中浜みのるの高槻市議会・議会報告

『じゃがいも通信』を発行し、ホームページも開設していますが、今後はブログでも整理・管理していくことにしました。

★『ジャガイモ通信』15号 ご挨拶

2007-08-07 17:52:15 | ご挨拶

暑中お見舞い申し上げます。

温かいご支援に感謝し、今後も全力でがんばっていきます。 

 
 厳しい熱さが続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
 
 4月に行われました市議会議員選挙では、皆さま方に温かいご支援をいただき、本当にありがとうございました。心からお礼を申し上げたいと思います。 
 
 また、この間、市民の皆さんから頂いた、貴重なご意見、ご提言を大事にして、市民の立場にたった市政を推進するため、今後も全力をあげてがんばっていきたいと思います。

 ただ、最近のわが国の状況は、少子高齢社会の進行、景気回復を実感できない経済状況、子供を狙った凶悪犯罪の増加などに加えて、根本的な改革がないままでの国民負担の増加や格差の拡大などで、市民の生活は大変厳しく、新たな行政課題が山積しています。

 他方、高槻市の財政状況をみますと、国の三位一体改革による地方交付税の削減、市税収入の低迷などで、大変厳しくなっています。
 
 その上に、「消えた年金記録」問題が象徴的に示されているように、政治や行政に対する不満や不信が市民の中に渦巻いている中で、市政を運営するにあたっては、いっそう身を引き締めてかかっていくことが重要であると思います。 

 もちろん、どんなに厳しい状況であっても、私は、現状を少しでも改善できるよう今後もいっそう粘り強く努力をしていきたいと思います。 

 また、高槻市の発展と市民福祉の充実にむけ、市民と市政のパイプ役として、市民に親しまれ、気軽に相談して頂ける議員として、今まで以上に、がんばっていきたいと思いますので、今後も遠慮なく、ご意見ご要望をお寄せいただきたいと存じます。   


