
わたくしがコックになったのは16年ほど前のことです。
その頃、中華で赤い料理といえばエビチリか酢豚と相場が決まっておりました。
ところが近年、健康志向の高まりから黒酢が注目を浴び、いつの間にやら酢豚も黒酢をつかった黒い仕上がりのものが主流となりました。
…と思っていたんですがグーグルで検索してみたら、まだ赤い酢豚の方が主流だったようです。
どうりで人気があると思った

当店がいつもご提供している酢豚は思いっきり変化球な一品。
黒酢を使い、肉はひき肉にレバー等を混ぜた物に衣をつけカリッと揚げ、隠し味にはカレー粉なんかを入れちゃっているわけのわからない酢豚(詳しくはコチラ)
この酢豚も自分的には気に入っているのですがたまには原点回帰、という事でオーソドックスな酢豚をおすすめでお出ししております。
肉は筋が多少あるのですが、赤身と脂身のバランスが良い豚肩ロースを。
これに下味をしっかりとつけ玉子と片栗粉でしっかりと衣付け。
さらにあげる際に片栗粉をまぶしクリスピーな食感を出してみました。
甘酢にはサンザシをブレンド。赤い色の元であるトマトケチャップもしっかりと入れておりますが、レシピ的にはいたってシンプル。
元々の酢豚が変化球過ぎるので…
野菜はパイナップルをふんだんに…入れておりません

わたくし的には嫌いじゃないのですが。
ラッキョウなんかを入れても意外と美味しいんですがこれもなし。
他の料理との兼ね合いもあるので、入る野菜は基本ランダムとなっております。
しばらくおすすめでお出ししている予定ですので是非!
ken.kyokuさんが肉まんをお待ちの様です。