中浜みのるの高槻市議会・議会報告

『じゃがいも通信』を発行し、ホームページも開設していますが、今後はブログでも整理・管理していくことにしました。

『じゃがいも通信』 13号 ご挨拶

2006-07-15 18:06:57 | ご挨拶

 
 

 厳しい暑さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。

  春から夏にかけては徐々に気温が上がっていくため、植物は日々大きく育っていきます。
 家庭菜園を楽しみにしている私にとっては、変化する自然、自然とともに日々生長する野菜を眺めることが一番の楽しみです。朝の風は爽やかで、畑仕事を終えて、帰宅するとなんとなく身が洗われます。この朝一番の爽やかな気持ちを大事にして、議員活動に今後も精を出していきたいと思っています。  

 さて、5月20日付で公表された内閣府の国民の意識調査で、景気回復を実感している人が急増した一方、地域格差が広がっていると感じている人も増えているというのが大きな特徴だと言われています。
 ただ、景気回復についての実感としては、依然として、「悪い方向」と考えている人が「良い方向」と考えている人よりわずかに多いというのが実態だということです。これは、景気回復はしてきたが格差が広がり、勝ち組み・負け組みと言われるように二極化がひろがってきたことが実感として現れてきたのではないかと思います。
 まさに、地域格差も含め、格差の広がりが小泉政権に影を落とし、格差是正が大きな課題となってきていると言えます。 

 格差是正のために、まずしなければならないことは、なんといっても安定した雇用対策を講じることだと私は考えています。
 小泉首相は就任直後に雇用市場の規制緩和を指示し、企業が、「雇いやすい」環境を作った。その結果、パートやアルバイト、派遣社員など「非正社員」は大幅に増え、全体の33%となっています。
 それなりの賃金が保障され、雇用が安定しないとなかなか展望は持てません。多くの国民、とくに若年層が将来について、多くの不安を抱えているのも当然です。

 
 不安定で、低賃金の労働者の増加は当然格差が拡大していき、年金制度や健康保険制度などの社会保険制度に大きな影響が出てきます。
 ですから、このような状況を改善しなければ、日本の将来も経済の発展も考えられないと思っています。 私は、そういう状況を根本的に変革していくためにがんばっていきたいと思っています。
 それとともに、市民の皆さんからの切実な要望と相談に対しては、少しでも前向きに問題解決が図れるよう、努力していきたいと思っています。

 
 地方自治確立に向けて全力投球します

 いま、地方自治体は深刻な財政危機に直面しています。三位一体改革で、地方交付税総額が年々削減されていったことも、それに追い討ちをかけたこともあり、地域格差拡大につながったともいえます。 

 
 国は、地方交付税ついては、今後もさらに削減の方向で検討していると言うことですから、地方分権、地方自治確立の流れに逆行し、国の財政再建を優先し、地方に負担を転嫁しょうとしていると言わざるを得ません。

 
 切実な要望に応え、住みよいまちづくりを計画的に進めていくには、財政的な裏づけが必要であり、地方自治体が「仕事に見合った財源を」求めることは当然なことで、私は、今後も国民の立場にたった、真の改革を求めて、国や府に対しても積極的に意見を述べていきたいと思います。

 
 また、私は、高槻市の発展と市民福祉の充実に向け、市民と市政のパイプ役として、市民に親しまれ、気軽に相談して頂ける議員として、いままで以上にがんばっていきたいと思いますので、今後もご遠慮なく、ご意見ご要望をお寄せいただきたいと存じます。                                                                                                                                                                                                                                                    


2006年、6月議会

2006-07-15 18:00:14 | 議会報告


6月議会
 

 
6月議会は6月14日から30日まで開催され、介護納付金限度額の引き上げと年金課税見直しに係る保険料の激減緩和を図ることに伴う「高槻市国民健康保険条例」の一部改正など条例案件や学校に運営の関わる外部評価システム構築のための補正予算等が提案され、賛成多数で可決・決定されました。

 

