事務局長通信

2019年・お正月に読んだ本と聴いたCD

・「除染と国家≠Q1世紀最悪の公共事業=v(日野行介:集英社新書)
「除染」に関する驚愕の事実・知らされていない実態が、重ねられた取材を背景に書かれている。ウソを作り上げるための官僚機構の思考と具体的な手法は、この間の様々な事象(公文書改竄等)に関する事実につながる。震災からまもなく8年を迎えるようとするなか、政治動向を確認する上でも多くの人に読んでほしい一冊」。

・「給食の歴史」(藤原辰史:岩波新書)
学校生活を通じ多くの人に様々な記憶がある「給食」について、歴史的な事実・実施にあたって検討された理念や効果など多方面から取り上げてた内容で書かれれている。治安維持や国の食料政策と密接につながり実施してきた方向や、新自由主義・自己責任という考え方が浸透する現代をみて、いま起こっている新たな事態に目を向け私たちが考えていく方向を示してくれている。学校教育だけでなく、福祉分野でも考えておくべきことだと思う。必読書。

・「近江商人の哲学-たねやに学ぶ商いの基本-」(山本昌仁:講談社現代新書)
たねやグループ(製菓業)CEO山本氏が、自らの生い立ちや現在の事業に至る過程の中で考えてきたことや得たことを紹介したもの。遅ればせながら、先日「クラブハリエ」のバームクーヘンを食べたが、とても美味しかった。理念を基礎にした商品展開や人材育成等、他業種においても学ぶことが多い。どう取り入れるか、読んだ後が大事だと思う。

主に聴いたCDは、下記の3枚と知り合いから送ってもらったCD‐R2枚。むっちゃ、よかった。2019年もステキな音楽にたくさん出会いたい!
・「An American Treasure」(Tom Petty)
・「High Water I」(The Magpie Salute)
・「THE LOST TAPES」(Valerie Carter)


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