京都で味わう

2005年08月05日 04時33分03秒 | 贅沢
夏休みをとって京都に行ってきました。 
去年も2回行きました。 
今年からJALの早い大阪行きと遅い福島行きの発着が
伊丹空港から関西空港へと変更になっていました。
京都各地で美味しいものをたくさん食べて、
関西空港へと向かいました。 
列車は、はるか39号。 
連日の猛暑でたくさん汗をかいたので
近くの席の人が飲んでいるビールが気になり、
キオスクで買おうと思い、
西九条の駅でホームに出てビールを買いました。 
おばちゃんがおつりをもたついている間、
かすかにベルらしき音が。 
振り返るとはるか39号の扉は閉まっていました。
 
そのままホームに残されあわてました。 
飛行機が出るのは17時15分、
予定では45分前に着くはずだった。 
しかし、乗るはずの特急は行ってしまった。
 
続いてきた列車に飛び乗って車掌を探す。 
「関西空港には何時に着きますか?」 
すると、
「この列車はユニバーサルスタジオ行きです。
関西空港へは行きません。」
 
なんてこった。 
2つ目の駅で西九条へ戻る。 
再び車掌を探し、
「一番早く関西空港へ着くには、
どうすればいいですか?」 
親切な車掌は
「西九条から次のはるか41号に乗れば、
17時02分に着きます。」と教えてくれた。 
あわてて違う列車に乗らなければ、
15時55分に西九条を出て、
新今宮で南海電車に乗り換え、
16時55分に関西空港に着けたのに。 
更に、15時59分の列車でも快速なので
17時00分に着けたのに。 
結局、16時23分発に乗ることに。 
荷物やらお金やら携帯電話まで
はるか39号の中にあるので
飛行機に乗り遅れたら帰ることもできない。
とりあえず、同行者に公衆電話から連絡を取り
(自分の携帯を鳴らしたのでなかなか出てくれなかった)、
搭乗手続きだけでもしておいてくれるよう頼んだ。 
あとは、駅から搭乗口まで
いかに早く着くかにかかっている。 
残された時間はわずか13分。 
といっても、17時10分までには
乗り込まなければならないので、
わずか8分の余裕しかない。 
天王寺に着いた。 
ここでの停車時間は長い。 
「ここでビールを買えばよかった」
(反省していない?) 後悔した。 
いよいよあと30分ほどで運命が決まる。 
またまた車掌を見つけて、
改札までの最短ルートを聞く。 
「2号車と3号車の間辺りに
エスカレーターがあって、
それを上ると改札があります。」 
16時55分、自由席の5号車から、
指定席の2号車と3号車の間のデッキに移動。 
17時02分。 まだ列車は止まらない。 
先日の福知山線の事故で
回復運転はやらなくなったのだ。
17時04分、ようやく到着。 
車掌に教えてもらったルートを駆け上がる。 
無事改札を抜け左折、ターミナルの中へ。 
17時06分、空港の総合案内でJALの搭乗口を聞く。 
右へ駆けていくとそこに同行者の姿が。 
「間に合った。」 
こうしてギリギリで飛行機に乗ることが出来た。 
同行者に感謝。 
最後にスリルを味わった旅だった。 
味わうのは京料理だけで十分だ。