緊急事態宣言の解除を遅らせている、遠ざけているのは
感染者を減らすことができていない国会議員と国民一人一人の責任になりますが、
その背景には
・新年を迎えるまで感染者増加を黙認し続けて緊急事態宣言の発出が遅れたこと
・緊急事態宣言が発令されたあとでも平気に会食や夜の繁華街に出向いていた
国会議員の方々が大勢いたこと、
・それらのニュースに慣れてしまった国民も緊張感を失ってしまったこと など
挙げればきりがありません。
2月7日までの期限で緊急事態宣言が発出されましたが、解除できそうなのはいつか?
という話が飛ぶようになっています。
27日に行われた日本医師会の記者会見では
政治家のみなさんが言われる 「総合的に判断して・・・」 という意味不明の説明ではなくて、
『誰もが判断できるわかりやすい判断基準』 を説明していました。
僕は今回のこの説明に大賛成です。
・・・学校の授業で先生が説明しても、生徒みんなが理解できる内容だと思います。
日本医師会として緊急事態宣言の解除には極めて慎重にすべきだと思います。
日本医師会は緊急事態宣言解除の条件は
都道府県の医療提供体制等の状況に判断に用いる6つの指標、
「病床のひっ迫度」、「療養者推移」、「PCR検査の陽性率」、「感染者の新規報告者数」、
「直近1週間と前の週の感染者の比較」、「感染経路不明者の割合」、
のすべてがステージ2の基準になるか、
ステージ3ではあるもののこの状況が続けばステージ2になる可能性が確実となった時点で
(緊急事態宣言の)解除の検討を開始すべき。
ステージを引き上げる場合には6つのうちひとつでも基準を上回れば対象地域の検討に
入るべきです。
ステージを引き下げる場合は6つのすべての基準が現在のステージの基準を下回ることが
求められると考えます。
(青字は記者会見の内容から抜粋)
4つのステージと6つの指標についてはこちらで公開されています。
⇩
解除する判断基準がとても明確に説明されています。
とくに「病床のひっ迫度」はとても重要な指標だと思います。
実際に判断を行う前に基準を明らかにしておくべき ですから
とてもいいことだと思いますし本来はこうあるべきです。
決して今までのように成り行き、行き当たりばったりで判断してはいけないのですよね。
とても厳しいハードルですが、それを早く達成するためにみんなで協力をしていくのが
あるべき姿だと思います。
決して中途半端な状態で解除はしてほしくないです。
(今回の第3波がまた繰り返されます)
国民の多くが昨年4月の1回目の緊急事態宣言の時よりも今回の宣言中は感染防止意識が
低下していると感じています。
一度低下した緩みを戻すのは至難の業です。
今の緊急事態宣言を解除した場合、これまで以上の緩みが出る心配があります。
去年と比べて生活が苦しくなっていて、みんな病んでいます。
我慢も限界に来ています。
3回目の緊急事態宣言を発出するときには、もう外出自粛を守ることはできないでしょう。
今回の緊急事態宣言を最後にするためにも、
解除は慎重に慎重を重ねて判断してもらいたいです。
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