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おすすめ絵本 新聞

図書館で借りる絵本や本の中から、子供と私が
「これはおもしろい!」と思ったものを紹介していきます。

月のみはりばん

2007-05-11 23:12:58 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
月のみはりばん

偕成社

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【お話】 月の見張り番は、今日も大忙し。
     満月をうかべるため、急いで支度にかかります。
     寝ているお月様を起こして、身体測定。
     それから、それから、、、。


【感想】 おもしろい!
     こんなに素敵な発想、大人にはなかなかできません。
     
     この絵本は、私の大好きなとりごえまりさんの最初の作品だそう。
     最初からこんなに面白い発想でお話が作れるなんて、やっぱり
     ただものではありません。
     同じ石川県出身であることを誇りに思います。

     娘も、作者の名前を見て、
     「あ、金沢のとりごえまりさんやっ!」と嬉しそうでした。
     親戚じゃないんですけどねぇ。でも、嬉しいんです。

     お話に登場するお月様は、大事な満月の日なのにまだまん丸じゃ
     ありません。見張り番たちは、大慌てでお月様に食事をたっぷり
     食べさせます。
     ね、面白いでしょう。
     お月様は、毎日月の満ち欠けに合わせて、たくさん食べて太ったり
     運動して減量したり調整してるんですって。
     
     これからは、夜空を見上げて、お月様が見えたらいろんな想像が
     楽しめます。とりごえさんに感謝です。

     とりごえさんの絵にも、たむらしげるさんの描いた絵のような、
     綺麗な青い夜空が見られます。青は、私の大好きな色。
     その絵を見ているだけで、なんだか幸せな気分に。

     そうそう、見張り番たちもかわいいんですよ。
     なんと、3人のおじさんなんです。妖精や小人じゃないところが
     意外で、惹かれます。

     お月様の好きな食べ物って、お月様に似ているあれなんですって。
     じれったい気分にさせてごめんなさい。
     でも、それは読んでからの楽しみにとっておいてください。


【文章】 一頁に、0~7行。
     月(つき)だけ漢字ですが、ちゃんと読み仮名つき。
     月という漢字を覚えるにも、おすすめの絵本です。


     今日借りた絵本は4冊。4歳の娘の一番は、この絵本でした。

     ちなみに、2番は『たこはち』というお話。
     作者は、空見陽さん。なんと、空見さんも金沢出身だそう!
     地元のみなさんが絵本の世界で活躍しているなんて、嬉しい!

     私も将来、自分の書いた物語や、翻訳した本をいろんな人に
     読んでもらって、幸せな気持ちになってもらいたいな。
     遠い遠い夢だけど、今日も勉強してから寝ようっと。

     今、100sの「ももとせ」を聴いています。
     中村一義さんの歌声が、体にすーっと入ってきて心が満たされます。
     音楽でも趣味でも、何か癒されるものがあるのは幸せですね。
     お金には換えられない、大切な財産です。
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グニャグニャ

2007-04-28 06:04:03 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
グニャグニャ

新風舎

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【お話】 かたちの国の村人たちは、しかく村、まる村、さんかく村に
     分かれて住んでいます。
     そして、村を持たないグニャグニャも。

     いざこざばかりの村人たちは、池の水のことで大喧嘩。
     そこへグニャグニャがやってきて、、、。


【感想】 「これ、一番好き。」と、娘。

     その日借りた6冊の中から選ばれた『グニャグニャ』ですが、
     実は、私の好みとはちょっと違います。

     みんなで協力すればうまくいくといった教訓が込められた絵本
     ですが、もうひとひねり欲しかったという感じです。
     随分えらそうで、すみません。

     そのストレートさが子供の心には、すっと入っていくのかも。
     
     とても綺麗な色で、きれいな模様の薄い青色のグニャグニャと
     鮮やかな濃い青の四角が私のお気に入り。

     三角目の赤い三角も、『ケロロ軍曹』のギロロ伍長のようで、
     私の好みのタイプなんだけど。

     娘も、おもしろい絵にひきつけられたのかもしれません。


【文章】 一頁に、0~13行。
     残念ながら、漢字もあります。
     読み仮名がついていませんが、池、村、村人、住人など、
     小学校低学年で読める程度です。


