葉織る。

言葉の中にそれを紡ぎ織った人が見えても、それは虚像かもしれない。

淡々と向き合う。

2017-01-18 12:41:57 | 雑感
 いわゆるボディーワークやセラピーの中には、妙にアッパー系のノリのものがある。
 感情の解放と称して興奮度を上げ、大声を出したり涙をポロポロ流したり。
 スピリチュアル寄りになるほど、そういう傾向が強いかもしれない。

 例えば筋肉の緊張を取るのに、故意にその部位に力を込めて緊張を自覚すると、力を抜きやすくなるという技法がある。
 それと似たようなもので、一度感情を大きく振ると、平常心をつかみやすいということかもしれない。

 がしかし、感情を大きく振ることは、結構な爽快感を伴うから、ついついそれ自体が目的になってしまいがちだ。
 まあビジネス的には、その方がリピーターが増えて良いのだろうが、それが癖になって、感情の動きが抑制しづらくなったら本末転倒だろう。

 心身と向き合う際の感情の発露は、それを目的とせず、追い求めず、結果的にそうなったという程度にしておいた方が安全だと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする