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海老名市在住パーソナルトレーナーnagumoのブログ「そろそろ次行きましょう!」

常識を捨てろ!あなたの意識が世界を作る。大変革時代のビッグウェーブに乗って行こう!

低血糖症

2017-04-01 01:44:07 | ダイエット関連

前回までのお話を簡単にまとめると、


・砂糖の摂り過ぎはガン、心疾患、脳血管疾患、アルツハイマー型認知症などのリスクを高める。

・日本人も砂糖を摂り過ぎている。

・あらゆる加工食品に砂糖が潜んでいるので全て避けるのは難しい。

・砂糖業界は砂糖の健康被害を何十年も前から知っていた。

・その上で科学に介入して自分達に都合の良い論文ばかり発表させてきた。


といったところでしょうか。


前回までのお話はこちら

砂糖の摂取基準と隠された砂糖

製糖業界の姿



ここまでのお話だけで

『はいはい、日本人は砂糖を摂り過ぎていてこのままだと肥満や病気になるのね。だから適量(ほどほど)にしろってことでしょ?』

と結論を急がずにもう少しお付き合い願いたいと思います。

さて、砂糖を摂ると体の中で何が起きるかをササッとおさらいしましょう。

短くまとめたつもりですが、前半はやや堅苦しいかもしれませんが、せめて後半だけでもお読みください。

 


血糖値の上昇とインスリン



簡単に説明します。

砂糖はブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)でできています。(二糖類)

吸収が速く、摂取後すぐに、急激に血糖値を上昇させます。

それに対し炭水化物に含まれるデンプンはブドウ糖が幾つも幾つも繋がった構造をしており、食後消化と吸収に時間がかかるので血糖値の上昇は穏やかです。

炭水化物は体内で分解されて吸収が終わるまでに3~4時間かかります。

炭水化物の吸収は、山に降った雪が少しずつ溶けて、ゆっくりと川に流れ込むイメージです

一方の砂糖はブドウ糖と果糖が一個ずつ結びついただけの単純な構造なので、摂取後すぐに分解され一気に吸収されます。

砂糖の吸収は、山に降った大雨が一気に川に流れ込み、川が氾濫するイメージです

※しかし現在流通している米や小麦は精製過程で様々な栄養素が削ぎ落とされていますので、吸収も速いし血糖値を急激に上昇させますので注意が必要です。

 

 

 

さて、血液中に一気に糖が流れ込むとどうなるか?

体は血糖値を一定に保とうとしてインスリンが大量に分泌されます。


インスリンは血中の糖を細胞に取り込ませるためにすい臓から分泌されるホルモンです。(糖はエネルギーであり、余った際には備蓄エネルギーとして脂肪細胞に変換されて蓄積します。これが肥満の原因と言われています。)

このインスリンは一生のうちに使える総量がある程度決まっている様ですから、若いうちから血糖の乱高下を繰り返すような食事ばかりしていると、歳をとってインスリンが枯渇したり効力が低下したりして糖尿病になると考えられます。

 

 

 

インスリンスパイクによる低血糖


このインスリンの量は血糖値の上昇の仕方に比例して分泌されるため、血糖値が急激に上昇すればインスリンも大量に分泌されます。


すると大量のインスリンの働きによって血中の糖は一気に吸収されてしまい、今度は血糖値が危険水域まで急降下します。(低血糖)



血糖値急上昇➡︎大量インスリン➡血糖値急降下

まさにジェットコースターの様です。



インスリンスパイクと呼ばれるこのジェットコースター現象は異常事態です。

体の中で緊急車両が常にサイレンを鳴らして走り回っている様なもので身体に大きな負担をかけています。

そしてこのインスリンスパイクがもたらす低血糖の影響を最も受けるのが脳と精神です。

 




砂糖が精神に与える影響

インスリンスパイクによって低血糖症になると脳へのエネルギー供給が不足し、

1)いらいらや神経過敏、無気力、集中力の低下、めまい、頭痛、眠気などの症状が現れます。

※最悪の場合は意識障害や命にかかわることもあります。

 

