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長島製粉株式会社

創業明治3年 長島製粉株式会社のブログです。

常陸秋そば入荷(茨城県)

2016-12-20 12:37:47 | 日記
昨日、茨城県境町の生産者(個人農家)さんに、玄蕎麦を持って来て頂きました。

時期的に遅いお話しだった為、少し考えましたが、せっかくですので買う事に

しました。

           

早速、簡単にチェックをしたところ、一粒々が大きいし、実入りも良く、外皮を剥くと

ころ々していて「常陸秋そば」の特徴が出ています。

      

ただ残念な事に、写真では綺麗な緑色ですが、実際のところは彩た色目には、見えませんでした。

水分量も通常のものよりも低く目で、これ単体の商品としては考えていません。

生産者さんに尋ねたら、今年は夏までは良かったが、台風や、強雨、刈り入れ時の雪で、農作業が遅れ、

適期を逃したと言っていました。スムーズに収穫されれば、非常に良い蕎麦なので残念です。

来期は、その辺も考慮しながら作って行くと仰っていましたので、私達も楽しみにしております。




丹波の黒豆

2016-12-19 15:02:20 | 日記
昨日社員のK君が、兵庫県篠山市の黒豆を持って来てくれました。

「丹波篠山黒豆」と言えば、良質のタンパク質とリノール酸、αリノレン酸を

豊富に含み、カルシウム、ビタミンB1、食物繊維などの供給源でもあり

栄養価の優れた食材とされています。また、種皮に抗酸化作用、脂肪蓄積抑制、

コルステロール低下作用なども知られる有名な魅力ある黒豆です。

今回その黒豆を同じ年の日頃仲の良い、営業のY君が上手に煮豆にして来たので、

蕎麦に打ち込んでみました。

         

まず、黒豆の煮汁を使い豆と一緒にミキサーにかけ捏ね水とします。豆込みの

50%位の加水率で打ちましたが、粘りが以外に無く、多少加水を増やした方が

もう少し楽に打てると思います。見た目、色やけしている様にも見えますが、

冷静に見ていると黒豆に見えて来るから面白いです。

                 

麺生地の端を残して置き、「川幅うどん」ならぬ「川幅そば」を試しに作り、

甘味として食べてみました。

                 

黒豆の甘さを活かして作りましたが、きな粉などをふって蜜をかけて食べても

美味しくなりそうです。


     

福井県の蕎麦入荷

2016-12-09 15:29:17 | 日記
昨日12月8日に福井の原料が届きました。今年は、最後に来た台風により、

かなり蕎麦も影響を受けたみたいで心配をしていました。早速玄蕎麦を

見てみると、一粒は小振り(福井の特徴)ですけど重さが有り実入りは良さそうです。

外皮を剝くと綺麗な緑色で、噛むと粘りを強く感じ、味もあります。



二八蕎麦で打って見ると、水回しの段階で独特な香ばしい匂いがし、練っても粘りがあり

打ちやすいと思いました。

    

茹でた蕎麦の色目は、薄い緑で長く艶が保ち、試食をしても、口に入れた瞬間から福井独特の

香りが鼻に抜け、その後の味、甘味も強く感じます。しいて言えば、これは挽き方の問題と、

玄蕎麦の特性かも知れませんが、若干のど越しの良さに不安が残りました。

                       

   
     {対粉1kg}
    
          福井蕎麦粉 ・・・・ 800g

          割 り 粉 ・・・・ 200g

          加 水 量 ・・・・ 440g

          室   温 ・・・・  23℃

          湿   度 ・・・・  55% 









 



師走繁忙期

2016-12-08 08:20:08 | 日記
12月に入り、工場も年末に向かい日々気忙しくなってまいりました。

この時期の時間ロスや、クレーム等の失敗で、後々大変な事となりますので、

製造計画に沿って、間違えの無い様、効率的に作業を進めて行きます。

           

原料は、1tバックで来る外国産や、米袋で来る国内産がほとんどですが、

北海道の原料は大半が1俵45kgの麻袋で来ます。上の写真は、製造部長自ら

積極的に、北海道の玄蕎麦を張り込んでいる様子です。

製粉に関しても、新そばに移行して行き、水分量や強さが毎回違って来るために、

ロール挽き、石臼挽きの調整にも十分な注意と気配りが要されます。

           

下の写真は、恒例になっている、暮れに配る蕎麦作りの様子です。約250gの蕎麦5食を

1トレーにし、200トレー位作り、ショックフリーザーで冷凍にします。

      

営業部の者が空いている時間を利用し数日かけて交代で行い、日頃お世話になっている方々に

感謝の気持ちを込めて作ります。











   

茨城産常陸秋そば(ひたちなか市)

2016-12-03 14:26:31 | 日記
先日11月29日に、常務自ら3t車で、茨城県ひたちなか市の玄蕎麦を

取りに行って来ました。積み込みの時に、生産者さんにも手伝って頂き、

大変助かりました。ありがとうございます。

        

後日、原料のチェックをしてから、石臼のテスト機で挽いてみたところ、

玄蕎麦の水分量(あくまで簡易的な水分計で測定)が少なく、当社理想とする

基準値より1%位下なので簡単に粉になりましたが、これ単品の製品には出来ません。

しかし色目が良いので、別の混合商品の方で使って行こうと考えています。

        

同じ産地であっても農作物ですので、その年の色々な諸条件によって出来が違って

来るもので、毎年乾燥調製も難しく生産者さんも苦労します。これからも出来るだけ一定の

品質を確保し、妥協する事無く良い商品をご提供して行ける様に心がけて行きたいと

思っております。