楽曲制作にまつわる裏話その2。

さて本日もバッチリ具合の悪いナカヤマ.さんです。今日の写真セレクトは、いつぞやのレッスンに自分の運転でやってきたらぎさん。真横から撮ったこの写真の横顔美人ぶりとちっちゃい子が一生懸命運転しようとしてる感がお気に入りの1枚。らぎさんの可愛さはもうちょっと、いや、大分評価されるべきだと思っております。

さて昨日から書き始めましたLoveit!楽曲制作の裏話パート2はやはり1stシングル「瞬間トレジャー」のカップリングとして収録されております「ユキウサギノウタ」についてにしましょう。私がLoveit!に歌詞を書き下ろした作品は実はかなりの数になってまして、しかしながら様々な理由からなかなかそれを皆さんにお届けすることが出来ずでかなり悔しい想いをしているのですが、でも数多くの歌詞を書いてきたからこそ言えますがやっぱり「ユキウサギノウタ」は特別な楽曲です。今でこそライブだと盛り上がりに欠けるだとかテンション高く盛り上がって欲しいという気持ちからセットリストに入る機会が少なくなっている曲ではありますが、楽曲としては本当に良いものであると自信を持って言えるものです。テレビだとかでLoveit!を取り上げてもらえるーなんてなった時にはいつもこれを流してもらうようにしております。福島出身でありながら福島ではなかなか出番に恵まれず、ご当地アイドルではなく福島発のアイドルであると宣言しているLoveit!にとって、唯一直接的に福島を発信している曲です(本当は瞬間トレジャーも隠喩的な意味では福島の曲として作られています)。

作詞をしてみてここまで充足感を得られた作品は他に無いですし、これ以上の作品を今後作るのは難しいだろうなと思ってしまうほどに納得してリリースした作品。瞬間トレジャーがポップなアイドルソングだから、あえてカップリングはバラードでいきましょうということで作られたんですが、作詞はこちらの方がスムーズにいきました。音の作りとしても重厚だけどくどくならない良い塩梅のストリングスの入り方だったりとか、イントロとアウトロのピアノの旋律の美しさだったりだとか、音楽的にも非常に気に入っております。

歌詞は実は相当の皮肉を美しく綴った内容になっておりまして、表解釈と裏解釈が出来るようになっております。私が歌詞を書く時はそうしようと意図的に考えて作っております。リスナーもメンバーもこの歌詞を見て聴いて何をどう解釈するのかなーなんて考えながら作るんです。1番と2番の対比もシンプルかつ意味深く書けましたし、情景が浮かんでくるし、それぞれに学校の帰り道だとかにかつて思ったことだとか今思うことだとかをしっかり考えながら情緒に浸って欲しいなっていう感じです。

さらにこの楽曲は振り付けもシンプルながらしっかりとハマっていて素晴らしい。誰もがLoveit!のうるさくてギャーギャー楽しんでいるイメージのギャップと裏腹に、「こういう良い曲もあるんだな」って思ってくれるんじゃないかなって思ってる曲です。ライブでたまにやるとやっぱり良い曲だなーと思いますね。そんな大好きな楽曲。
お気に入りのフレーズは2番の歌詞全部ですねー。