![]() | ねぎぼうずのあさたろう〈その1〉とうげのまちぶせ福音館書店このアイテムの詳細を見る |
【お話】 畑育ちの、ねぎぼうずのあさたろう。
得意の必殺技で、娘さんを悪い奴等から救います。
そして、家族に危険が及ばぬよう、住み慣れた
あさつき村を離れ、旅に出るというお話。
【感想】 あさたろうさん、かっこいい!
ねぎぼうずですが、かなりの男前です。
ちゃみせでだんごを注文したり、怪しい浪人ものが登場したり、
すべてが時代劇風で、面白い!
そのおさむらいさん、時代劇で見たことのあるような顔を
しています。
登場人物は、もちろん、皆野菜。
彼らが、やけにリアルで、人間らしいところも笑えます。
続きもののこの絵本、先がとっても気になります。
図書館には、(その1)しかなかったから、きっと借りられて
いるのでしょう。
Amazonサイトには、(その5)まで載っていました。
絵を見るだけでも、面白い絵本です。
山の景色や、侍との殺陣もなかなか見ものですよ。
【文章】 一頁に0~15行。
縦書きで、手書きです。
言葉と言葉の間が狭いので、大人でも読みにくい箇所も。
でも、味のある文字。
時代劇ファン必見です。
昔から時代劇が好きです。
子供の頃は、よく祖母と一緒に見ていました。
一人暮らしをしていた大学時代にも。
なんだかほっとした気持ちになるので好きなのです。
登場するのは、人情味あふれる、温かい人たち。
悪い奴等には、ちゃんと罰が当たるのも気持ちがいい。
一番好きなのは、松方弘樹さん演じる遠山の金さん。
かつらをつけると、目尻がキュッと上がって、男前に。
今は、子供の喜ぶ番組しか観られません。
たまには時代劇でも、と思い、テレビをつけると、
「あっ、マツケンサンバがいっぱい!!」
と娘。
どうやら、ちょん髷スタイル=マツケンサンバだと、
誤解していたようです。