     ぐっさんが子供向け番組で歌う歌が、息子のお気に入りです。
     題名は思い出せませんが、
     「まるっ、さ~んかくっ、しかっく~で~、ぼくのまちを
      か~いて~みよ~。」
     と、風呂場で3歳の息子が歌っています。

     私が知っているのは、昔「ポンキッキ」で流れていた
     「まる・さんかく・しかく」です。

     この曲は、大好きな中村一義さんの「金字塔」というアルバムの
     9曲目にも入っています。
     中村さんが初めて買ったレコードが「まる・さんかく・しかく」
     だったそう。

     私が始めて買ったのは、チェッカーズだったなぁ。 
     あれ?CCBの「ロマンティックは止まらない」だったかしら。

     チェッカーズの藤井郁弥さんが好きで、お祭りのくじ引きで
     生写真を集めていました。
     大きいパネルが欲しかったけれど、一度も当たらなかったなぁ。

     娘は、お祭りのくじ引きでDSを狙っていました。
     「明日も、くじ引きやる!」
     と、燃えているので、かわいそうになって、
     「あれは、だれも当たらんがや。」
     と言ってしまいました。
     「あれ、おじちゃんのDSなん?」と悲しそうな娘。
     でも、自分のお年玉まで持ち出そうとする娘には、お金の大切さを
     わかってほしいし、、、。

     とても切ない気持ちでいっぱいでした。
     おじちゃんも商売だし、仕方ないのよねぇ。  
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ケンケンとびのけんちゃん

2007-04-24 10:09:12 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ケンケンとびのけんちゃん

あかね書房

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【お話】 ケンケンとびが大好きなけんちゃん。
     飛んで出かけては、いろんな人になって帰ってきます。
     赤ちゃん、犬、コックさんなどなど。
     そしてなんと、サーカスの団長さんになったけんちゃん!
     動物たちとの楽しいサーカスの始まりです。


【感想】 さすが、角野栄子さん!
     子供の頃『魔女の宅急便』を読んで以来ずっとファンです。

     娘にけんちゃんの絵本を読んでやったところ、
     「どうしよう。もう一回読みたくなっちゃう。」
     と、とても気に入った様子。

     いろんなものに変身しちゃうけんちゃんに憧れているよう。
     私は、明るくて優しいけんちゃんのママが憧れ!

     子供の全てをそのまま受け止められるほど心が広く、
     想像の世界を一緒になって楽しめる、そんな母親に
     なりたいものです。

     けんちゃんのサーカスは見ものですよ。
     ねずみのチョロチョロダンスに、りすの空中ダイビング、
     ライオンの綱渡りなどなど。
     読むだけで、サーカスに行ったような楽しい気分に。

     最後は、けんちゃんとお母さんと息の合ったショーを
     ご覧ください。
     何をするかは、読んでのお楽しみ。


【文章】 一頁に、0~9行。
     ひらがなとカタカナ。


     昨年の冬、家族でサーカスを見に行きました。
     なんだか中国雑技団のようでした。
     テント内があまりに寒く、メインの空中ブランコまで待てず、
     さっさと帰ってきました。

     でも、子供たちは、そんなイベントが大好きですよね。
     
     今日から3日間、近所の神社でお祭りが始まります。
     「あと何回寝たらお祭り?」
     と、毎日のように聞いていた娘。
     幼稚園のお迎えの帰りに、お祭りでおやつを食べようかな。

    
          
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ワニぼうのこいのぼり

2007-04-23 10:05:21 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ワニぼうのこいのぼり

文溪堂

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【お話】 ワニの父さんが、ワニぼうに鯉のぼりを買ってきました。
     父さんは、自分もワニのぼりになります。
     近所でも、猫一家や犬一家が猫のぼりに犬のぼり!
     五月五日の町の様子を描いた絵本です。


【感想】 へんてこで面白い!

