笑顔

笑顔

何もかも　背負いこんで

苦しむ君　知っている

全てのことに疲れて

涙を流す夜もあるだろう

幼き頃見た　君の笑顔

ぼくは　忘れていないよ

無理に大人にならなくてもいい

無邪気な　あの頃に戻ろうよ

WISH～願い～

WISH～願い～

むねのなかにしまいこんでいる　このねがい

まだ　ときはなつことはないだろう

かなうことはないと

じぶんのなかで　きめつけてるだけだけど

いつか

ときがまわり

すべてのことに　なっとくができたなら

このたいせつな　さいごのねがい

ほしにとどけよう

秋

秋

賑わっていた砂浜も

静けさに包まれ

今日　一日の太陽が

早送りのように　水平線に沈む

新緑の森の葉も

涼風に舞う　紅の蝶

昔の人を想いだす

忘れずにいた　あの季節ときのふたりの思い出

想い

想い

切り刻んだ写真

いくら小さくしても

君は消えなくて…

後戻りできないくらいになった

この思い出に

そっと　火を灯す

君の中で　ぼくは消え

ぼくの中で　君は生き

心の中は　変わらずに

ただ　淋しさにつつまれる

孤独な身体・・・

あなた

あなた

あなたが　あなたでいるかぎり

わたしも　いまのじぶんでいられる

つくりつづけた　おもいでも

これからも　ふえつづける


あなたが　あなたでなくなったとき

わたしは　こわれてしまうかも

みつめるものがなくなり

みつけることがなくなり

わたしをつくる　あなたがすべて・・・

声

声

聞きなれた音

初めて聞く音

変わりゆく街に

ただ独り　ぼくは立ち止まっている

聞きすぎたのか　君の声

離れずにいる　ぼくの耳から

この　騒がしい街で

いまも　探してしまう

君の声を・・・

おはよう

おはよう

朝のあいさつ

きみがくれた

おはよう

傘　咲く

こんな雨降りでも

ぼくのこころは

にこにこおひさま

勇気

勇気

あした

君に告白しに行こう

今のぼく

最大限の勇気が

あるかもしれないんだから

影

小皿から溢れ落ちる灰

瞳から零れ落ちる涙

悲しみの分だけ　増える吸殻


君の影を　作り出すように・・・

八方美人

誰かの意見にうなずき
それに反する言葉にも　首をたてにふる

こんな自分って・・・

世渡り上手？

不器用なはずなのに
こんなことができるなんて

人の言葉を素直に聞き入れ
そして　素直に聞き流す

嫌な奴

何を守って　八方美人