 国民健康保険条例が改正
      さらに軽減措置も

「高槻市国民保健条例中一部改正」については、税制改正に係る公的年金等控除額の見直しによる、保険料の緩和措置については、2年間の経過措置を講じるという内容の条例改正で、確かに一定の軽減措置がとられましたが、応益割保険料の軽減判定に変更を生じる世帯については、最高で年間約4万2千円の増加となり、大変、厳しいものとなっているため、議会での指摘もあり、さらに、減免等何らかの軽減措置を検討することになりました。

 このことについては、8月はじめの納付書の送付するときに、該当者に説明書を添付するということです。

 また、同条例の改正によって、中間所得者層など被保険者の負担の軽減を図るため、介護納付金賦課限度額を8万円から9万円に引き上げられます。

  学校運営に関わる外部評価システム構築事業については、学校運営に外部評価を導入するもので、北清水小学校と第4中学校で試行実施されることになっています。

 なお、6月議会では、福祉企業委員長として、委員会に付託された議案等の審査経過の概要及び結果を報告しました。


2006、5月議会

2006-07-15 17:38:45 | 議会報告


5月議会

  5月議会では、正・副議長の選挙をはじめ、各議員の常任委員会の所属や付属機関等の委員等の選出を行いました。


   福祉企業委員長に

 高槻市は中核市に移行し、保健所の運営をはじめ、保健、福祉、医療の多く権限が大阪府から高槻市に移行しました。また、福祉行政が自立支援型社会への大きな転換期の中で、市民ニーズに応えるためには、今後もこの分野の議論が最重点課題となると考えられます。また、市民の足である市営バス守っていくため、さらに、市民のライフラインである水道事業の健全運営を図っていくことは重要課題だと考え、引き続き、福祉企業委員会に所属することになりました 。

 なお、互選の結果、委員長に選出されました。



     地方分権推進特別委員長に

 これからは地方分権の時代です。ところが、地方分権を推進する自治体の財政も大変厳しいものとなっています。その上、国の推し進めようとしている三位一体改革は地方自治体の行財政運営にも大きな影響を受けます。この三位一体改革と地域再生及び構造改革特区の取り組みが今後の市政運営にとって、大変、重要だと考え、地方分権推進特別委員に所属することにしました。



      議会運営委員会副委員長に

 本会議等を円滑に運営するために議会運営委員会が設置されています。私は昨年から議会運営委員に選任されていますが,今年も引き続きその任務を引き受けることになり、互選の結果、副委員長に選任されました。

  また、今回、市民連合議員団の幹事長の大役を受けることになり、この任務とあわせて、会派間調整など議会運営に関わっていくことになりました。

 なお、5月議会では、地方分権推進特別委員長として、委員会に付託された案件について、昨年5月以降の審査の概要を中間報告しました。


2006年、3月議会

2006-07-15 17:05:41 | 議会報告

 
3月議会

 3月議会は、3月1日から29日までの会期で開かれました。今議会は奥本市長2期目の最終年で、市長の施政方針に対して、各会派の代表が代表質問を行ったのをはじめ、まちの美化を推進する条例の制定や、子育て総合支援センターの建設・河川防災ステーションの整備など総額2千32億円の2006年度(平成18年度)一般・特別企業会計当初予算などを可決・決定しました。

 

 子育て総合支援センター建設、つどいの広場も開設
 乳幼児の医療費制度の充実を図るため、通院医療費の助成対象年齢が拡大され、4歳未満児から5歳児未満までとなりました。また、少子化時代での子育て支援として、研究・研修機能、情報発信機能、交流機能、相談機能を持った子育て支援の拠点施設として、旧保健所跡に子育て総合支援センターが建設されます。

 また、主に乳幼児の子育て中の親と子どもが気軽につどい安心して子育てができる場を提供するため、「つどいの広場」事業を今年度4か所で開始されます。

  また、児童手当が3年から6年まで拡大されます。

 いよいよブックスタート事業が開始され、4ヶ月検診時に絵本1冊がプレゼントされます。

 