     「ひひひひっ、えへえへっ。」
     と、子供たちの笑いがしばらく止まないほど。

     以前紹介した『うみのむにゃむにゃ』の内田麟太郎さんと、
     とぼけた動物の絵で人気のある高畠純さんの絵本です。
     
     ワニのぼりというのは、鯉のぼりの鯉がワニに変わっただけ。
     球を噛んだ大きな口に、紐をぐるぐる巻きにして、
     ポールにぶらさがっています。
     重いワニでも、ちゃんと水平になるのだそう。

     他の動物たちも、皆まぬけな姿で空に浮かんでいます。
     街中の動物たちがのぼっている絵は、配色センスもよく、
     楽しい気持ちに!
  
     「あ、ペンギンのぼり!」
     「ここに、ぞうのぼりも!」
     と、興奮した声で、動物を見つけて喜ぶ娘。
     息子は、大好物のバナナのぼりを見つけて、嬉しそう。

     高畠純さんの絵本、大好きです。

     Amazonに画像がありませんが、『パラダイス』を読んで、
     旅行に行きたくなりました。
     豚さんたちのように、砂漠の一流ホテルでお風呂上りに、
     夜景を楽しみたい!

     娘は、幼稚園で読んだ『みなみのしまのサンタクロース』
     と動物のフラダンスを描いた『おどります』が好き。
     息子は、TV放送されていた『ペンギンたんけんたい』の
     シリーズのファンです。


【文章】 1頁に、0~7行。
     ひらがなとカタカナのみ。
     会話が多く、とても読みやすい。


     もうすぐゴールデンウィークですね。
     皆さんは、何かご予定がありますか。

     うちは、白山(しらやま)さんへお参りに行く予定。
     野町駅から田んぼや山を走る電車に揺られ、
     美味しいおはぎを食べに行ってきます。

     神社の前にできたおはぎ屋さんが評判だそう。
     石川線野町駅ー加賀一ノ宮間の電車の往復乗車券に、
     なんと御神酒とおはぎがついて千円!
     「白山さんお参りクーポン」が5月1日に発売!

     電車に乗るのが大好きな子供たちと、田舎の景色を
     楽しみたいと思います。
 
     おはぎの代わりに、どぶろくを選ぶこともできるそう。
     石川県にお住まいの方は、是非どうぞ。

     クーポンは、野町駅、鶴来駅、北鉄駅前センター、
     片町サービスセンターなどで購入できるそうです。
     
        

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ぞうの金メダル

2007-04-13 07:13:49 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ぞうの金メダル

偕成社

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【お話】 なんと、象がオリンピックに出場!
     じゅうりょうあげ、えんばんなげ、やきゅう、サッカー、
     すいえい、マラソン・・・・
  
     さて、象はいくつ金メダルをとれたでしょうか、というお話。


【感想】 ちょっぴり気持ちの悪い絵がおもしろい!
  
     象のほか、動物たちや人も競技に出場しています。
     鋭い目つき、変てこな髪型、毛むくじゃらの胸、曲がった口、
     どれも、見て気持ちのいいものではありません。
     でも、実際生きてるものはみんなそうですよね。
     皆がTVで見るような美しい容姿をしていたら、おかしいはず。

     この絵本には、いろんな色の顔が描かれています。
     一つのサッカーチームにも、いろんな色が並んでいます。
     人種を区分していないので、なんだかうれしくなりました。
     なんてったって、オリンピックですから。

     象は自己流のやり方で、大活躍!
     水泳の自由形では、見事な泳ぎっぷりを見せてくれます。
     なかには苦手な競技もあるようですが。

     普段は消防士の仕事をしている象ですが、勉強して新しい
     仕事も始めました。
     そして、ついにあんな賞まで!
     何かは、読んでのお楽しみです。

     読むとやる気が湧いてくる絵本です。
     私も頑張るぞう!

