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おすすめ絵本 新聞

図書館で借りる絵本や本の中から、子供と私が
「これはおもしろい!」と思ったものを紹介していきます。

365まいにちペンギン

2008-08-05 14:06:18 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
365まいにちペンギン
ジャン=リュック フロマンタル,ジョエル ジョリヴェ
ブロンズ新社

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皆さん、お久しぶりです。

今日は、息子が欲しいという水鉄砲を買いに行く予定でしたが、
現在彼は、ばあちゃんお手製の恐竜お昼寝マットで熟睡しております。
義母と娘、それから息子も、特別なクレヨンで恐竜の絵を描き、それをパッチワーク
のように、つないだお昼寝マットです。
アイロンの熱にあてると、洗濯しても色が落ちないクレヨンがあるので、
器用な方は、夏休みにお子さんと一緒に作品を作ってみてはいかがでしょう。

さて、今日のおすすめ絵本は、夏にぴったりなペンギンのお話です。


【お話】 1月1日の朝、宅急便で家に届いた一羽のペンギン。
       2日目、3日目、4日目……、と毎日一羽ずつ送られてきます。
       えさをやるのも、世話をするのも大変。
       一体誰が何のために送ってくるのでしょうか。


【感想】 「いいな~!うちにもペンギン来んかな~。」と、夢見る息子。
     「魚用意するの大変やよ!」相変わらず現実的な娘。
     「猫のおる家ならいいんじゃない!
      あ~、でも魚の取り合い始まるわ。
      魚屋さんの家ならいいかもしれんけど。」なんとか解決しようとする娘。

     365日、毎日一羽ずつ家にペンギンが届くなんて、すごい発想!
     でもこれには理由があるのです。
     詳しい話は絵本を読んでいただきたいのですが、環境問題と関係がある
     真面目なお話。
     それをユーモアで解決しようとする素晴らしい絵本です。
     子どもと一緒に地球温暖化について考えるいいきっかけになりました。

     この絵本のもうひとつの魅力は、鮮やかな絵!
     オレンジと黒、水色の3色を中心に描かれています。
     ペンギンは、黒い体とオレンジ色の足。
     人間は、黒又はオレンジ色の髪、服は皆オレンジ。
     家も水色の壁、オレンジの屋根。
     色がごちゃごちゃしていないので、とってもお洒落なんですよ。  
     色の氾濫を防ぐというポイントは、自宅のインテリアの参考になりそう。   
     フランスのジョエル・ジョリヴェさんによるイラストです。

     もうひとつの魅力は、ちょっとした算数の勉強になること。
     一月と2月で何羽のペンギンが届いたか、
     「31+28=??」
     なんて、計算も出てきます。
     60羽を15羽ずつ整頓したり、一日2.5キロ餌を食べるペンギンが
     100羽いるので、どれだけ魚が必要か、、、などなど。

     「きゃわいい~!きゃわいい~!」
     と、子どもたちは大はしゃぎ。
     確かに、引き出しに12羽ずつ詰められたペンギンたちは、かわいい!
     あんまりたくさんいるので、ちょっと気持ち悪いのですが、
     かわいさでなんとか許せます。

     お話の最後には、びっくりさせられました。
     以前紹介した『だるまだ!』と同じような、くすっと笑えるラストです。
     皆さんも、ぜひ読んでみてくださいね。


【文章】 一頁に、0~10行。
     「月」と「日」以外は、ひらがなとカタカナ、数字です。


     例の水鉄砲、どこに買いに行こうかな~。
     近くに「西○屋」があればいいんですけれど、、、。
     いつもお世話になってるこのお店、息子は「にしやつま」と呼んでいます。
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だるまだ!

2008-07-08 12:38:47 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
だるまだ! (ciel books)
高畠 那生
長崎出版

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皆さん、こんにちは。

今日のおすすめ絵本は、高畠那生さんの作品です。
『バースデー・ドッグ』や『チーター大セール』、『ぞうの金メダル』に、
『ねこだまし』などなど、高畠那生さんの作品はブログでもたくさん紹介しました。
こちらも、へんてこでくすっと笑わずにいられない面白い絵本です。


【お話】 海から続々と流れ着く「だるま」たち。
     だるまだらけの町では、いろんなところでだるまが使われるようになり、
     あんなものや、こんなものにまでなってしまうお話。


【感想】 「いひひっ、だるま被っとる。」
     だるまを頭に被った犬を見て、笑う娘。
     「あっ、ここ!」
     思わぬところでだるまを発見し、喜ぶ息子。