少人数授業を小学3年まで拡大、幼稚園に冷房設備

 学校教育では、少人数授業が現行2年生から3年生まで拡大、また、公立幼稚園の保育室と遊戯室全室に冷房設備が設置されます。

 また女性の社会進出の促進や幼児教育に対する選択肢の拡大を図るため、平成19年4月1日から芥川幼稚園と桜台幼稚園で実施することに伴い、保育料を定めるため、「高槻市立幼稚園条例」が一部改正されます。

 

芥川地区河川防災ステーション建設

 コミュニティセンターの機能を持った芥川地区河川防災ステーションが平成18年度に建設されるとともに、それにあわせて、隣接する仮称清水池公園を順次、整備されることになっています。今年度は老朽化が著しい清水池のデッキが改修されます。

 

 避難所となる小・中学校の体育館の耐震化に取り組む

 避難所となる小中学校体育館の耐震改修工事が全国に先駆けて取り組まれます。

 また、公共施設耐震化基金の拡充や橋梁の耐震診断、民間建築物に対する耐震診断費用の支援拡充が予算化されました。

 アスベスト対策では、民間建築物調査費用支援が予算化されました。

 

小学生全員に防犯ブザーを配付

 学校安全にかかわっては、小学生全員に防犯ブザーを配布、幼稚園と中学校の校門にカメラ付きインターホンが設置されます。

 

JR摂津富田駅のバリアフリー化を推進

 JR高槻駅北東地区市街地整備計画策定やJR摂津富田駅のエレベーターエスカレーター整備に対する支援、改札外にエレベーターを設置しバリアフリー化をすすめることとしています。

 また、古曽部中央公園の施設整備・体育館の実施設計が予算化され、この4月には、葬祭センターの共用が開始されました。

  関西大学高槻キャンパスで建設中のアイスアリーナに対し、市民への開放もされるということで、この建設への支援が行われます。

  また、「高槻市企業立地促進条例」、「高槻市まちの美化を推進する条例」などが制定されました。

  国に対する意見書については、私が提案者となって、「出資法の上限金利引き下げ等の改正を求める意見書」を提案し、全員賛成で可決されました。

 私は、各条例及び予算が効果的で、かつ市民が利用しやすいものとなるよう積極的な提言を行ないました。


中浜さんに一言

2006-07-15 17:00:22 | 一言

中浜さんにひとこと

 芥川創生ということで、津之江公園の機能が変わっていくと聞きましたが、どうなっていくのですか。

 芥川、如是川の合流点である津之江公園は、現在、川の高水敷を利用して、都市公園という位置付のもと、多くの市民から運動広場としての利用もされていますが、高槻市としては、今後、芥川創生の一つの拠点として整備していこうという構想を持っています。


  芥川創生という構想は、「水、生き物など自然との調和を図り、市民に身近なところで、自然あるいは憩いの空間を提供していくこと」(平成17年10月20日の決算審査特別委員会での私の質問に対する高槻市の答弁)ものです。

 
 もともと津之江公園周辺は、葦などが生い茂り、ヒメボタルなどの水生昆虫も生息し、自然豊なところでした。芥川創生ということで、津之江公園周辺を本来の川の機能に戻していき、魚をはじめ水鳥などの野鳥、ヒメボタルなどの昆虫、水生昆虫などが生息しやすい環境をつくり、もともとの豊かな自然環境に戻していこうという構想です。


  今年の6月16日には、市民の皆さんらが設置した南庄所町近くの土嚢で作った仮設魚道で、アユが遡上していることが確認されたということが新聞で報道されたところです。

 
 芥川はバックウォーターのかかる城西橋までは国の管理となっているため、この構想は、国との調整を図りながら、高槻市、府、市民団体等が芥川・ひとと魚にやさしい川づくりネットワーク(愛称 芥川倶楽部)を作って、協働し、それぞれが役割分担をしながら、構想を具体化することにしています。


 それに伴い、現行運動広場の代替として、旧庄所小学校跡と旧堤小学校跡のグランドを活用してもらうこととしています。