中野智文

中野智文(VOYAGE GROUP)のコンピュータなどのメモ

Amazonの購入数制限をビットコイン(purse.io)を使って解決する方法

2016-09-04 13:05:37 | Weblog

背景

Amazon の数量制限のかかっている商品がある。例えば、サーモス 水筒 真空断熱ケータイマグ 【ワンタッチオープンタイプ】 0.5L オールブラック JNL-502 ALBは現在は最大3個までしか選択できないようになっている。もう一度3個買おうと思っても、ショッピングカートから削除されてしまう。 普通は一人で1つで十分のはずだが、他の人へのプレゼントや景品など、もっと多く必要な場合がある。

この数量制限を超えるためには、他人に買ってもらえばいい。 お金が渡せる知人が数人いるなら、多くの場合は解決するかもしれない。 ただお金のやり取りが別で発生するわけなので、少額かもしれないが金銭トラブルになりかねない。

追記

bitflyerの送付こすとが、0.0005BTCになったことによって、特に purse.io による価格メリットはなくなったように感じる。

ビットコインを使った方法

今回紹介するのは、ビットコインを使って他人にシステマティックにお金を支払うやり方だ。 それも本来のAmazonの金額より1割安く購入できる。ただし、ビットコインを入手するのに手間がかかるのと、 注文から実際に配達までに時間がかかる。

purse.ioに登録する

まず、purse.ioに行って、Sign-Up(登録)しよう。FacebookかTwitterのアカウントに紐付ければいいだけ。 ここで登録できないのであれば、以後のビットコインの入手などしても意味が無いので、まず、確実に行っておこう。

ビットコインを手に入れる

次にビットコインを手に入れる。方法は主に2つあって、取引所に口座を開設して日本円で取引して手に入れるか、先に開設したpurse.ioで稼ぐか、である。

取引所の口座開設と入金

得をしたいのであれば、取引所に口座を開設した方がいいだろう。自分は下記を使っている。
bitFlyer ビットコインを始めるなら安心・安全な取引所で
銀行振込(入金・出金)に手数料がかかる。それ以外も現在はかかる。(上記のページの上部の料金で確認できる) 特にbitcoin の一回の送付に 0.0005 btc (相場が10万なら、50円くらい。相場による)かかるようになったことはこのpurse.ioでのメリットを大きく減らしている。 オーバーヘッドを1%以下にするために最低でも0.05BTC(相場が10万なら5千円以上)以上での送金をおすすめしたい。 住信SBIネット銀行に口座があれば振込手数料(入金のみ)は無料となる。 一般の銀行からの振り込みは平日の営業時間しか振り込まれないので注意が必要。例えば土日にビットコインを買おうと思って振り込み手続きをしても月曜日の朝に振り込まれることになってしまう。

Amazon でほしい物リストに登録

いよいよAmazonでほしい物リストにほしい商品を登録する。専用のほしい物リストを作成し、そこに追加する。
二個以上欲しい時は(この記事はそのような目的のために書いているが)ほしい物リストの商品の写真の下にある「コメント、数量、優先度を追加する」のリンクをクリックし、数量を変える。
このとき数量は個人で買える数量に抑える。希望の数がそれを超える場合、別のほしい物リストを作成し、そこに登録する。例えば、数量制限が3の商品を10個欲しい場合は、4つの欲しいリストを作り、それぞれのほしい物リストは最大3個にする。

ほしい物リストの設定

PCのブラウザで、ほしい物リストを見ると、右上に、「リストの設定」がある。 これをクリックすると、今まで作ったリストの一覧が出てくる。 この内、ビットコインで購入したいリストの「詳細を見る」をクリックして次の設定をする。
  • 公開非公開の設定:公開
  • お届け先の住所:「既存のお届け先を利用」で、自分の住所を選択
  • 第三者の出品の商品の発送同意書:チェックが入ったままにする
  • サプライズにする:チェックを入れない
最後に「サプライズにする」の下にある「変更を保存」を押す。