2007年議会報告

2007-08-07 17:12:08 | 議会報告

6月議会
奥本市政三期目がスタート、約55億7千万円の政策予算が可決
 奥本市政三期目のスタートとなる6月議会が6月18日から7月13日まで開催されました。奥本市長は施政方針で、「市政運営の改革」を不断に行い、改革で得られた経営資源を、真に必要な市民サービスの充実に活用していくとともに、19年度の重点施策としては、①子育て・教育・食育②安全・安心のまちづくり③都市機能の充実④高齢者・福祉・医療⑤市民参加・市民協働への取組を重点的にすすめるということを表明し、それを具体化するため、55億7千万円の政策予算を中心とする補正予算が提案され、賛成多数で可決成立しました。
今回、予算化された重点施策は次のとおりです。
つどいの広場を旧庄所小跡に・全中学校区に子育て支援拠点が
子育て支援については、この4月に開設された子育て総合支援センター(カンガルーの森)を拠点施設として、地域の子育て関連施設を統括するとともに、親子の遊びや交流、相談、子育て情報の提供、児童虐待等の要保護児童への対応などを行っていきます。また、つどいの広場を旧庄所小学校跡に整備し、これにより、地域子育て支援センター含め全中学校区に子育て支援拠点が設置されることになります。保育所の待機児童の解消については、民間保育所5か所で150人の定員増を図っていくとのことです。  
芥川・桜台幼で就労支援型預かり保育を実施
芥川・桜台幼稚園において、今年度から、「就労支援型預かり保育」を実施し、今後、拡充に向けて取り組んでいく。
 学童保育については、待機児解消に向け、阿武野・奥坂学童保育室に新たに保育室を整備する。
妊婦検診、無料受信を1回から5回に・乳幼児医療費の助成対象を就学前まで拡大
妊婦検診については、本年10月から、無料受診できる回数を1回から5回に増やし、マタニティマークを配布する。なお、これは、現在、妊娠中の方にも適用されます。 さらに、乳幼児医療費の助成対象を就学前まで拡大するともに、三歳未満児童の児童手当を引き上げる。
少人数授業を小学校6年生までに拡大
 少人数授業を小学校6年生まで拡大し、全小中学校に設置したパソコン教室を起点とした校内LANを構築し、情報機器を活用しながら「わかりやすい授業」を実施する。また、中学校での給食実施や全小学校への図書館司書配置を検討していく。
 図書館については、老朽化している天神山図書館の北部地域への建替移転や子どもの読書力の向上と親子で読書が楽しめるよう「子ども図書館」整備に向け検討する。
安全・安心のまちづくり・災害に強いまちづくりを
 災害に強いまちづくりに向け、災害時に北部地域における救援活動等の拠点となる古曽部中央公園については基盤整備を、また、津之江地区にある清水池公園については、貯水槽の整備を実施し、学校体育館、消防署などの公共施設や道路橋梁の耐震化のために、耐震改修を計画的に実施するとともに、民間建築物に対しては、耐震診断費用の支援拡充、木造住宅の耐震改修工事に対する助成制度を創設する。また、津之江・川西地区に完成した水防センターは、平常時は、清水池コミュニテイセンターとして、7月20日から地区コミュニテイの拠点施設として活用されます。
子どもの安全と市民の命を守る
子どもの安全を守る取組として、小学校正門には、カメラ付きインターホンを設置するとともに、「子ども110番の家」協力家庭の之拡充、ひったくり防止カバーの配布等地域と連携した取り組みを推進する。
また、命を守る取組としては、AEDを公民館、コミュニテイセンターや中学校、図書館、スポーツ施設等に増設する。
道路網を整備し、市街地の整備を
道路網の整備については、第二名神自動車道及びアクセス道(仮称)高槻東道路や整備促進が図れるよう関係機関に要望するとともに、国道171号の交差点改良、十三高槻線の早期整備が図れるよう関係機関に要望する。
 JR高槻駅北東土地区の市街地整備については、関西大学の進出やJR高槻駅北東土地区画整理組合設立準備会を中心とした民間プロジェクトが、高槻市の玄関口にふさわしいまちづくりとなるよう、誘導・支援を行うとともに、道路整備並びに弁天踏切の高架化やJR高槻駅ホームの拡充など周辺の交通環境整備に取り組みます。
高槻産農産物の学校給食等への活用を
農林業については、地産地消の推進と食育施策の充実に向け、高槻産農産物の学校給食への活用や有害鳥獣対策等を充実させ、農林業の振興を図る。
環境基金を設置
 地球温暖化対策の取組の一つとして、「高槻市地域新エネルギービジョン」に基づき、住宅用太陽光発電設備等に対する補助制度を創設するとともに、環境に関する施策を着実に推進するため、環境基金を設けて、その活用を図る。
今城塚古墳を史跡公園・ガイダンス施設として整備、
 史跡今城塚古墳については、史跡公園として整備するとともに、ガイダンス施設の整備に取り組んでいく。また、芥川創生構想の具体化に向け、津之江公園の自然化など「人と魚にやさしい川づくり」を目指して取り組んでいく。
コミュニテイバス運行を検討
 地域福祉活動の拠点となる社会福祉会館の整備に向けの取り組むとともに、コミュニティバス運行の検討、高齢者がGPS端末機を携帯し、行方不明時に現在位置を特定し、家族に連絡する「徘徊高齢者家族支援サービス」の利用促進を図っていく。また、胃がん検診については、個別検診も実施していく。
つきのき園とかしのき園が統合し新施設を整備
 つきのき学園とかしのき園を統合し、新施設を旧市立養護学校跡地に整備、療育園を移転し、「うの花療育園」に隣接する養護学校跡地に整備し、就学前障害児への総合的・一体的な発達支援を行う。
6月議会で私の発言内容
 6月議会の福祉企業委員会での私の発言は、①子育て支援について、Ⓐ妊婦検診の無料受診の拡大とマタニティマークを配布についてⒷ子育て総合支援センター(カンガルーの森)の利用状況と利用者の反応、さらに今後の課題について②生活保護の就労促進事業の推進についての3点について、事業実施にあたって、市民の立場に立って、かつ市民が利用しやすく、喜ばれ、施策が効果的なものになるよう、具体的な提案を行い、市としの見解を求めところ、前向きな答弁がありました。

5月議会
引き続き福祉企業委員に
 高槻市は中核市に移行し、保健所の運営をはじめ、保健、福祉、医療の多くの権限が大阪府から、高槻市に移行しました。また、福祉行政が介護保険制度や社会福祉事業法の施行に伴い、自立支援型社会の大きな転換期を迎えています。市民ニーズに応えるためには、今後もこの分野の議論が最重点課題になると判断して、引き続き民生企業委員会に所属することにしました。
市街地整備促進特別委員会副委員長に
 JR高槻駅周辺及び阪急高槻市周辺の市街地整備は高槻市の玄関口の整備ですから大変重要で、多くの課題を抱えています。とくに、ユアサ跡のJR高槻市の北東地区の市街地整備は、関西大学の新キャンパス構想もあり、近々の重要課題でありますので、今年は、市街地整備促進特別委員会に所属することになり、互選の結果、副委員長としての役割を担うことになりました。また、農業委員、高槻市行財政改革懇話会委員、高槻市国民健康保険運営協議会会長、高槻市水道サービス公社評議員となり、それぞれの役割を全力で務めてまいります。
3月議会
19年度当初予算、総額約2080億円を可決
 平成19年3月議会は3月2日から16日まで開催され、平成19年度の当初予算、総額約2080億円(一般会計約930億円、特別会計約1005億、企業会計約145億円)を賛成多数で可決するとともに、建築基準法施行条例中一部改正など48件を議決しました。
 なお、今回の一般会計は、4月に市長選挙があるため、経常経費及び年度当初に計上しなければ、市民生活に影響する経費のみの、いわゆる骨格予算となっています。
 「肝炎問題の早期解決とウイルス性肝炎患者の早期救済を求める意見書」については、私が提案者となり、提案した結果、全員賛成で可決されました。また、私は、福祉企業委員長として、福祉企業委員会に付託された案件の審査の概要を報告しました。