2)血糖値を上昇させるために副腎からアドレナリンが放出されます。

アドレナリンは血糖値を上昇させる以外にも様々な生理作用をもたらしますが、アドレナリンは別名 『攻撃ホルモン』とも呼ばれ、低血糖が原因でアドレナリンが大量に放出されると『カッとなる』、『キレやすくなる』ということです。

また、アドレナリンが分解されて出てくるアドレナクロムは、 麻薬成分に含まれる物質ですので多量に存在すると正常な判断力を失う危険性があります。



1998年、栃木の中学校で女性教師が生徒にメッタ刺しにされて死亡する事件が起きました。

この生徒は気分が悪くなり保健室に行っていたため授業に遅れてしまいましたが、授業に遅れたことを教師に『甘え』と判断されて注意を受けました。この生徒は授業中も近くの生徒と雑談をし、そのことを教師に注意されていました。授業が終わった休み時間に教師はその生徒を呼び出し、再び注意したところを持っていたバタフライナイフでメッタ刺しにされました。

一切報道はされませんでしたが、この生徒は一日に大量の清涼飲料を飲んでいたことが分かっています。

ここからは推測になりますが、この生徒は清涼飲料の摂り過ぎで、慢性的に低血糖状態にあった可能性が高いです。だから気分が優れずに頻繁に保健室に行っていた。そしてそれを注意されてカッとなって犯行に及んだのではないでしょうか。後にこの生徒は、カッとなったことは覚えているが教師をメッタ刺しにした記憶がすっぽり抜けていると供述しています。

 

 



砂糖によるビタミン・ミネラルの不足

 

ビタミンBは糖のエネルギー代謝に必要とされるビタミンです。

従って砂糖を大量に摂取することでビタミンB1は浪費されて不足することになります。

ビタミンB群は『神経ビタミン』とも呼ばれ、脳神経や末梢神経の働きを調整する役割がありますから、砂糖の摂り過ぎで消耗すれば精神のコントロールに支障をきたす恐れがあります。

 

B1・・・神経症状道徳ビタミン。B1の欠乏は協調性と道徳性を低下させる。

B3・・・うつ、精神疾患

B6・・・いらいら、記憶力低下

B12・・・錯乱、記憶力低下

 

 

また、砂糖は強力な酸性食品であるため、摂取すると血液が酸性に傾きます。

これを中性に中和するために体内のアルカリ性のカルシウムイオンが動員されます。これは要するに、骨に含まれるカルシウムを抜き出して体外に排出させることで体内のPHバランスを維持しようとする働き(恒常性)です。長期にわたってカルシウムを抜き取られた骨がスカスカ(骨粗鬆症)になるのは容易に想像がつきます。また、カルシウムも神経伝達には深く関わっていますので、砂糖の過剰摂取によって不足することでイライラしやすくなります

 

 

うつから統合失調症までの心の病に苦しむ人の半数以上が血糖値のコントロールに問題を抱えている。パトリック・ホルフォード博士)

・精製されたデンプンを多く摂るほどIQの低下が著しい(アレックス・シャウス博士)

 

砂糖の過剰な摂取が、攻撃的行動、不安、ADHD(注意欠陥多動性障害)、集中力の欠如、うつ、摂食障害、学習障害などを引き起こすことを他にも多くの研究者が報告しています。


 

 

さて、砂糖愛好家の方にとっては『もう聞きたくない』という話だったかもしれません。

身体に悪いものはこの世の中に沢山ありますが、私が砂糖を問題視する理由の1つがこの、脳と精神に与える影響です。

子供がキレる、学習障害、多動などは砂糖の摂取による低血糖が原因かもしれません。

うつ病などという病気はそもそも存在すらしませんが、うつ病と診断された人も血糖値の乱高下が原因だったのかもしれません。

 

 

最後に『たいようまる子』さんのブログより一部抜粋致してご紹介します。

(転載開始)

低血糖症の症状体全体のエネルギーショック病

最も多く現れる症状は、体のけいれん、関節病、筋肉痛、不眠、ものが二重に見える、ひどい疲労感、すごい空腹感、男性ではインポテンツ、女性では月経不順や不感症といった症状も出てきます。

