「わんだふるぷりきゅあ!」が始まった。
シリーズ初の動物が変身するプリキュアということで、ちょっと興味を持ったカミさんは、リアルタイムで観ていた。
チーコさんも一緒に観ながら、いろはちゃんの声を「アーニャだ」と分析したりしていたらしい。
ちなみに私は録画して観た。
で。
個人的には、動物がプリキュアになったことよりも驚いたことがある。
キュアワンダフルが、パンチもキックも出さないのである。
襲いかかってきたガルガルに対して、肉球型エネルギーバリヤーを出しはしたが、単に防御しただけで、あとは走って飛んで跳ねてかわしてハグして浄化してしまったのだ。
多分、キュアワンダフルにとってガルガルは、あくまでも遊び相手であって敵ではないのだろう。
だから攻撃する必要がないのだ。
そういえば、とある高名な空手家が「極言するなら、ステップだけで空手はできる」と言ってたっけ。
相手の攻撃を見切ってかわし続ければ、相手はいずれ自滅するのだ。
ピッコロさんも「(魔貫光殺砲がどんなに強くても)当たらなければ意味が無い」と仰っておられる。
敵の攻撃を完全に無力化できるスキルがあれば、戦闘にはならず、敵は敵として成立しない。
これぞ「無敵」の完成形ではないか。
そう思いながらオープニングを含めたアクションシーンを観直してみると、そのランもジャンプも心なしか今までのプリキュアで一番伸び伸びと楽しげに見えてくる。
いや、攻撃しなきゃって意識はどうしても体を固くしがちだし。
私は無敵は最強のひとつ上だと思っているので、このシリーズのプリキュアが殴らず・蹴らず・ビームを撃たずにどこまで行けるか、ちょっと興味が湧いたのであった。
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