花・鳥・風・月

日々の移ろいを思いつくまま・・・・徒然に

ヒノキバヤドリギ

2008-02-12 | 自然
この季節薄暗いツバキの林は沢山の種類のツバキの花で賑わっていました。
田舎で赤や白の一重のツバキに馴染んだ私には新鮮です。
萼の部分から丸ごと落ちる花を縄や紐に通してよく遊びました。

此処のツバキは八重が多く一枚一枚ハラハラと落ちた花びらは
丸で赤い絨毯のようでした。

通りすがりの方から「ヤドリギ」を撮影しましたか?
と聞かれました。
「ヤドリギ」???どんなツバキ??

よ~く見たら、ヒノキの葉のような枝がツバキの枝にありました。
ヒノキより少し幅広い、丸で「シャコバサボテン」のような塊です。
不思議な生物がツバキの枝に「我が物顔」で寄生していました。

ヒノキバヤドリギは、葉緑素を持ち光合成を行なっていますが、
宿主の樹木から水と栄養を頂いている寄生植物です。
植物が進化の過程で、厳しい生存競争の中で寄生と言う形態を
取り始めたのだそうです。
駆除してもいつの間にかまた現れるのだそうです。

彼らは宿主を枯らさない程度に養分などを搾取していますが、
子孫を残す為に一生懸命生きていました。
何だか複雑な気持ちになりました。


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2 コメント

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寄生 (仙人)
2008-02-12 23:52:47
以前アップされた『ナンバンギセル』も寄生植物ですよね。
「死なん程度に血ぃ吸うたろか~!」確かに恐いですけど、仰るように寄生する方も生きるために必死ですから...
寄生植物よりも、他の植物に絡み付く「ツル性植物」の方が厄介みたいですね。
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支え合い (花追い人)
2008-02-13 23:57:06
そうでした!
『ナンバンギセル』にも驚かされました。
どんな繋がりから寄生するようになったんでしょうね。
ツル性植物でも寄生植物でも少しは
その親(元)になる植物に役立ってるのでしょうか?
共存共栄の精神は持ち合わせていないのかなぁ~
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