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ドイツ時計の伝道師・南雲達也 / 南雲時計店【公式】三代目ブログ

日本人で唯一、Sinnの創業者のヘルムート・ジン氏よりジン氏の時計の公認修理士として認められています。

手巻き時計の休め方 (保管方法)

2016年10月19日 | 日記
手巻き時計を持っている人へ。



手巻き時計

※DUGENA-Epsilon.Flieger
 web:http://dugena-watch.jp/p_epsilon_fle.html



手巻き時計を持ってはいるが
保管方法に不安がある人より
メールをいただきましたので
『手巻き時計の休め方』
書いてみます。



手巻き時計の多くは
大雑把に言えば
子供の頃に
輪ゴムと割り箸で作った
輪ゴムの飛行機と同じ原理です。



飛行機ならば輪ゴムを巻いて
動かします。
時計ならばゼンマイを巻いて
動かします。



使わない時は止まるまで
ほったらかして、動かし続け
輪ゴムもゼンマイも
ほどけるまで待ちます。



輪ゴムもゼンマイも
ほどけてしまえば
自動的に休止状態。



お休み状態です。



ですので、使わなくなる時は
自動巻時計の時と同じく
指紋や汚れを綺麗に拭き取り
2~3日、陰干しで乾燥させて
ゼンマイが切れるまで
動かしっぱなしにして
ください。



止まったら、ケースなどに
保管してください。
これでバッチリです。



5年も、10年も保管状態で
大丈夫です。



ただし、また使う時は
必ずオーバーホールを
行ってください。

オイルが乾いたまま
歯車が動くと危険です。



以上。
『手巻き時計の保管方法』
でした。



メールをくれた人
オーケーですか?
また聞きたい事があったら
メールしてください。
















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ご連絡お待ちしております。
-- 南 雲 時 計 店 --
〒949-6680 新潟県 南魚沼市 六日町41番地
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