中浜みのるの高槻市議会・議会報告

『じゃがいも通信』を発行し、ホームページも開設していますが、今後はブログでも整理・管理していくことにしました。

★『ジャガイモ通信』14号 ご挨拶

2007-01-13 20:07:56 | ご挨拶

 

あけましておめでとうございます

 

市民の切実な要望に応え、粘り強くがんばります 

3期目の挑戦、力強いご支援を 

                    高槻市議会議員 中浜 みのる 

新年あけましておめでとうございます。

 私の議員活動について、日頃からのご協力・ご支援に対して心から感謝を申し上げたいと思います。

 私も、市議会議員として8年目を迎え、福祉企業委員長、議会運営委員会副委員長、地方分権推進特別委員、市民連合議員団幹事長として、市民福祉の充実、市民の立場に立った市政の推進と高槻市の発展のため、がんばっているところです。

政府は昨年の11月に、「景気が回復し、いざなぎ景気を越えた」との見解を発表しましたが、実感はその逆で、市民の生活は、自民党政治の影響で、低所得化と格差拡大が進むうえに、さらに増税と負担増の追い討ちを受け、大変厳しいものになっています。しかも、市民生活を守るべき最後の砦であるべき地方自治体も三位一体改革で、国から地方自治体に権限委譲がなされましたが、それに似合う財源が削減(高槻市の推定削減額は35億6千万円)されたため、大変厳しいものとなっています。

このような状況でも、市民の生活を守り、市民要望を実現することは当然のことです。

そのために、私は、

①国に対しては、抜本的な改革をしっかり求めていくこと

②市民の皆さんに現状を正しく公表し、市民との協働のまちづくりをよりいっそう推進すること

③要望実現に向け、知恵を絞って、効果的・効率的な行政運営を推進することが重要であるということを常々、主張するとともに、具体的な政策提言を行ってきたところです。

 今年は3期目の挑戦の年です。今回の挑戦は、ご存知のように大変な激戦で、厳しい闘いになるとことが予想されますが、恥ずかしくない成績を残していきたい、そのために全力投球をしていきたいと思っていますので、力強いご支援をお願いします。

また、市民と市政のパイプ役として、市民に親しまれ、気軽に相談し頂ける議員として、さらにがんばっていきたいと思いますので、今後も引く続き、ご指導を賜りますとともに、忌憚のないご意見、ご要望をお寄せ頂ければ幸いです。             

 


2006年12月議会

2007-01-13 19:58:42 | ご挨拶
12月議会

12月議会は12月1日から20日までの会期で開かれ、人事案件・契約案件・条例案件・予算案件などが提案され、可決、決定されました。 


*人事案件では、高槻市公平委員会委員が選任され、また、人権擁護委員5名についても同意されました。

*助役を副市長に変更
「地方自治法の一部を改正する法律」により市に助役に代えて副市長を、収入役を廃止し会計管理者を置くことになりました。これに伴い「高槻市副市長定数条例」で、本市の副市長の定数を2人にすることなどが提案されました。

*「地域における商業の活性化に関する条例」
商業の活性化と基盤強化を図り、市民生活の向上や地域社会の発展に寄与するため、事業者、商店会、経済団体等の責務と市の施策を定めました。

* 相談事業では虐待等の対応も
高槻市立子育て総合支援センター条例では、旧保健所跡地に建設中の当センターで実施する事業や管理運営などを定め、総合的な子育て支援事業を展開することになりました。

*同伴の幼児の市バス運賃2人まで無料に
市バス利用の促進や子育て支援の観点から、現行大人1人に対して1人が無料でしたが2人まで無料とする提案です。

*市立総合市民センターに多目的ルームの新設
総合センター1階部分の元喫茶店跡に整備され、展示などに利用できます。1時間につき550円、3日以上使用する場合は、1日目7000円、2
日目以降(1日につき)3500円。改修工事終了しだい供用開始されます。

*新たに2つの運動広場を設置
市立総合スポーツセンターの付属施設として、高
槻市立牧田運動広場と庄所運動広場が新たに新設されました。使用料1時間につき500円で駐車料は1日1回 1時間までごとに100円ただし3時間を超える場合400円となります。利用時間は4、5,9月は午前8時から午後6時、6月から8月は午後7時まで、その他は午後5時までとなります。

*大阪府後期高齢者医療広域連合設立
急速な高齢化の進展に伴い、老人医療費を中心に国民医療費が増大する中、どのような財源で安定的に賄っていくのかが大きな課題です。今回の制度改革では平成20年4月から前期高齢者医療制度の創設と共に、75歳以上の後期高齢者について、独立した医療制度が発足することになり、全都道府県において、都道府県単位で全市町村が加入する広域連合を設置し、保険料、賦課を決定、医療給付等の事務を実施することになりました。
 この設置については、福祉企業委員会の中で多くの意見が出され、①地方自治の尊重、②各市町村の意見の反映、③被保険者も含めた運営協議会の設置、④広域連合議会の公開並びに各種会議の透明性を図ること。また、それに関しての議事録の前文記録の作成、⑤現行制度よりサービス水準を低下させないこと、以上の内容の付帯決議が提出され、多数賛成で可決されました。

