11月29日 チャペルコンサート

11月29日（土）、待ちに待ったチャペルコンサートが開かれました。鰤起こしに時折空が青白く光る日でしたが、大勢の方々が足を運んで下さり、始まる直前には会堂はほぼいっぱいになりました。

初めて聞く曲も、なじみのある曲も、季節感あふれる日本の歌も、心に響く讃美歌も、クリスマスキャロルも、トリオ・ディヴェールの皆さんは美しい演奏に加えて丁寧な解説をして下さり、一曲一曲味わって聴くことができました。またそれぞれご自身のこと、ご家族とのかかわり、楽器とのかかわりなどを通して証もして下さり、演奏同様、深く聴き入りました。ソプラノの小松澤さんが、「私たちには・・・起こってほしくないようなことも起こるけれども」と一瞬くぐもるように言われてすぐに、晴れ晴れとした声で、それでも主イエスキリストの誕生を通してクリスマスの恵みが確かにある、とおっしゃっていたのが印象に残っています。どんな時も主にある希望を確信し、あかるく生きるキリスト者の姿勢が見えるようでした。お話を挟んで曲の終わるごとに、心からの拍手が沸き起こり、皆さんが素敵な時間と想いを共有しているのがよく伝わってきました。どの方もきっと豊かに満ち足りた表情をされていたのだろうと思います。

今回の集いは、ご家族での参加、友人との参加が少なくないように見受けられました。近隣教会の方々もたくさん来て下さいました。私たちには本当は隣人がこんなにいるのだ！　と思いました。家族も友人も、あの人もこの人も、一人ひとりが招かれているのだと実感しました。幸いなことです。そして、今隣にいてほしい人のために祈り、思いをわかちあおうとする教会として成長しつつある長町教会を、コンサートの温かい雰囲気から感じることができました。