YOSHIの果てしない旅(人々との出会い、そして別れ)

ソ連、西欧列車の旅、英国滞在、欧州横断ヒッチ、イスラエルのキブツ生活、シルクロード、インド、豪州大陸横断ヒッチの旅の話。

サルプスボルの旅~リュックの話

2021-07-26 10:35:27 | 「YOSHIの果てしない旅」 第4章 西ヨーロッパ列車の旅
*リュックの話
都会や田舎を歩き回る旅になる事は、出発前から考えられていた。しかし、山登りやハイキングをするのではないから、『リュックを背負って海外旅行する』と言う発想は、日本出発前、なかった。
事実、ソ連経由グループ35~40人程の内、リュックの人は1人であった。勿論、その人は若者であった。彼の服装は普段着(ジーパンにラフなシャツ)で、周りの日本人からは異質な存在であった。彼はそんな格好をしていたので、『日本人の面汚し』と言った様な目で見られていたのは、事実であった。本当は、彼の様なラフな服装が一番旅がし易いスタイルであったのだ。
地域、農協、或は職場旅行に於いて年配の方は勿論、若い人も背広で旅行し、ラフなスタイルはいなかった。当然、背広スタイルであるからリュックを背負っての旅行は、考えられなかった。ましてや外国旅行では、なおさらであった。
しかし、こちらに来たらアメリカやヨーロッパの若者は、皆それぞれラフなスタイルでリュックを背負って旅をしていた。彼等こそケチケチ旅行をするスタイルの正統派であり、旅慣れた人達だったのです。
 私も又、ロンドン滞在後の旅発ちする時は、リュックにジーパンとジャンバーで、如何にも旅慣れしたスタイルになったのです。


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