心の症状は多彩で、落ち着きのなさ、集中力の欠如やイライラなどがあります。

 

低血糖症の特色は、その症状が一つだけ起こるのではないということなのです。軽度の場合でも同時に10近い症状があり、多い場合には30から40もの症状がある人もいます。

 

今村光一氏は『キレない子供を作る食事と食べ方』の中で、80種類もの症状が起きると紹介されています。

★心に関する症状

・しばしば心が空白になる

・頭の中が混乱しやすい

・忘れっぽい

・集中力がなくなる

・仕事や勉強の成績が普通以下になる

・カッとしやすい

・感情をコントロールするのが難しい

・性的欲望が過度に強い

・男性はインポテンツ、女性は不感症になる

・物事をきちんとすることや身だしなみに無関心になる

・仕事に飽きっぽい

・忍耐することが全くできない

・他人とうまく協調できない

・何か特定のことにいら立つ

・気分がふさいで沈み込む

・仕事に興味が持てない

・生きることに意欲を持てない

・ひどく神経質である

・人生に目的がなくなったように感じる

・いつも悩み、恐れを感じているが、その原因が不明

・切迫した危機感がある

・理由のない恐怖にとらわれる

・いつも泣き出さずにはいられない気持ちになる

・気持ちがいつも落ち着かない

・自殺したい誘惑にかられる

・理由もなく暴力をふるいたくなる

・理由もなく他人を傷つけたくなる

・社会に対して復習がしたくなる

★身体的症状

・時々目がかすみ、物が二重に見える

・日光がまぶしい

・午前中に食前に頭がふらついたり、めまい、ふるえがある

・強い立ちくらみや、気の抜けた状態になることがある

・朝のうち、非常に消耗しきった感じがする

・強い疲労感、身体の衰弱感がある

・一日のうちで、午前中と夕方、非常に気弱になる

・たくさん食べた後、心身ともに最も満足感がある

・甘いものやでんぷん質のものを食べた後、気分が弛緩し眠くなる

・昼間、非常に眠くなる

・夜、熟睡できない

・夜中に一度目が覚めると眠れなくなる

・眠りは深いが目覚めた時爽快感がない

・寝汗をかく

・朝、目覚めた時、虚脱感に陥る

・アルコール、コーヒー、タバコ、薬などの刺激剤が必要

・甘い菓子類や清涼飲料水を摂った後、気分がよくなる

・甘い菓子類やコーヒーを摂った後、気分が悪くなる

・便秘しがち

・腹部に痛みがある

・便秘と下痢を交互に繰り返す

・乗り物酔いしやすい

★その他

・食欲が全くない

・時々激しい食欲が沸く

・オーバーウエイト

・いつも消化不良である

・しばしば腹部が張る

・少量の酒ですぐ酔う

・非常に塩分が欲しくなる

・激しい頭痛がある

・時々、左肩から首にかけて、または首の後ろが痛む

・暑さに非常に弱い

・手足がむくむ

・口の中が乾く

・皮膚にトラブルがある

・手足が冷える

・ひどく汗をかく

・興奮すると手に汗をかく

・皮膚が乾いてザラザラしている

・汗をかくのは脇の下と興奮時の拳だけ

・手足の感覚がなくなる感じがする

・唇や指にチリチリした感じがある

・時々、夜中に汗をかいて目が覚めることがある

・アレルギー体質でぜんそく

・時々、心臓の鼓動が速くなる

・時々、体の中でふるえが起こる

・風邪をひきやすい

・感染症にかかりやすい

・関節に痛みがある

・時々、筋肉に痛みがある

・時々、けいれんを起こす

・甘いものやパイ類が欲しくなる

・水をあまり飲まない

・コーヒーや紅茶を毎日多量に飲む

・アルコール類を毎日飲む

・チェイン・スモーカーである

 

(転載終了)

 

さて、皆さんはいくつ当てはまったでしょうか?