     
【文章】 一頁に0~4行。
     金メダルの、金のみ漢字です。
     でも、ちゃんと読み仮名付き。
     読めば、子供が金という漢字を読めるようになるのでは。

    
     この象は、人助けが好きで、金メダルの数は気にしないそう。
     なんてえらい象なんでしょう。
     
     昨日、幼稚園の役員を依頼されました。
     「月曜は仕事してるし、一応考えてみます。」と言ったけれど、
     やってみようかしら。
     来年は、地域の班長もまわってきて、重なると困るし。

     陰で支える仕事は大変だけれど、自分が成長するチャンス。
     もう若いうちに入るかわかりませんが、今たくさん苦労して
     子供に尊敬される大人にならなくちゃ。

     このわがままな性格も、直るといいんだけど、、、。       
      
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わにわにのごちそう

2007-04-04 20:58:42 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
わにわにのごちそう

福音館書店

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【お話】 お腹がぺこぺこのワニのわにわに。
     冷蔵庫にあった肉を焼いて食べるという短いお話。


【感想】 「わにわに、怖いよ!」というのが、私の感想。
     ところが、「わにわに、かわいい~!」と言う子どもたち。
     
     ワニの苦手な方は、本当に嫌な気持ちになるかもしれません。
     「ずり づづづ ずり づづづ」
     と、台所へ這っていったり、
     「どさり」
     と、椅子から下りたりします。
     家にもやってきそうなほどリアルで、背中がぞくぞくします。
  
     鋭い目つきで、肉を喰らうわにわにの描写も見事ですが、
     気持ち悪いので、書きたくありません。

     正直なところ、私はこの絵本が苦手です。
     「これ、借りる~。」と、息子が嬉しそうに持ってきたので、
     仕方なく借りました。

     でも、娘も息子もこの絵本が大好き。
     ワニは嫌いじゃないという方は、是非挑戦してみてください。


【文章】 一頁に1~4行。
     ひらがなとカタカナ。
     手書きの縦書きです。

   
     『わにわにのおおけが』を、以前幼稚園からもらいました。
     その時も、あまりに不気味なワニの絵に、私は絶句。
     わにわにが鋏で手を切ってしまうという話で、私にとっては、
     ちっとも面白くありませんでした。

     ところが、子どもたちは読んでと何度も持ってきます。
     子どもにしかわからない魅力があるようです。

     こっそり古紙回収車のおじちゃんに渡そうと、縛っておいたら、
     「わにわに、捨てたらダメ!」
     と、娘に見つかってしまいました。
     
     ブログに載せたので、今晩いやな夢を見るかもしれません。
 
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ねこのセーター

2007-03-28 06:31:08 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ねこのセーター

学研

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【お話】 いつも穴のあいたぼろぼろセーターを着ているねこ。
     家では、どんぐりに帽子をかぶせる仕事をしています。

     「あなが あいてるよ あなが あいてるぞ
      ねこのセーター あなが あいてるな」と、
     歌うどんぐりたちにからかわれてばかりの、ねこのお話。


【感想】 頼りなさげな絵が、かわいい!!
     情けないようなハの字眉の、猫とどんぐり。
     なんだか胸がきゅんとするような、愛しい気持ちに。

     娘も、どんぐりを見た途端に「かわいい~!」を連発。
     じーさん顔のどんぐりをお見せできず残念です。
     キモカワイイって、こういう感じを言うのかしら。

     「どんぐりたちは ぼうしをかぶせてやると「ひゃっ。」
      とか 「きゃっ。」とか ちいさな ひめいを
      あげるのです。」
     娘は、この部分を声に出しては、笑っていました。
     ぼうしをかぶる順番を待つどんぐりたちは、注射を待つ時の
     ように、不安そうな表情です。