     こんなたくさんのだるま、私は見たことがありません。
     しかも、想像できる範囲を超えた使い方をされていて、絵を見ては
     驚くばかり。
     なんて素敵な発想でしょう!高畠さんはすごい感覚をお持ちですね。
     まず、どうしてリーゼント風の髪型なんでしょう、このだるまたち。
     
     だるま活用術を、絵本からひとつだけ紹介します。

     「ボクシングに つかわれたり、」

     絵本には、だるまを両手にはめ、真剣な表情で戦っているボクサーが。
     どうです?可笑しいと思うのは私だけじゃないはず。
     高畠那生さんのイラストは、見るだけで笑ってしまうのに、
     お話までへんてこ。
     やっぱり好きです。

     そして、結末でも「あっ!」と言わされました。
     この面白さを伝えたいのに、伝えられなくてもどかしい!
     話すと、絵本の面白さが減ってしまうんです。
     皆さん、是非一度読んでみてくださいね。
     みんなが笑って元気になれるといいな~。

     この絵本を読んだあと、家族で車ででかけました。
     ジュニアシートに座った息子が、
     「このまちにも、だるまたち来とるかもしれん。」
     と、真顔でつぶやき、窓の外を眺めていました。
     「あ、あそこ!」
     と指差しては、私たちを騙して楽しんでいました。
    
     「だるまたち、このまちにも来てほしいな~。」
     寂しそうにつぶやいた息子が、とても愛しく感じました。


【文章】 一頁に、0~3行。
     ひらがなとカタカナです。
     ほとんどが短い文なので、絵を見るだけでも楽しいですよ。
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ワニくんとかわいい木

2008-07-05 22:18:57 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
皆さん、こんばんは。

今日のおすすめ絵本は、みやざきひろかずさんの作品。
以前『ワニくんのおおきなあし』を紹介しましたが、今日のも同じシリーズです。
Amazonに画像がなくって、残念!何のためのアフィリエイトかわかりません。
みやざきひろかずさんのサイトへは、左のブックマークから、えいっと飛んで下さい。
ワニくんが出迎えてくれますよ。


『ワニくんとかわいい木』 みやざきひろかず 作・絵  ブックローン出版


【お話】 家の中に突然木の芽が出てきて、ワニくんはその木を育てることに。
     あっという間に大きくなって、今にも家が壊れそう。
     そして、ところどころ本当に壊れてしまって、、、。 


【感想】 「おもしろかったし、もう1回読んで!」と息子。
     「え?今読んだとこなんに。」と私。
     続けてもう一度読むと、また息子が、
     「すっごいおもしろかったし、もう1回読んで!」とおねだり。
     久しぶりです。立て続けに3回も読まされたのは。
     ゆり椅子に腰掛け、両膝に子どもたちを乗せて読んでいましたが、
     あまりの暑さに、娘はすぐ逃げていきました。

     みなさんは、ワニくんシリーズの絵本を読んだことがありますか?
     とぼけた性格の優しいワニくん、親子でファンです。
     一ページあたりの文が少なく、絵を見て楽しめるし、  
     くすっと笑える面白い場面がた~くさん。
     それで、息子も大好きなんですよ。

     「どんどん どんどん おおきくなった」
 
     で一ページ。床を突き破って出てきた木は、幹も太くなっています。
     ワニくんは、それを見ながら歯磨きしています。
     ブルーのストライプのパジャマを着て。
     しっぽの部分は、ちゃんと穴があいているんですよ。

     あまりに木が育つので、お風呂に入っても、食事をしても邪魔に。
     あとは読んでからの楽しみにとっておいてくださいね。
     邪魔そうなワニくんの表情が、かわいいです。
     息子も娘もゲラゲラ笑っていました。

     絵本を読んで、娘が美味しい料理を思いついたようです。
     「オレンジを薄く切って、パンにはさんでカプって食べたら、
      サンドイッチみたいで美味しいかも!」
     「オレンジを小さい四角にいっぱい切って、ポンポンってはめたら、
      かわいいパンのできあがり!」
     なんでこんなことを言うか、説明すると絵本の面白さが半減しちゃうので、
     『ワニくんとかわいい木』を読んでみてくださいね。
     そしたら、きっとわかりますよ~。