全文お読みになりたい方はこちらからどうぞ

砂糖の害(1)精神と身体の病の元 たいようまる子blog

 

さて、砂糖の話にはまだまだ続きがありそうです。


砂糖の摂取基準と隠された砂糖

2017-03-27 10:00:36 | ダイエット関連

砂糖についてはこれまでも少々扱ってきましたが、この時期ダイエットに取り組むなら避けては通れない話題なので今一度詳しく書いておきます。



尚、これまでに未来labに足を運んでくださった方々には今更言うまでもないことですが、おさらいのためにお読み下されば幸いです。




日本人の砂糖摂取基準

WHO(世界保健機関)が示す日本人の砂糖許容量は1日あたりティースプーン6杯(約25g)です。これを超えるとガンや心筋梗塞、脳梗塞、アルツハイマー型認知症などをはじめとするあらゆる健康リスクが増加すると言われています。
なかでも炭酸飲料には大量の糖分が使われており、WHOは人々の砂糖摂取量を抑えるために「炭酸飲料に課税することも検討する様に」と各国政府に提言しています。ちなみに日本では課税されていません。まぁ課税したくらいでは大した効果は期待できないと思いますが‥‥。


砂糖の消費量は人によってかなり開きがありますが、日本人の平均は1日あたり50gだそうです。
(個人的にはもっと多いと感じます)


従って、当面は砂糖の摂取量を今の半分にすることを目標にすると良いと思います。
ちなみに1日あたり25gまでというのはあくまでも成人の摂取基準であって、大人より身体の小さい子供の摂取上限は当然もっと低くなります。幼児は体重が20kgもありませんから、大人の3分の1以下にするべきでしょう。





砂糖はどこに?

砂糖を避けるにはどんなものに砂糖が使われているかを知る必要があります。まずお菓子やジュースなどの甘いものには想像以上に沢山の砂糖が使われていることに驚くでしょう。

画像はネット上からお借りしました。

角砂糖1個=4gです。
つまり角砂糖6個が1日の摂取上限です。
炭酸飲料など一本で1日の摂取上限を軽く超えてしまいますし、ハー◯ンダッツも同様です。
明日からスター◯ックスで何を注文するか考え直した方がいいかもしれません。


しかし本当に気をつけなければならないのは、その他の加工食品に含まれる砂糖です。WHOもこの隠された砂糖に気をつける様に警鐘を鳴らしています。

この様に砂糖はあらゆる加工食品に使われています。カリフォルニア大学の研究チーム『シュガーサイエンス』は加工食品の74%に砂糖が含まれていると指摘しています。『低脂肪=ヘルシー』という健康概念が広く浸透したこともあり、食品メーカーは低脂肪商品を多く展開しています。しかし脂肪分をカットするとどうしても食品の風味が落ちるため、その風味を補うために大量の砂糖が使われる様になりました。




外食や加工食品の味付けとしても、ドレッシングやケチャップ、ソースなどの調味料の中にも実は多くの砂糖が隠されています。ケチャップ大さじ一杯の中に角砂糖1個分の砂糖が含まれていたとは思いもしなかったでしょう。

 

【隠された砂糖の一例】

ケチャップ大さじ1杯分・・・砂糖4g

グラノーラバー1本・・・・ 砂糖12g

トマトスープ缶1/2カップ・・砂糖10g

ジャムスプーン1杯分・・・・砂糖12g

レーズンブランシリアル1カップ・・・砂糖20g

市販のパスタソース1/2カップ・・・・砂糖12g

ポカリスエット500ml・・・・砂糖33.5g





このところ糖質制限をする人が増えましたが、これらの隠された砂糖の存在を知らずに主食の炭水化物ばかり減らしても本末転倒と言えるでしょう。


 

こちらも合わせてどうぞ

製糖業界の姿


酵素のちから

2016-10-19 22:10:08 | ダイエット関連

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ダイエットに関してあまり考慮されていない(というか知られていない)"酵素"について



私たち人間に限らず生き物の体には"酵素"が存在します。



酵素には食べたものの消化吸収をサポートする消化酵素と、呼吸をしたり筋肉を動かしたりと、生命活動全般をサポートする代謝酵素があり、この2つを合わせて潜在酵素と呼びます。