     「さむがりで なまけもので せっかちで おぎょうぎが 
      わるく はずかしがりやの なきむしで ちょっと
      だらしない」性格の猫。
      初めの3つは、私も同じ。
      欠点だらけの猫の一日を読むと、なんだか安心しますよ。


【文章】 一頁に0~13行。
     ひらがなとカタカナ。
     13行の頁は、どんぐりたちの歌が載っています。
     区切りが短いので、長くはありません。

     私は、在宅で仕事をしたいと常日頃思っています。
     在宅で、どんぐりに帽子をかぶせる猫が羨ましい、、、。
    
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森のアパート

2007-03-22 07:04:55 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
森のアパート

ビリケン出版

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【お話】 ぞう、きりん、ワニやチンパンジー、くまにライオン。
     他にもいろんな動物たちが、森の中へと入っていきます。
     なんと、森の中には、それぞれの家のドアがあって、
     中では、動物たちが人間のように暮らしているというお話。


【感想】「あーはぁ、ここは どこかしら?
     そうそう きっと あっちのほうの どっちのほうの
     いいところなんだよ。」
    最初の頁から、今まで読んだことのない始まり方にびっくり!

    ちゃぶ台ににんじんをのせて、座っている二匹のうさぎ。
    お風呂で舌をゴシゴシ洗っているアリクイ。
    酔っ払ってソファに寝ているライオン、テーブルにはちゃんと
    チーズのおつまみが。
    出し忘れのゴミ袋まである、散らかった部屋のなまけもの。
    他にも、動物たちがたくさん!

    あり得ない設定ですが、それぞれの特徴に合った暮らしぶりです。
    「おやおや、あんなところに あんなへやが・・・」
    と書いてあり、コマ割りで動物の部屋が書かれています。
    「こんなことしてるね。」なんて、子供と会話を楽しむ絵本です。

    うちの子たちは、ライオンの子供が、見ないでよという表情で、
    トイレに座っている絵が気に入り、
    「きゃ~、恥ずかしい~。」
    と言って、喜んでいました。

    ピンクと黄色、青とクリーム色のチェック柄の床。
    黄緑やピンク、紫など派手な色の壁。
    鮮やかな部屋は、どれも楽しい気分にさせてくれます。

    さぁ、このたくさんの部屋がどう繋がっているか。
    きっと、びっくりしますよ。


【文章】一頁に、0~3行。
    こちらに語りかけてくるような文です。

    動物たちの家はどうなっているか、題名から予想していましたが、
    思わず、「うわ~。」と声が出ました。
    「こんなおうち、住みた~い。」と体をくねらす息子。
    「ほんとやね、住んでみたいね。」と、私が言うと、
    「きっと臭くて、住めんよ。」と現実的な娘。
    
    息子は、娘の影響で、女の子らしい言葉使い。
    主人に「気持ち悪い」と言われています。
    そして、娘は主人に似て、何事にも冷静で、現実的。
    大人と会話をしているみたいに感じることもあります。
  
    両親、祖父母のいろんな性格を受け継いでいるなんて、
    面白いものですね。
    私の右耳は、祖父からの遺伝で、上がぺこりとお辞儀したように
    曲がっています。
    なんと、息子も同じ右耳。そして、私の従姉妹の長男も。
    何のために曲がっているのか知りませんが、髪を結ぶ度気になります。
         
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こんにちは!へんてこライオン

2007-03-13 14:46:04 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
こんにちは!へんてこライオン

小学館

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【お話】ゆうちゃんとしんくんが歩いている途中で出会ったのは、
    へんてこライオン。
    ライオンは幼稚園バスやバレリーナなどいろんなものに
    姿を変えます。
    しんくん、ゆうちゃんもびっくり!