     ワニくんシリーズはどれも面白くて、大好き!
     『ワニくんのむかしばなし』、『ワニくんのTシャツ』、
     『ワニくんのふしぎなよる』、『ワニくんのめざましどけい』、
     『ワニくんのおおきなあし』を図書館で借りて読みました。
     でも、まだまだあるんですよ、このシリーズ。
     いつも借りられていることが多くて、なかなか全部借りられませんが、
     気長に読んでみるつもりです。

     娘は『ワニくんのふしぎなよる』がお気に入り。
     宇宙人の話す暗号が、最後にわかる仕組みになっていて、一文字ずつ
     あてはめて楽しそうに読んでいました。
     謎解き好きの子にぴったりです。


【文章】 一頁に、0~2行。
     「木」だけ漢字です。あと環境問題の新聞記事が出てきます。
     そちらは、結構な行数がありますよ。

     みやざきひろかずさんの絵本の面白いところは、現実か絵本の世界か
     ちょっとわからなくなるところ。
     最後の作者紹介の下には、原画を描くメガネをかけたワニのイラストが!
     「え?ワニがこれ書いたん?」と目を輝かせる息子。
     「え?本当に?」と娘まで。
     「どうなんかね?みやざきひろかずさんって、ワニなんかね。」と私。
     絵本の最後に、いつももっともらしいワニの世界の話が載っているので、
     楽しいです!ワニくんって、本当にいるんですね♪
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どろぼうがっこう

2008-05-31 07:50:29 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
どろぼうがっこう (かこさとしおはなしのほん 4)
加古 里子
偕成社

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皆さん、おはようございます。

今日のおすすめ絵本も、よく知られている絵本です。
かこさとしさんといえば、『からすのパンやさん』や『にんじんばたけのパピプペポ』
など、何十年たっても子どもたちに人気の絵本をたくさん出されています。
こちらでもついこの間『だるまちゃんとてんぐちゃん』を紹介しました。
うちの子たちの一番は、かわいい『おたまじゃくしの101ちゃん』です。
今日の『どろぼうがっこう』も、こわおもしろいんですよ。


【お話】 どろぼうになるための学校では、校長先生のくまさかとらえもん先生が
     生徒たちに宿題を出します。それは、明日までに何かを盗んでくること。
     そして、生徒たちが盗んできたものは、、、。
     みんなで楽しい遠足にも出かけます。


【感想】 「かわいくな~い!」と、娘。
     くまさか先生の「いいか、わかったか。」の言葉に、
     「かわいい どろぼうがっこうの せいとたちが、げんきに こたえます。」
     と書いてあるのですが、みんな顔がこわいんです。
     ねじりはちまきに、無精ひげ、しかめっつらしたおじさんに、
     サングラスしたチンピラ風のおじさん、
     そして目の横に傷がたくさんあるおじさん、などなど。
     いかにもどろぼうらしい生徒たちです。

     うちの子どもたちと笑ったのは、遠足へ行く場面。
     「せんせい、おかしを もっていって いいんですか。」
     強面のおじさんから、定番の質問も。
     なんと、持ち物は、おそろしいものふたつ。
     子どもの絵本に書いていいのかと思ってしまうほど。
     何かは読んでのお楽しみ。

     どろぼう学校の遠足は夜。
     そして、行った先で大変なことに、、、。
     おそろしいのに面白いというへんてこな絵本です。
     皆さんも、是非読んでみてくださいね。


【文章】 一頁に、0~15行。
     ひらがなとカタカナですが、カタカナにもちっちゃな読み仮名つきです。

     このお話、なつかしいな~と思いながら読みました。
     小学生の頃に、一年だけ演芸クラブ(園芸ではないですよ。)に入ってて、
     この『どろぼうがっこう』を、全校生徒の前で劇で演じたのです。
     
     私は『青い鳥』で主役をさせてもらったので、このときはナレーター。
     「ぬきあし さしあし しのびあし」の歌や、
     「さて、そのよくじつ」という自分の台詞しか覚えてませんでしたが。
     なつかしい思い出です。
     くまさか先生役の近所に住んでたまりちゃん、元気にしてるかな~。
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11ぴきのねこ どろんこ

2008-05-30 09:31:26 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
11ぴきのねこ どろんこ
馬場 のぼる
こぐま社

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皆さん、おはようございます。

今日のおすすめ絵本は、みなさんご存知の『11ぴきのねこ』シリーズです。
マイナーなものが好きな私は、図書館で見かけても敢えて借りずにいた絵本。
ところが、いつもの耳鼻科に置いてあったものですから、、、。

