楽曲制作にまつわる裏話その1。

昨日のブログの内容から察して頂けるとありがたいのですが、現在超絶体調不良に陥っているナカヤマ.さんです。本日も外出どころか自室のベッドから離れることすら何度行ったかというレベルのお話でして、ブログに書くうなことも特に無く。恐らくこんな生活が数日は続くでしょうから、写真などはフォルダに入っているものをテキトーにセレクトしつつ、記事の内容はここまで楽曲に関して携わってきたものの裏話やヒストリーなんかをシリーズ化して書いていこうかななんて。Loveit!の楽曲がどのように作られているのか改めておさらいしちゃおうかなと思います。まず今日のテキトー画像はナカヤマ.さんのスマホでLINEゲームのツムツムをするとどうなるかという例。許さないですホント。

第1回目となる今回はやっぱり代表曲でもある「瞬間トレジャー」について語っていこうかと思います。とある業者さんから、CDを作りましょうという話しを持ちかけられて、あれよあれよと言う間に話が進みまして作ることになった楽曲。それまでデモ音源的なCDしか出したことの無いLoveit!からしますと1stシングルの扱いになります。1stシングルですから今後の活動にも影響する大事な作品ですのでどうしていこうかと考えまして、そこまでくどくどしてないアイドル曲を作ろうということになりました。なんだか爽やかでアニメのオープニングみたいな曲にしたいなというコンセプトで作りました。音源作りとトータルプロデュースってのは結構綿密でして、構成から使用する楽器音から誰のボーカル音を右側左側どっちから強く聴こえるようにしようとかそういうことも考えながら作られるんですね。この手の打ち合わせは本当に綿密に行われ、尚且つとっとと作詞を終わらせろという無言の圧力を感じながら作業したのを覚えております。ちなみに、カップリングとして収録されている「ユキウサギノウタ」という楽曲がありますが、実はこちらの方が先に作詞が完成しておりました。アイドルの楽曲だという意識をあまりしなくて良い作品だったので割りとスムーズに書けたのです。ですが「瞬間トレジャー」はアイドル曲を作るという意識で書いたので非常に難しかった。つい最近になってらぎさんに言われましたが、「あの当時ライブも出来なくてグダグダだった状態のLoveit!によくこんなにキラキラでノレる曲書けたね！」と自分でも思いますし古くからLoveit!を知っている方もそう思うことでしょう。作詞というのは常に提供する相手の将来を見越して指針となるように書きたいと思っておりますが、あの当時はまともにライブもしたことなかったけれどいつかはこの曲でお客さんを楽しませることが出来るようになろうねというメッセージをメンバーに対して送った楽曲であることをさっき思い出しました。
この曲が好きだと言ってくださる方が多いのは非常に嬉しいですね。朝の通勤や通学中に聴いて元気になって欲しいなという、リスナーに対しての思いもちゃんと設定しておりました。楽曲というのはライブでやり続けて初めて完成になるものだと思ってますが、やっぱり「瞬間トレジャー」もライブでやればやる程育った曲だなぁと思います。イントロ聴くと気合い入るというか、よし、やったれ！みたいな気持ちになるなぁ。
作詞してみて気に入ってるフレーズは「君の夢に白旗振るな 笑顔でカラフルにしちゃえ！」「例えそこが行き止まりでも道を作って進め 人が決めた前じゃなくてそう 君が決めた前へ」ですかね。可愛いのに頑固で一本気な、実はロックンロールを感じる歌詞ですよね。後はやはり後世に語り継がれるべきフレーズ「夢色ジュエリー」。。。ちなみに締め切り間際のテンションにやられて設定を間違ってしまっている歌詞の部分が1ヶ所あるんですが皆さんは分かりますでしょうか。私は後々気付いて後悔したんですが、それもまたその時その瞬間の作品ということで今ではお気に入り。

こんな感じで楽曲の思い出話を書くとなかなか楽しくなってしまいますね。長くなっちゃうのが難点。でも楽しいから明日も書こーっと！