【感想】長新太さんのへんてこライオンシリーズのひとつです。
    Amazonサイトには他に7冊載っていました。
    『ありがとうへんてこライオン』や『へんてこライオンがいっぱい』
    など。

    長新太さんの絵は、派手で大胆な色使いが特徴。
    森に青やピンクの木が生えていたり、空がピンク色だったり、
    絵だけでも不思議な感じがします。

    物語もへんてこです。
    「ゆうちゃんがポコポコあるいていたら、ライオンがいました。」
    「スルスル、フガフガ、スルスル、フガフガ。」
    「ジャーン!てんぐになりました。しっぽがはなになっています。」
    なんだか、可笑しいと思いませんか。

    私はこの絵本が好きで、何度も子供たちと読みました。
    擬声語や擬態語が独特なので、子供も面白がってまねします。

    文章もテンポよく読めます。
    これほど滑らかに読める絵本には、滅多に出会えません。
    人それぞれ波長の合う絵本というのは違うものだと思いますが、
    私には、この文章がぴったりと合います。


【文章】一頁に2~13行。
    一文を短く区切って改行してあります。
    それほど長くはありません。

    長新太さんは、数年前にお亡くなりになったそうです。
    いろいろな絵本で活躍されていて、人気絶頂の時期だったので、
    きっとご本人も、残念に思われたでしょう。
  
    長新太さんの芸術的な作品、是非みなさんもご覧になってください。     

      
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ねこた ププピピ 海のなか

2007-02-25 07:43:31 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ねこたププピピ海のなか

ポプラ社

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【お話】 ボートにぼーっと乗っていたどらねこのねこたは、
     突然現れた大きな魚に飲み込まれてしまいます。
     魚だと思っていたのは、なんと夢のような潜水艦!
     毎日楽しく遊び暮らせる船だったのです。
     ところが、ねこたは、、、。


【感想】鮮やかで、見ていると楽しくなる絵です。
    ねこたの毛並みのふさふさ加減までわかる、細かい絵。
    一体どうやって書いてあるのでしょう。
   
    娘も、頁をめくっては、ねこたの体を指で触っていました。
    ふさふさに見えるのに、触るとただの紙なのが不思議。

    潜水艦の中でのパーティーもとっても楽しそう!
    同じように飲み込まれたたくさんのさかな達が描かれていますが、
    一匹として、同じ魚はいないように思います。
    どの魚もカラフルで、きれい!
   
    後ろにいる魚たちの会話にも注目!
    プピやピッポパパパパなんて、楽しそうにおしゃべり。
    魚語って、パ行なのね。

    実は、生き方についても教えてくれる絵本です。
    パラダイスで暮らし続けると、どう変わっていくか、
    どんな環境で生活するのが、人間らしいかなど。
    難しくはないけれど、何か考えるきっかけを
    もらったような気がします。


【文章】 一頁に、0~11行。
     ひらがな、カタカナ、数字で書かれています。

     11行ある頁は、スペースの関係上文が短く切ってあり、
     文の長さは短いので、読みやすいですよ。

     見ているだけで楽しくなるこの絵本は、字の読めない息子も
     お気に入りです。


     絵本には、絵と文がありますが、どちらが駄目でも面白いもの
     にはならないと思います。

     家に、とても絵の素敵な絵本がありますが、残念なことに、
     文章が読みづらくて、気持ちよく読めません。

     「と、○○○○○○が言いました。」
     という文が、台詞後に必ず入っていて、少しうるさい感じがします。
     登場する動物の名前が、長くて発音しにくいというのもありますが。

     日本語は、語尾や単語で、男性が話しているのか、女性なのか、
     子供か大人か、品の良し悪しまでがわかるそうです。
     日本語訳をうまく考えれば、誰が言ったかは省略できそうな気も。

     私も訳すとなると、そこまで頭がまわらないかもしれないけど。

     
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