【お話】 とらねこを大将に、山小屋で暮らす11ぴきのねこたち。
     山の中で、泥遊びをする恐竜と出会います。
     ある日恐竜を助けたことをきっかけに、仲良くなりますが、、、。


【感想】 「幼稚園にもあるよ!」
     と、嬉しそうな娘。
     「読んだことある!」
     と、興奮気味の息子。
     『11ぴきのねこ』シリーズは、最近よく読んでもらっているそう。
     
     「やっぱり人気ある絵本は、面白いねぇ。」と私。
     敢えて、あまり知られてない絵本を選んで借りていましたが、
     有名なものはやっぱり、絵もお話も魅力的。
     読まず嫌いは直さないといけないようです。

     とらねこたいしょうの言葉遣いが面白くて、気に入っています。

     「では しょくん。えものを さがしに いくぞ」
     
     猫がこんなこと言うなんて、くすっと笑っちゃいます。
     ナレーションも、楽しいんですよ。

     「えー、ほんじつは、さかなの ひものを つくるひ。」

     『11ぴきのねこ』シリーズのうち3冊だけ借りたことがあります。
     私が好きなのは、コロッケが美味しそうな『11ぴきのねことあほうどり』。
     『11ぴきのねことへんなねこ』も、へんてこで面白かったです。
     「『11ぴきのねこ ふくろのなか』借りてきて。」
     と、娘に言われますが、いつも借りられていて、まだ読んでいません。
     みなさんは、どのお話が好きでしょうか。

     さて、イラストもなんだか気が抜けた感じで、気に入っています。
     それぞれいろんな動きをしているので、
     「あっ、網で魚とっとる。」
     「木に登っとるよ。」
     なんて、字の読めない息子も楽しんでいました。
     皆さんも、是非読んでみてくださいね。
     読んだことがない方は、少ないかもしれませんが。


【文章】 一頁に、0~12行。
     ひらがなとカタカナです。
     
     「ニャゴ ニャゴ ニャゴ ニャゴ」というのがかわいい!
     11ぴきで何かごちゃごちゃ話しているんでしょうね。       
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だるまちゃんとてんぐちゃん

2008-05-07 09:33:44 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
だるまちゃんとてんぐちゃん (こどものとも傑作集 (27))
加古 里子
福音館書店

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皆さん、おはようございます。
GWの疲れは出ていませんか。

うちは、子どもたちと近場で楽しみました。
3日は、ラ・フォル・ジュルネを聴きに県立音楽堂へ。(チケット一人500円)
4日は、ミニSLに乗るため、21世紀美術館へ。ついでにロン・ミュエック展も。
5日は、内川スポーツ広場へ。汗をかくほど走り回りました。
6日は、いつもの図書館へ。近くの公園でピクニックシート広げてランチ。

ほとんどお金がかかっていませんが、十分楽しめました。

さて、久しぶりのおすすめ絵本は、加古里子(かこさとし)さんの作品です。
「だるまちゃん」というキャラクターは知っていたのですが、実は読むのが初めて。
40年以上たっているのに、今の子どもたちにも人気があるなんて、すごい!
うちの子たちも、だるまちゃんファンになりましたよ。

【お話】 だるまちゃんとてんぐちゃんは仲の良いお友達。
     だるまちゃんは、てんぐちゃんの持っているものが欲しくて、次々
     まねして着飾ります。
     うちわがないのでやつでの葉、というふうに、違うけれど似てるものを
     探すというお話。


【感想】 「きゃわいい~、きゃわいい~。」
     天狗帽子を探すだるまちゃんに、娘と息子はお決まりのかわいいコール。

     と思ったら、おじさんみたいな恐い顔のだるまちゃんも。 
     同一人物とは到底思えないようなだるまちゃん。
     なんだか笑えます。
  
     探し物を手伝うのは、だるまちゃんのお父さんの「だるまどん」。
     恐い顔しているくせに、子どもに甘いんです。
     子どもの願いは何でも叶えてやろうと必死。
     だるまどんの子育てには、ちょっと違和感を感じました。

     食卓に食事の用意をするだるまちゃんのお母さんや、
     おんぶ紐で、背中に人形を背負った妹さん、
     かまどにまきをくべるお爺さん、手ぬぐいかぶったお婆さん、
     見ているだけで、なんだかほわんと温かい気持ちに。

