイレベルファインダーで合焦ができそうな気がする。
この世界感はスゴイ。ずうっとファインダーを覗いていたくなる。引き込まれそうだ。
しかしながら重い、重すぎる。両手とおなかに押し付けるようにして支えているが、限界を超えている、縁はないだろう。スタジオ専用かな。

ローライフレックス6008AF 標準セット。
いろいろボタンや電子レバーがあって、ローライのイメージとは程遠い、でもなんとなく現代のポルシェのコックピットのようとでたとえたくなるような質感、雰囲気である。いろいろいじっていると合焦点したなんとAF内蔵である。大きさも適度で使いやすそう。値段も相応の80万。って。

あと、ヨドフィルム2Fのライトボックスのコーナーで、35mmと645判と67判をじっくり眺めてきたが、やっぱり645判は小さい楽しめない、67判以上だなと自分で納得。67判だとブロマイドのようにフォルダーにいれてぱらぱらめくったり、眺めたりできそう。
もしもの場合は、このライトボックスとこの67対応の径の大きいルーペを購入しようと決めたりして。
1Fでフィルムもみたが、ブローニーポジの400は高い。
ネガ、スキャン、プリントという手もあるが、今回はポジ、ライトボックスで楽しみたい。

今のところでいえば古ペンタ67で入門するのも面白そうだなと思ってきた。
帰りしなちょこっと触ったEOS-1DsとF2.8L標準ズームとそんなに重さ変わらなかったし。

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2 コメント

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67,66 (Buchi)
2006-10-24 22:25:39
マキナ67って、プラウベルマキナ670というレンジファインダーですか?

なんか風景写真を撮るプロに人気があるようです。

6×6の二眼というのは選択外ですか?
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Unknown (nam。)
2006-10-25 06:44:22
ぶちさん。いつもこめんとありがとうございます。

昨日彼が来て写真展の案内状をおいていきました。



マキナはマキナ67、マキナW67、マキナ670と三種類あります。その中ではマキナ67がお安めです。



6×6は、長辺が6cmになり、実質645と同じなんで選択外です。
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