複数ある時は上記の設定を全てに対して行う。

ほしい物リストをpurse.ioに登録する

PCブラウザで登録したいほしい物リストに入り、右上の方にある、「シェアする」をクリックする。 その時開いたウィンドの
固定リンク: 
https://www.amazon.co.jp/registry/wishlist/...
のリンクをコピーする。(全体が表示されないので選択しにくいが、ダブルクリックすると固定リンクまで含まれてしまうが全体が選択される。またはFacebookやTwitterのアイコンをクリックして、URLをコピーする。) 次にpurse.io にログインすると、ページの上の方に「Search & Paste WishList URL」と書かれた検索窓があるので、そこに先のコピーしたURLを貼り付け検索する。この時「固定リンク:」などの余分な文字列があれば削除する。
しばらくすると、自分のほしい物リストに登録した商品と、パーセンテージなどが表示される。自分の場合はスライドバーで11%にした。
最後に、(送料が必要なら「Add Shipping Funds」にその金額を入れ、)「PLACE ORDER」を押す。

ビットコインを購入する

先ほどのpurse.io にて、「SUGGESTED DEPOSIT」と表示されている右に、0.XXXXXX BTC とビットコインが表示されているはず。この数値 0.XXXXXX をまるまるコピーする。 (前述したが、送金オーバーヘッドを1%以下にするためには、0.05BTC以上の取引をする必要がある。おすすめは、0.1BTCの購入。ただし変動リスクもあることを覚悟する)

次に、ビットコインを取引する。 上記のビットフライヤーの場合、「ビットコイン取引所」に入る。(まちがってビットコイン販売所に入ると、損をするので注意)

次に「コインを売る」というボタンの上の「数量(BTC)」に先ほどコピーした数値を貼る。
ここからがやや複雑だが、緑の数値の一番下の数値をコピーする。
その金額を「価格(JPY)」に入れる。
次に「コインを買う」というボタンを押し、「注文実行」を押す。そうすると、ビットコインを購入できる。

ビットコインをpurse.ioに送金する

再び先ほどのpurse.ioにて、大きなQRコードの画像の下にある、「YOUR BITCOIN ADDRESS」の下にある文字列をコピーする。

次に、ビットフライヤーの左メニューの「入出金」を押し、上のメニューから「BTCご送付」を押す。


「外部ビットコインアドレスを選択して下さい」という欄があるので、ここの「ラベル」にpurse.ioとでもしておき、 「ビットコインアドレス」に先のコピーした文字列を入れ、「追加する」ボタンを押す。
次に、ラベル「purse.io」にチェックを入れ、先の「SUGGESTED DEPOSIT」の数値をコピーし、「送付数量」の下に貼り付ける。 最後に「ビットコイン外部送付(取り消しできません)」ボタンを押す。

これで1分くらいたてば、purse.io側の画面は「Your order has been placed!」に変わっているはずだ。

商品が到着したら

誰かが商品を購入したりすると、purse.ioからメールが来る。それから1日から数日後(商品や販売形態による)商品が届くはずだ。 商品が到着したら、再びpurse.ioを開き、画面上部の「YOUR ORDER」の中からそのリストを選び、到着した商品のみにチェックをして、「CONFIRM」ボタンを押す。 この「CONFIRM」ボタンを押すことで、purse.ioに一時的に預けられていたビットコインが相手に送付される。これで完了だ。

参考リンク

追記

  • 2016/09/21 ビットコイン販売所となっていたところをビットコイン取引所に修正。
  • 2017/04/19 bitflyer のビットコインの送付に関して、手数料が上がったことで、その都度送付をすると、amazon で直接買うことより値段が高くなる可能性がある。 送付のオーバーヘッドを1%以下に抑えるためには一度に0.05BTC以上送付する必要があるが、これではビットコインの変動リスクを負うことになる。 purse.io だけでなく、50円以上の送付コストは、paypal の40円のコストと比べ割高で、少額取引には全く向かない。

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