*国民の立場に立った抜本的な改革を
 なお、この広域連合の設置は、昨年の6月の通常国会で、与党の賛成多数で可決、成立した「医療制度改革法」に基づくものです。この「医療制度改革法」は「医療」に対する根本理念や国民の健康と命を守ることについての信念が欠如しているうえに、根拠薄弱な医療費の将来見込みを示し、国民に新たな負担を押し付けるものであり、私は反対ですが、翻案が成立し、制度化された限り、平成20年4月に老人保健法が失効するため、この広域連合が設置されなければ、府内における後期高齢者医療制度に空白が生じるので、やむをえず、賛成しましたが、国民の立場に立った医療制度の抜本的な改革に向け、今後もがんばっていきたいと思います。 


*地域職業相談室の設置
公共職業安定機関が設置されていない市町村において、国の提供する職業相談、職業紹介サービスと市町村の提供する住民サービスがあいまって就職促進や利便性の向上を図ることを目的に、総合市民交流センター5階パソコンルームに開設予定です。

*公民館5館パソコン更新
市民利用のパソコン機器を更新し、IT学習の推進を図るため61台を更新する予算が計上されました。

*JR高槻駅南側人口デッキ整備
腐食による老朽化が指摘されてきたJR高槻駅南の人工デッキの改修工事が行われることになります。


2006年9月議会

2007-01-13 19:50:32 | 議会報告
9月議会
 9月議会は、9月12日から9月29日まで開催され、市税条例中一部改正など条例案件や補正予算等が提案され、賛成多数で可決、決定されました。

国から地方への税源移譲により、
住民税が変わります

三位一体改革に基づいて、国の所得税から地方の住民税へ3兆円の税源移譲が行われることになりました。この税源移譲に伴い、住民税が平成19年度分から大きく変わります。
 そのため、市税条例中一部改正案が提案され、賛成多数で可決されました。それにより、住民税所得割の税率は、従来3段階の超過累進構造になっていましたが、これを所得の多い少ないに関わらず一律10%(市民税6%、府民税4%)の比例税率構造(フラット化)になります。
 なお、この改正によって、市民税としては、約94%の方が負担増となりますが、所得税が引き下げられますので、納税者の負担は変わりません。
 私としては、今回の三位一体改革が地方分権につながらないどころか高槻市に約35億6千万の歳入減になったことを指摘するとともに、今回の市税条例の改正によって、確かに、市民一人当たりの納税額の総額は、変わらないものの、所得税の減額は定率減税の廃止で相殺され、市民の感情としては、住民税だけが増税されたという感覚になりやすいので、格差が広がり、ただででも閉塞感も蔓延している状況がある中、十分な広報と丁寧な対応を求めました。

出産育児一時金が35万円にアップ
 高槻市国民健康保険条例中一部改正により、出産育児一時時金が現行30万円から35万円に、また葬祭費については、現行2万5千円から3万5千円に引き上げられました。


障害者自立支援法10月本格実施で市独自の軽減策を実現

 障害者がサービスを利用するごとに1割の利用料負担を求める「障害者自立支援法」が4月から施行され、障害が重度であればあるほど負担が大きくなるため、結果としてサービスを受けられなくなるなどの問題が出ています。
 また、障害者施設の運営費も削減され、運営そのものにも大きな影響が出ています。
 10月からは「自立支援法」で定められた市町村事業が実施されることになり、障害者団体等から、高槻市に対し、市独自の軽減策を図るよう要望が出されていました。
それに対して、高槻市から9月議会で市独自の軽減策が提案され、審議されました。私は、「障害者自立支援法」そのものに反対ですが、今回の独自軽減が障害者団体・障害当事者の声に一歩でも近づくものと考え、条例案には賛成しましたが、1)「法」の抜本的見直しを含む国への制度改善を強く求めること。2)残された課題については、引き続き障害当事者の声を真摯に受け止め、課題解決にむけ、さらに努力していくよう、強く求めました。


医師同乗の特別救急隊が24時間365日本格運用へ 10月から

三島救命救急センターとの連携で2002年10月から試行運用してきた特別救急隊がこの10月から本格運用となります。医師同乗の救急体制は大阪府内・近畿圏でも高槻市が始めての取り組み。救命率向上に大きな効果が期待されます。

史跡整備では・・・
文化財保護費では、嶋上郡衙跡及び安満遺跡整備や史跡指定用地追加買上等で488,718千円増額しました。


スポーツ施設駐車場使用料が変更
総合センター及び付属施設及び市民プールの有料駐車場の使用料については、一律400円から1時間毎、100円上限400円とする時間に応じた料金制に変更しました。


いよいよ、弁天踏み切りの橋梁化!
道路整備では、古曽部西冠線の実施設計、弁天踏切橋梁化の基本設計にかかわる予算を可決しました。これにより、線路と平面交差で開かずの踏み切りといわれ、事故も多かった弁天踏み切りで、人、自動二輪、自転車の通行が便利になります。


意見書では・・・「障害者自立支援法」の見直しのための検討等を求めた意見書など4件の意見書が提案され、いずれも全員一致で可決しました。


「つどいの広場」10月から
 主に0から3歳の子どもをもつ子育て中の親とその子が気軽に集い、打ち解けた雰囲気の中で語り合ったり、相談したり、学びあったりする「場」である「つどいの広場」が10月から市内4箇所に開設されました。