黒酢のウンチクはあまり興味がなく、
ただ黒酢を前に、バックは桜島という感じの鹿児島らしい
写真と撮りたいとの発想で藤を見た日に車を走らせたもの
でも撮る角度が違うのか今ひとつ
あと午前中に行くべきだったかも
下記のサイトにウンチクはあります
http://www.kakuida.com/kurozu/fukuyama.htm
■黒酢とは
テレビ番組や雑誌でとり上げられ一大ブームを起こした"黒酢"。
でも色が黒ければ何でも黒酢という風潮のせいで怪しげな商品も氾濫しています。
日本の黒酢と言えば、やっぱり鹿児島の福山黒酢が元祖。
このエントリーでは鹿児島福山黒酢についてご紹介いたします。
鹿児島福山黒酢の歴史は古く、江戸時代後期の1800年ごろにさかのぼります。
江戸の藩政時代から、重要な商業地であった福山町は黒酢の原料となる良質な米ときれいな湧き水、
そして温暖な気候に恵まれており、黒酢造りには最適の町でした。
この環境に着目した商人竹之下松兵衛により黒酢造りが始められたとされていますが、
別説では山川(鹿児島県揖宿郡)や日置(鹿児島県日置郡)の杜氏が伝えたとも中国大陸から
伝わったとも言われています。
それから200年経ちましたが、今なお、ここ福山町では当時と変わらぬ製法で引き継がれています。
■福山黒酢と米酢の違い
米酢と福山黒酢は原料も製法もまったく違います そもそも一般の米酢と黒酢って何が違うのでしょう?
米酢と黒酢の違いはズバリ『原料』とその『製法』です。
米酢の原料は普通の『精米』を使用しますが、鹿児島福山の黒酢は『玄米』を使用します。
玄米とは収穫された米から籾殻(もみがら)だけを取ったもので、精米よりも優れた栄養価を
持っています。
また製法ですが、一般の米酢は、原料の精米を蒸したものをホーローやステンレスなどの金属容器に入れて、
そこに水と麹菌を加えて糖化させ、次に酵母菌を入れることでアルコール発酵させます。
その後、酢酸菌を加えて米酢となるのですが、製造にかかる期間は4ヶ月ほどの短期間。
一方、鹿児島福山の黒酢の製法は米酢のような工業的製法では作られません。
鹿児島の福山黒酢は別名「壷酢(壺酢)」」とも呼ばれています。
この由来は福山町独特の製法にあります。
壷酢造りに用いられる容器は『アマン壷』と呼ばれる陶器製の壷。
熟成過程の黒酢。機械設備は一切使いませんその壷に杜氏が玄米、麹菌、水を仕込んでからは、
壷は屋外に置かれ、放置されます。そして、壷は昼間は南国鹿児島の強い太陽光に照らされ、
夜は鹿児島錦江湾からの冷たい海風にさらされ、その中で1年以上かけて自然にじっくりと糖化、
アルコール発酵、酢酸発酵までが行われるのです。
なぜこういう製法で黒酢ができてしまうのか、その神秘のメカニズムは完全に科学的解明がされていな
いのですが、鹿児島福山の気候環境が黒酢を生み出していることには間違いはありません。
こうやって生み出された鹿児島福山の黒酢は米酢に比べて美しい琥珀色をしており、味も香りも格別です。
最近は飲料として飲まれる機会が多いですが、鹿児島では黒酢を使った料理も多く、
調味酢としても大活躍をしています。
■鹿児島県福山町
黒酢の里として知られる"福山町"は鹿児島県霧島市(旧・姶良郡)にある人口7500人弱の小さな町です。
桜島の北東に位置し、 前面に錦江湾の大海原、後背には桜島の火山灰によるシラス台地の急斜面で
非常に風光明媚なところです。
火山灰の影響もなく、温暖な気候を生かした黒酢造りとミカン育成が有名。
国道を少し曲がるとテレビや雑誌で見たことがあるかめ壷が並んだ風景が広がっています。
皆さんも黒酢を飲んだらぜひ一度産地の福山町まで遊びに来てくださいね。 醸造所の見学ももちろん大歓迎です。