夏の光

三連休が終わったけど、私は今週いっぱい休みや。

今回の三連休は主人も珍しく連休で、日曜日、主人がロングドライブに連れてってくれた。

日曜日の午後に出発して、帰宅したのは月曜日の朝やった。


流山街道を北上して、さらに茨城から那須、

会津若松から新潟方面にぐるっと回って夜を徹して走り続けて

途中高速にのって山越えをして、沼田、高崎、熊谷から久喜、

春日部に来た頃には既に午前４時半過ぎで、夜が明けた。


那須高原を通過した頃は夕暮れで、薄暗い森に日暮らしの声が幾重にもこだましてた。

新潟方面に向かう途中、夜、道端に猫ぐらいの大きさのフクロウが居て、かわいかった。

新潟に抜ける途中、川や水田からもうもうと霧がでてかなり視界が悪かったけど、

新潟方面に辿り着いた時は真夜中で、霧も晴れて、星がきれいだった。

深夜、高崎の街を通過した時、爆走ＭＲ２（改造車）がいた。

走行中、何度かＺ３２を目にした。まだ走ってるんや。


ドライブの途中で、緑に燃える夏の風景を目にしたら

去年、入院してた頃を思い出した。

病院の窓から見えた山々の景色と車窓から見える夏の山々が同じ夏の光に輝いていた。

木々の緑と水田も緑がきれいだった。

途中、関宿でひまわり畑を見た。

通りすがりの街で夏祭りの神輿が出ていた。

目に映る景色の全てが夏の光に眩しく輝いていた。

「この距離走ったら、大阪に行けたね」と主人が言ってた。


今週の金曜日は弟の命日や。

弟は奈良の十津川村でバイクツーリング中に事故って脳死で亡くなった。

夏の光に燃える山々を見ると弟の亡くなった時のことも思いだす。

途中に寄った道の駅やいたで十数台のバイクが休憩していた。


幾つもの夏を乗り越えて、今がある。

今年の夏もなんとか乗り越えよう。


相変わらず、無気力やけど。