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【お話】 月の見張り番は、今日も大忙し。
満月をうかべるため、急いで支度にかかります。
寝ているお月様を起こして、身体測定。
それから、それから、、、。
【感想】 おもしろい!
こんなに素敵な発想、大人にはなかなかできません。
この絵本は、私の大好きなとりごえまりさんの最初の作品だそう。
最初からこんなに面白い発想でお話が作れるなんて、やっぱり
ただものではありません。
同じ石川県出身であることを誇りに思います。
娘も、作者の名前を見て、
「あ、金沢のとりごえまりさんやっ!」と嬉しそうでした。
親戚じゃないんですけどねぇ。でも、嬉しいんです。
お話に登場するお月様は、大事な満月の日なのにまだまん丸じゃ
ありません。見張り番たちは、大慌てでお月様に食事をたっぷり
食べさせます。
ね、面白いでしょう。
お月様は、毎日月の満ち欠けに合わせて、たくさん食べて太ったり
運動して減量したり調整してるんですって。
これからは、夜空を見上げて、お月様が見えたらいろんな想像が
楽しめます。とりごえさんに感謝です。
とりごえさんの絵にも、たむらしげるさんの描いた絵のような、
綺麗な青い夜空が見られます。青は、私の大好きな色。
その絵を見ているだけで、なんだか幸せな気分に。
そうそう、見張り番たちもかわいいんですよ。
なんと、3人のおじさんなんです。妖精や小人じゃないところが
意外で、惹かれます。
お月様の好きな食べ物って、お月様に似ているあれなんですって。
じれったい気分にさせてごめんなさい。
でも、それは読んでからの楽しみにとっておいてください。
【文章】 一頁に、0~7行。
月(つき)だけ漢字ですが、ちゃんと読み仮名つき。
月という漢字を覚えるにも、おすすめの絵本です。
今日借りた絵本は4冊。4歳の娘の一番は、この絵本でした。
ちなみに、2番は『たこはち』というお話。
作者は、空見陽さん。なんと、空見さんも金沢出身だそう!
地元のみなさんが絵本の世界で活躍しているなんて、嬉しい!
私も将来、自分の書いた物語や、翻訳した本をいろんな人に
読んでもらって、幸せな気持ちになってもらいたいな。
遠い遠い夢だけど、今日も勉強してから寝ようっと。
今、100sの「ももとせ」を聴いています。
中村一義さんの歌声が、体にすーっと入ってきて心が満たされます。
音楽でも趣味でも、何か癒されるものがあるのは幸せですね。
お金には換えられない、大切な財産です。