     皆さんも、是非一度読んでみてくださいね。
     てんぐちゃんも、爺さん顔なのに子どもというのが可笑しくて、
     かわいい声で台詞を読むと、子どもたちが喜んでいましたよ。


【文章】 一頁に、0~9行。
     ひらがなのみです。

     『だるまちゃんとてんぐちゃん』は、英語版や、CDつき英語版も出版
     されているそうです。
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よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし

2008-04-11 09:11:37 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし (レインボーえほん 7)
及川 賢治,竹内 繭子
岩崎書店

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皆さん、おはようございます。

今日のおすすめ絵本は、へんてこなお話。
タイトルも長いですね。
『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』です。
作者は、及川賢治さんと竹内繭子さん。
そう、100%ORANGEのお二人です。


【お話】 朝食に「ぼく」が飲んでいた牛乳。
     うっかり瓶を倒してしまったら、「ぎゅうにゅうが とまらない」。
     牛乳の海が、部屋だけでなく、外にも広がっていって、、、。


【感想】「こじまよしおくんが牛乳こぼしてんて~!」
    と、嬉しそうな5歳の娘。
    主人公はよしおくん。でも、苗字はこじまじゃないんじゃない?

    お話を読んでやると、「ヘヘヘヘッ」と笑う4歳の息子。
    娘は、「ヒヒヒヒッ」と笑っていました。
    そう、お話がへんてこなんです。
    こぼれた牛乳が延々と流れ続けるなんて、ありえない世界。
    そこがまた、面白いんですけどね。

    及川さんと竹内さんのイラストは、いつもとってもかわいくて大好き。
    この絵本は、かわいい!という感じではありません。
    思わずくすっとしちゃうイラスト。
    「ぼく」のマイクみたいな頭や、船乗りのおじさんのもじゃひげ。
    うちの子たちも、イヒヒヒッと受けていましたよ。

    へんてこ世界へ遊びに行きたい方は、ぜひ読んでみてくださいね。
    うちの子の様子を見ていたら、子どもにはうけそうな気がします。
    名前も、流行り(?)のよしおくんですから。


【文章】 一頁に、0~7行。
     ひらがなとカタカナです。


    我が家では、いまだにこじまよしおさんの例の芸が流行っています。
    朝の着替えの時には、脱がなくていいシャツまで脱ぎ、
    必ずパンツ一丁になる息子。
    笑う私と娘の前で、芸を披露してくれます。
    「風邪ひくから、早くシャツ着なさい!」
    という注意も聞いてくれません。

    娘は、自分も脱ぎたい気持ちを抑え、私の顔色をうかがいながら、
    シャツとパンツで、小さくおっぱっぴー。
    ストレス発散に、娘にも思いっきりさせればいいのかな、、、。    
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おじぞうさん

2008-04-01 14:40:04 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
おじぞうさん (こどものとも傑作集)
田島 征三
福音館書店

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皆さん、こんにちは。

今日のおすすめ絵本は、さっき耳鼻科で読んだ絵本です。
静かにしていないといけない待合室で、娘はゲラゲラ。
私も読み進められないくらいに、大うけ。
周りの人たちに、変な親子だと思われたでしょうが、皆さん読めばわかります!


【お話】 うめばあさんが、孫のおねしょが治るようにとおじぞうさんに願を
     かけました。お供えの大福を見たおじぞうさんは、、、。
     話がそれぞれつながっていく、面白いお話です。


【感想】 「アハハハハハッ」
     しーんとした待合室に、娘の笑い声が響きます。
     
     この絵本、甥っ子もお気に入りでした。
     実家へ行くと、甥っ子が大声で何度も叫んでいた一言。
     「じろっぺ、しょんべん ばらかした!」
     何言ってんのと母に確認したところ、
     「読んでやれんほど面白い絵本があって、それに出てきた台詞やわ。」
     と、母まで思い出し笑いをしてゲラゲラ。

     そのとき題名は忘れたと言っていましたが、これに間違いありません。
     耳鼻科から帰っても、思い出しては娘と二人ゲラゲラ笑っています。

     だって、おじぞうさんも犬も坊さんも、絵描きさんも、みんなすごい顔!
     絵だけでもおかしいのに、文章がなんともいえない懐かしさ。
     
     おねしょ→「ねしょんべん」、よだれ→「よだれこ」
     垂らした→「たらかした」

     なんだかおかしいんですよ。
     次々起こる珍事件に、冷静でなんていられません。
     田島征三さんの味のあるイラストは、必見!

