長野県の郷土食で、北信濃地方で食べられている(た?)という、
「早そば」というものを耳にしました。
教室の生徒さんに尋ねてもどなたもご存知なかったのですが、
ネットで調べると、秋山郷か山ノ内町の北志賀の辺りで今でも食べられるようです。
先日さっそっく北志賀まで食べに行ってみました。
早い話が、ソバガキを汁に入れて食べるようなもの。
農家の主婦が夕方遅くまで野良で働き、帰って夕食を作るのに、
すぐに食べられるようにと作られたものだとか。
作り方は、千切りにしたダイコンにそば粉と水を混ぜてドロっと軽く煮て、
それを汁の中に入れて食べるだけ。
今回早そばをご馳走になった「岩本屋」の高齢のおかみさんは、
「子供の頃は毎日こればっかり食べさせられて本当にいやだった」とおっしゃっていました。
「蕎麦のうまいと水の清いは自慢にならない」とは蕎麦通で本もたくさん書いておられた
宇治正美先生がよくおっしゃっておられた言葉ですが、
昔は山地では米は本当に貴重で、粉ものが主食だった。
そして、百姓は家族全員が重要な労働力だったんですね。
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