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長島製粉株式会社

創業明治3年 長島製粉株式会社のブログです。

「あおい」試験打ち

2016-11-21 15:31:40 | 日記
昨日挽いた製品の「あおい」を営業がテスト打ちしていました。

この製品は、国産原料と外国産原料の同割り位の混合商品で

最近に、100%新そばになりました。

           

毎回の事ですが、室温、湿度、粉温、水温、生地温、加水率を

測り記録を残します。ちなみに、室温は夏冬で大きく違いますので、

その時期々で粉の温度と水の温度を調整し、生地の温度20℃を目標に

していくと、年間通してこの粉の必要な加水率は、45%(前後2%)で

一定してきます。(8対2の割合の場合)

        

最終的には、やはり製造部長が色、味、香り、弾力、喉越し等をチェック

し、OKが出てからの出荷になります。工業製品と違い毎回同じ粉にならないので

出来るだけ均一になる様に、日々こうしたチェックが必要になります。









ご当地蕎麦(東京)

2016-11-07 08:13:14 | 日記
東京で「蕎麦」の事を連想すると私は、もり、かけ、二八、天ぷら

江戸前、意気、落語家、下町等が浮かんで来ます。そこで今回は、ご当地

蕎麦と言うより、江戸前という言葉に似合った蕎麦で、基本の「もり蕎麦」

をそれ風に、二八の割合で打ってみました。

       

今では珍しい、朱塗で蓋付きの格好いい蒸篭を昔、浅草のお客様から譲って

頂き大事に取って置いた物を使用しいたいと思います。

              

約六十五年くらい前の、昭和二十年代の蒸篭に盛り付けてみたら、たかが「もり蕎麦」が、

されど「もり蕎麦」に見えて来て、更に三段盛りにして見たら重厚感が出ていい感じです。

              

当時は大衆食堂的なものが少なく、蕎麦屋さんが大いに繁盛した時代で、一人が

「もり蕎麦」2~3枚を注文して、普通に食べていた様です。

古き良き時代を感じると共に、時流を痛感せざるを得ません。








        

福井県の圃場

2016-11-05 09:45:15 | 日記

昨日、福井県の生産者さんから畑の写真が送られてきました。

すでに刈り入れに入っていて、早い物で今月中過ぎ頃には、

乾燥調整も終わって来るとの事です。9月頃の状況では、反辺り

2俵以上取れそうと言ってましたが、台風18号と、その後の

長雨で、蕎麦に影響が出ている事は否めません。

      

現状からして、袋に入れてみないと俵数は分かりませんが、写真を

見る限り、当初予定よりは減収だとい思ます。

           

後は収量が上がらなくても、蕎麦を粉にした時の力強さと、色、風味が

どのくらいあるかが勝負で、これは作る人側の技量に大きく左右されます。

当社の生産者さんに対して、その点は心配をしていません。11月後半から

12月位に掛け福井県の美味しい蕎麦が入荷して来る事を期待します。








十一月の変わり蕎麦

2016-11-04 15:39:01 | 日記
風も北風に変わり冷たく感じる今日この頃です。先月、営業の者が

お客様から薩摩芋を頂いて来たので、早速蕎麦に練り込んで「薩摩芋切り」

を試してみました。

          

芋を蒸し、ある程度の大きさに切ってから、芋と同等量の水を加えながら

ミキサーにかけました。この水を使って製麺して行きますが、思ってた以上

水が入り、最終的に対粉60%で決まりました。

          

麺帯は確りしていて、麵線にした時もロスが出ません。もう少しだけ薄く

延して、気持ち細く切れば良かったと後から思いました。

          

茹でると、麺線の中に赤紫色の芋の皮が綺麗に出て、目を楽しませてくれる麺です。

麺全体を黄色ぽく出せれば薩摩芋感が増し、面白い蕎麦になると思います。    

ご当地蕎麦(千葉県我孫子)

2016-11-01 10:54:01 | 日記
常磐線我孫子駅の行列が出来ると言う人気の立ち食い蕎麦屋で、噂の「唐揚げそば」

を食べて来ました。以前に山梨県小渕沢駅の大きな唐揚げをのせた「山賊そば」を

紹介しましたが、同類の感じかと思いきや別物で、驚きました。

         

社員で食べて見ようと、真似てつくってみました。麺はゆでめん風に、唐揚は卵白を

使って揚げ、トッピングで生卵を落として、見た目それなりになりました。

                 

試食してみると、皆はボリュームもあり美味しいと言いますが、現地で頂いた蕎麦の味ではありません。

もっと自然な風味と、ボリュームがあるけどあっさり食べてしまえる様な、言葉で表現は難しい

のですがまた食べたくなる様な、そんな感じのする「唐揚げ蕎麦」でした。やはりインパクトのある一品です。