もし、酵素の働きがなければ、人間も動物も生きることはできません。いわば、生命活動の主役であり、源です。



人間の酵素は10代の中頃をピークに20代から早くも減少し始め、40代で急激に減少します。これには年齢だけでなく生活習慣(特に食習慣)も大きく関わります。ちなみに体内の酵素がゼロになった時が寿命ということの様です。




さて、酵素はよく"ガスコンロ"を例に挙げて説明されることがあります。

私たちが食べ物から摂取する栄養素がガスです。
そこに火を点けるマッチが酵素です。



酵素が不足すれば食べたものを上手くエネルギーに変換できなくなるので疲れやすくなったり、肌が荒れたり太りやすくなったりします。





ダイエットにおいてもっと考慮されるべきなのは消化酵素の働きですが、これはその名の通り食べたものを消化してくれる酵素です。私たちが何か食べるとまずは咀嚼しますが、この咀嚼によって胃の中で消化酵素が分泌されます。この消化酵素によって食べたものが分解、消化されて血中に取り込まれます。この工程だけでも実に多くの消化酵素が動員されますし、これらの消化酵素を作るためにもまた多くの酵素が使われます。食べるということは大量の酵素を消費するということを押さえておきましょう。



また、酵素は主にタンパク質(アミノ酸)から出来ていますが、単独では機能しません。補酵素と呼ばれる酵素の働きをサポートする物質(主にビタミンやミネラルなど)は消化酵素が化学反応する上で必ず消費されます。これらの栄養素は代謝に必要な栄養素でもあるため、ここで大量に消費されると今度は代謝酵素や代謝に関わる栄養素が不足することになります。



勘の良い人はもうお分かりでしょうが、消化酵素を浪費することが代謝を下げて痩せにくい体質を作る原因の1つになっています。




この問題を解決してくれるのが食物酵素です。
食物酵素は主に生野菜や新鮮な食材から摂取できますが、調理法によってはほとんど摂取できなくなってしまいますので注意が必要です。基本的に鮮度が重要であり、加熱調理せずそのままの状態で食べる必要があります。



これは現代人の食環境から考えると、意識しない限りなかなか難しいのが現実の様です。






最近のダイエット法としては"糖質制限法"が有名になりましたが、はっきり言って糖質やカロリーを制限するだけではロクな痩せ方はしません。



そこに運動を取り入れたとしても、やはりロクな痩せ方はしません。



現代人はあまりにも糖質の摂取が過剰であるため、糖質の摂取を抑えること自体には賛成ですが、現代人は糖質とカロリーばかり過剰である一方、必要な栄養素はほとんど不足している栄養失調状態であることを理解しなければダイエットなど成功しません。



減らすのではなくむしろもっと積極的に食べなければならないことを理解できるかどうか。それによってあなたのダイエットの結果は大きく左右されます。



太りやすい、太りにくい体質というものは確かに存在します。しかしほとんどの場合それは決して遺伝ではありません。家系は関係しますが、それは遺伝ではなく、家族だから食習慣が似ているということに過ぎません。




運動不足だから太るというのもある意味では間違いです。運動習慣がなくても痩せている人はあなたの周りにもいるはずです。




代謝が正常に機能していないのにダイエットに取り組むというのは悲しいほどムダな努力です。折角一念発起してダイエットを始めたのに、しなくても良い苦労をして結果が伴わずに挫折するのではあまりにももったいないです。



もちろん酵素さえ補えば良いということではありませんが、これまで食に対してあまり意識してこなかった人がダイエットに取り組む上では、かなり重要なファクターであることは間違いありません。


脂溶性ビタミンの摂り方

2016-09-25 15:54:48 | ダイエット関連
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脂溶性ビタミンをご存知ですか?



