きょう午前中、松代で地域通貨の研究者・廣田さんを囲んでの勉強会がありました。
※廣田氏のサイト http://www3.plala.or.jp/mig/index-jp.html
昨日南長野青年会議所 http://www5a.biglobe.ne.jp/~MNJC/
が実施した10月公開例会
「創造しよう!100年後の明るい豊かな社会」
第1部 食料自給率100%の世界
第2部 地域通貨について 講師 廣田浩之氏
第3部 自主制作映画「100年後の『明るい豊かな社会』の映像化事業」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~MNJC/movie/pv.html
の第2部の講師選定のお手伝いをさせていただいたため参加しました。
私も前のまちで地域通貨団体を立ち上げ、運営していたのでとても関心があります。
1999年NHKが放送した「エンデの遺言」を機に一気に全国各地に広まった地域通貨。
※エンデの遺言 http://www.grsj.org/report/report/endenoyuigonsinario.html
現代の市場経済の問題点、経済のグローバル化がもたらす世界規模の格差社会の広まり。
第1次世界大戦で疲弊した世界を覆った恐慌に立ち向かって、世界各地ではじまったといわれる地域通貨。法定通貨(日本は円)とは異なるお金の仕組み。当時各国政府によってつぶされたものの脈々と息づいている民衆のチャレンジの一つです。
長野では2002年ごろいつくか試行されたようですが、2年ほどで行き詰ったようです。国内各地でも下火になっていますが、国外では世代を変えて新たな取り組みがなされているとの事例を交えたお話がありました。
今年に入って、地域通貨にチャレンジしようとする人々が、ここ長野にも出てきました。
南長野JCの取り組み、当センターに出入りされている方々の試み、そしてこちらからチャレンジを示唆したコミュニティ(動き出すといいですが)。
地域通貨が万能薬というつもりはありませんが、法定通貨による単線的な価値評価にどっぷり浸かってしまっている現代社会が抱える多くの問題解決、多様な価値評価の手法の一つになるかとは考えます。
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また今月から中心市街地活性化や商業振興の一環として来年1月まで実施される「ながの小判」(ながの小判共通商品券))を1階にあるTOMATO食品館でさっそく購入してみました。
紹介サイトには「地域通貨」といった誤解を招く表記もありますし、購入できる店舗、使用できる店舗にまだばらつきがあるのはさびしいですが、これはこれでとても面白い試みかと思います。
私も楽しみながら利用したいと思います。
※ながの小判 http://www.machidukuri-nagano.jp/sozai/koban_top.html
期限限定割引商品券の形状を小判型にした「ながの小判」と異なり、他地域の商店街などが取り組んでいる地域通貨の試みとしては、千葉のピーナッツhttp://www.jca.apc.org/born/lets/lets_index.html、東京高田馬場のアトム通貨http://www.atom-community.jp/や渋谷のアースデイマネーhttp://www.earthdaymoney.org/など面白い試みかなぁ、と見ていました。
いろいろな人たちが社会変革に向け、現代の市場経済、経済のグローバル化のありように、オルタナティブな挑戦をしています。
これからも楽しみです。
{自然}