     是非みなさんも読んでみてくださいね。


【文章】 短めで2~3行ずつくらいだったと思います。
     今度耳鼻科へ行くときに、また確認してみますね。


     待ち時間に3度も読みました。
     何回読んでも吹き出してしまって、まともに読めなかった、、、。 
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どうぶつえんがうちにきた!

2008-04-01 07:41:49 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
どうぶつえんがうちにきた!
島 怜花,きむら ゆういち,大島 妙子
ひさかたチャイルド

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皆さん、おはようございます。

今日のおすすめ絵本は、面白い発想の絵本です。
作者は、島怜花さんときむらゆういちさん。
5歳のときに書いたという島さんの原案を、『あらしのよるに』で有名なきむらさん
が、文章にしたものです。
イラストは、『けんけんとびのけんちゃん』でも紹介した大島妙子さん。
大島さんの『いがぐり星人グリたろう』も、かなり面白かったです。


【お話】 動物園の園長さんたちが旅行で留守にする間、動物たちを預かることに
     なったミキちゃん。
     狭いお家は、もう大変なことに、、、。


【感想】 「大変そう、、、。」
     あんな落ち着けない家には住みたくないと思ったのは、私。

     「きゃわいい~!きゃわいい~!」
     冷蔵庫を開けても動物が!
     という新鮮な生活をしてみたいのは、娘と息子。

     大島さんの描くひょうきんな人物や動物に、思わず笑ってしまいます。
     特に、園長さんの顔!
     好みのタイプじゃないけれど、あ、なんかこんな人いそうという感じ。
     
     アライグマが台所で皿洗いをしてくれるのは羨ましいけれど、
     野菜に干物に、エプロンまで、洗っていらないわ。

     動物たちとのへんてこな生活ぶりが楽しい絵本です。
     皆さんも、是非読んでみてくださいね。
     

【文章】 一頁に、0~9行。
     ひらがなとカタカナです。

  
     子どもの発想って、素晴らしいですよね。
     5歳の子がこんな面白いお話を思いつくなんて、すごいなぁ、、、。
     ちなみに、作者の島さんは今年18歳になるそうですよ。
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ミレドーさんちのこびとたち

2008-03-28 18:35:51 | 【へんてこ】なんだかおかしな話
ミレドーさんちのこびとたち
ひだ きょうこ
教育画劇

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皆さん、こんばんは。

いろいろと忙しくて、久々の更新になっちゃいました。
今日のおすすめ絵本は、ひだきょうこさんの作品です。
『そっとしておいて』でファンになったひだきょうこさん。
なんだか不思議なつるん、ぷるんとした感じのイラストです。


【お話】 楽器店を営むミレドーさん。
     お店の楽器は、いつもぴっかぴか。
     実は、店に置かれた古い小さな太鼓に秘密が、、、。
     無邪気な小人たちが面白いお話です。


【感想】 色鮮やかで、綺麗!
     青みがかった緑色した街の木々。
     淡い水彩絵の具をぽてっと垂らしたような形。
     なんだかすべてがいい具合に曲がっていたり、ずれていたり。
     ひだきょうこさんの不思議なイラストが好きです。

     小人たちの登場に、子どもたちが嬉しそうにしていました。
     おなかぽっこり、おじさん顔の小人たち。
     「ド」「レ」「ミ」「ファ」「ソ」「ラ」「シ」の七人兄弟だそう。
     どこに暮らしているかは、読んでのお楽しみ。
     
     昔から伝わるおとぎ話のように、しっかりとしたお話でびっくり。
     とってもおもしろかったです。
     皆さんも、是非読んでみてくださいね。
     子どもたちは、『そっとしておいて』の方が好みだったようです。
     私は『ミレドーさんちのこびとたち』の色使いの方が好きだな~。
     いつも好みがわかれてしまいます。


【文章】 一頁に、0~9行。
     ひらがなとカタカナです。

     
     今日は主人がお好み焼きを食べたいというので、作ってもらっています。
     野菜は私が切ったけれど、後は主人におまかせ。
     お好み焼きにホットケーキ、天ぷらにパスタ、
     私が作ると固すぎたり、べちゃっとしたり、うまくいきません。

     「お父さんの作った方がおいしい!」
     と、子どもたちも主人の腕を評価しています。
     何でうまくいかないのかな?とちょっと悲しいけれど、
     ブログを書く時間が持てて、しあわせ。
コメント
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