脂溶性とはその名の通り『油によく溶ける』という意味です



従って『良質な油』と一緒に摂ると吸収が良くなります



ビタミンA.D.E.Kがこれに当たります



ビタミンAは目の健康に欠かせないビタミンで、眼精疲労やドライアイの改善に期待できます。また皮膚や粘膜を正常に保つ上でも必要とされ、粘膜が強化されることで風邪の予防効果もあるとか。
ビタミンAは子供の発育にも深く関わっていますし、妊婦さんがビタミンA不足になると胎児の形成不全の可能性が高まるとも言われています。
緑黄色野菜に含まれるβカロテンは別名プロビタミンAと言い、食べ物から摂ったあと体の中でビタミンAに変換されます。




ビタミンEには強力な抗酸化作用があり、活性酸素の害からカラダを守るアンチエイジングの代名詞の様な存在です。がん、心筋梗塞、脳卒中を予防する他、末梢血管を拡張して血行を良くする働きがあるので、冷え性の改善にも期待できる。




ビタミンDは日光(紫外線)に当たると体内で合成することもできますが、これから冬にかけて日照時間が短くなりますから食品から取り入れることが大切です。ビタミンDは骨の形成に欠かせないばかりか、ビタミンDをしっかり摂るとインフルエンザにかかる確率がぐんと下がるという研究報告もあります。(ちなみにインフルエンザワクチンに予防効果がないことはWHOも厚労省も認めていますから、そろそろ打つのはやめた方がいいですよ)
また花粉症の改善にも効果があることが分かっており、血中ビタミンD濃度の高い人に花粉症の人がいないという話もあります。




ビタミンKには血管の詰まりを解消して動脈硬化を予防する他、ビタミンDと共に骨を丈夫にする働きがあります。その他ビタミンKが不足すると怪我をした時に血が止まりにくくなったりするそうです。





さて、これらの脂溶性ビタミンは不足してはいけませんが、過剰に摂取してもあまり良くありません。現代人の場合、普通に食事していれば過剰摂取になることはあまりないとは思いますが‥‥。


脂溶性ビタミンを簡単に効率よく摂取するには、

"生野菜サラダにオイル"

が一番簡単です。季節の野菜を適当に切ってオメガ3と塩とレモンでもかけて食べれば面倒くさくありません。


野菜ごとの栄養素を正確に把握するのも大変ですから、その時は野菜の色のバランスを考えれば大体OKです👍


赤、緑、黄、紫、白、黒


の6色を使った彩りのキレイなサラダを作りましょう。




減量で見落としがちな生活活動量

2016-09-01 01:28:20 | ダイエット関連
みなさんこんにちは(^_^)




パーソナルトレーナーnagumo

『嘘だらけの常識にそろそろツッコミを入れていくブログ』

にお越し頂きましてありがとうございます(^o^)







私は水泳を指導する傍ら、さりげなく

『Weight Management Specialist』

という体重管理の資格も保有しています







今回は減量で失敗に陥りやすい人のパターンに優しくツッコミを入れてみようと思います(^ー゜)








減量する上で大切な事は何だと思いますか?

という問いに対して、ほとんどの人が

『食事と運動』とお答えになります







しかし少し専門的に申し上げますと

『食事と身体活動』

ということになります

『身体活動 = 運動 + 生活活動』です






ちょっと言葉の説明が必要ですね(⌒-⌒; )






『運動』とは

得られる身体的な変化や効果を期待して取り組むもの

例えば減量のためにウオーキングをするとか、心肺機能強化のために水泳に取り組むとか、筋力アップのためにウエイトトレーニングをするなど目的を持って取り組むものです





『生活活動』とは

上で定義した運動以外の全ての身体的な活動

例えば掃除や洗濯や料理などの家事全般、子供と遊ぶ、通勤で歩く、その他日常的な身体の活動全般を指します





そして『身体活動』とは

運動と生活活動を合わせた全て




ということになります










そして私が常々言っていることは


減量目的であるならば


『運動よりも生活活動を重視すべき』


ということです








減量に失敗する多くの人がここを履き違えています(。-`ω´-)キッパリ!! 









なぜ生活活動の方が運動よりも重要であるのか?







