冬の言葉に秘められた響き
冬(ふゆ)のことば。
温もりある師走の日々、なだからな心地に嬉しさを感じつつも、
雪も寒もないことに、天地自然の不安をも感じます。
この感覚、
東洋、特に日本人ならではの強い感性とのこと。
神聖ある地であるからでしょうか
寺院を好み、神社を巡り、神秘をよりどころとする文化。
古代わたしたちのルーティーンは
太陽暦と共に、自然と時空間を進めてきたそうです。
天地自然を壊したり汚すことを良しとしない美的感覚
無意識にそなわっているのでしょうか。
ふゆ(冬)Fuju
冬(ふゆ)は、水であり、北風であり北。
さらには、寒となる。
冬の景色は、
どこか儚くもぬくもりがほどこされたような装いがします。
「ふゆ」ことばの響きからもみてみました。
2拍4音の偶数をもち、5の強さに
ぬくもりやあたたかみのある余韻がきこえてきます。
これは、juの裏側にある余情や温もりも相まって捉えています。
「ふゆ」重たい母音が連なっていることで、
閉塞感や寂しさが響きわたり
和らぎとぬくもりある音が冬景色を引き立てています。
冬にあることば
「冬の空」「冬天」は、晴れた日の冬空は、
青く澄みきって美しい♪と唱えている言葉
そして、冬の太陽を「冬の日」といい冬日向(ふゆひなた)は、
日差しも弱い冬の中でも、その冬日の暖かい所の言葉
それぞれにある、それぞれの言葉といいますか、
存在していて、名があるのです。
そこにある、美しき冬の香りがします。
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