その理由は後々明らかになると思いますが、まずは私自身のお話に少しお付き合い下さい











私の家から最寄りの厚木駅までは徒歩5分です

1つ隣の海老名駅は家から徒歩17〜8分です



引っ越してきた当初は厚木駅を使っていましたが、海老名駅の方が職場である町田に近いこともあり、ある時から海老名駅を利用することにしました



歩く時間は片道で12〜3分長くなりますので、往復で約25分増えました



私は週に5回、仕事のある日しか駅を利用しませんので


25分 × 5日 = 125分




厚木駅を使っていた時よりも海老名駅を使うようになってからは毎週125分(約2時間)も歩く時間が増えました



私は歩くのが結構速い方なので、通勤時の徒歩はおそらく4.5METsくらいだと思います






METsについてはこちら→METsとは








その当時私の体重は70kgでしたから

1.05 × 70 × 4.5 × 2(約2時間) = 661.5kcal




A駅からB駅に変えただけで1週間で約660kcalも余分に消費する様になりました



更に一年間では

660 × 52週 = 34,320kcal

にもなります






体脂肪1kgが7700kcalに相当することは以前

『METsとは』でも書きました






つまり年間で34320kcalの消費増は

体脂肪約4.5kgの消費に相当します









チリも積もれば山です









しかし実際の私の労力としては



家を出る時間が12〜3分早くなるだけ

帰宅時間が12〜3分遅くなるだけ




たったこれだけのことです







生活活動の見直しが長期的に見れば如何に重要であるかがお分かり頂けましたでしょうか?










私の主張は一貫して


『減量においては運動だけにこだわらず、生活活動も含めた身体活動量全体を増やすことが大切ですよ』


ということです









しかし私がフィットネスクラブで出会う人達の多くが


『痩せるためにはどんな運動が効果的か』


ということにばかり気を取られている様に感じます









考えてもみてください









仮にあなたが2時間の運動を週3回行っているとしましょう
(これでも一般人としては立派です)


つまり1週間の運動時間の合計は6時間です







一方で1週間というのは24時間 × 7日ですから

168時間です







168時間のうち運動しているのは6時間ですから、残りの162時間は生活活動ということになります







あなたが週に6時間運動したとしてもそれは1週間のうちの僅か3.6%の時間に過ぎません



その3.6%でどれだけ頑張ったところで、それ以外の96.4%の時間の過ごし方を変えなければ痩せる訳がないと思いませんか?



運動しているのに痩せないと言う人が見落としがちなのはこの

生活活動を考慮していない

という点です










わざわざ時間を割いて減量のためにウオーキングをしようが、通勤のために歩こうが、エネルギーを使って歩くということに違いはありません



前者は減量のための運動

後者は会社に行くための手段としての生活活動



目的は違いますが、結局やってることは『歩く』という同じことなんですよ\_(*・ω・)ハイ










もちろん運動で痩せることも理論上は可能ですよ



でも現実的ではないと思います







第一あなたがお仕事をしている人であれば、1日のうち8時間程度は拘束されるはずです



そして睡眠時間が毎日7時間程度だとしましょう



その他に朝昼晩の食事の時間があって、掃除や洗濯をする時間も必要です



もしあなたが運動を頑張って痩せる気でいるなら、これらの時間以外の空いてる時間を痩せるための運動に割かなければなりません








もちろん好きで運動をしているなら全く問題ありませんよ







でもそうじゃなく、痩せるためだけに運動しようとしているなら考え直した方が良いと思います







1日の中で限られた

あなたの自由な時間

を減量のために捧げるということは

その分他のことができなくなる

ということです







そんな生活を長期的に続けられると思いますか?







続けられないからこそみんな挫折するのだと思います






我慢や苦痛を伴う減量法は

100%失敗します

これはプロのトレーナーから見たら当たり前の事なんです





ですから


『Weight Management Specialist』


である私はクライアントに対していつも



生活サイクル表の記入を勧めます






これを記入することでご自分の時間の使い方を客観的に見ることができます


そしてこれを基にして、無理なく続けられることを選択するように促しています


以前にも書きましたが、減量に成功したいなら優れた計画を立てることです


減量は計画が9割ということをお忘れなく(‘∀`)ゝ”