前回の続き、予算特別委員会の私の質問後半です。一部重複しますが、前半の質問の答弁から掲載します。
質問 小中学校の耐震~小中学校の耐震化率は進んでいるようだが、天井材や照明器具などの 非構造部材 の耐震化は、どのように進めていくのか? 答弁 非構造部材耐震チェックリストを作成し、危険性がある場合は速やかに対応する。 質問 非特定建築物の耐震について ①非特定建築物として耐震診断を行うこととしている児童館などの施設について、現在の進捗状況及びその診断結果の出る時期の見通しは? 答弁 桜川福祉館、佃福祉館、浪館福祉館、戸山児童館、吉野田児童館等、11施設の耐震診断は、年内に報告書として提出される予定。 ②市民が利用する児童館などコミュニティ施設の耐震診断の結果をもって、今後どのように対応していくのか? 答弁 廃止、統廃合も含め、更に他のコミュニティ施設の耐震を行うなど、結果が出てから見直しする。
港湾の利活用について
質問 新中央埠頭の整備状況と今年度の市の負担額は? 答弁 緑地、臨港道路、交流拠点用地の第一期工事は今年度中に完了予定。今年度の市の負担予定額は、2、100万円。 質問 青森港が国の重点港湾に選定されたが、港湾管理者である県に対して、どのような要望を出しているのか? 答弁 港湾機能充実として、埠頭、防波堤等の整備促進、コンテナ化の早期実現、ポートセールス等の強化の6項目を要望している。
以下、後半の質問に関連して、私の述べた内容です(再質問は略) 近年、クルーズが爆発的なブームとなり、青森港にも、これまで、多くのクルーズ船が停泊しています。クルーズ船入港の数は、北東北では、青森港がダントツです。いつも歓迎の式典をされておられます、市長はじめ関係者の皆さま、改めて御礼申し上げます。ねぶたの時には、新中央埠頭の西側に 飛鳥 が停留していました。海上運行の観覧特等席としても、このねぶたクルーズは、この先さらに、人気が高騰すると思います。そこで、新中央埠頭西側だけではなく、東側にも、船が停泊できれば、ねぶた期間中だけでも、単純に1000人2000人、徒歩で中心街に出られるという、新中央埠頭ならではの利点を目玉に、2倍の誘客が見込めます。クルーズ船ですから、宿泊施設の心配は要りません。工事費用のことですが、すでに、埠頭本体があり、護岸整備も不要となれば、桟橋だけを付け加える、もっとも軽微な方法も可能です。その上、市の負担割合は10分の一です。立派な埠頭が出来ているのですから、両サイドで、フルに活用すべきと思います。ねぶた期間、新中央埠頭の東西に、2隻の大型クルーズ船が着岸した際の経済効果は、相当大きいものと思います。この先何十年も使えることを考慮して、費用対効果を、是非一度、検証、試算して頂きたいと思います。県の資料には、“港湾計画の策定や改定に際しては、地元のニーズを考慮しつつ、ビジョンの港湾計画への反映を図っていきます、と書かれています。県都青森市として、積極的に働きかけることが必要と思います。是非、ご一考頂ければとーーー、これは、要望にとどめます。 本市は、ウォーターフロントの活性化においては、ビジョン通り、賑わいの創出が図られていると思いますが、港湾を利用した、物流の面では、方向性が、よく見えてきません。去る22日の新聞に、八戸港の貨物航路の記事が載りました。地域企業の輸出促進を図るという内容のものです。八戸港との立地条件や、ガントリークレーンなどの、ハード設備の違いはありますが、鹿内市長が会長を務めております、青森港国際化推進協議会では、青森港における貿易の促進事業を掲げてありますし、当協議会の平成22年度物流調査結果の総括でも、鉄道との複合一貫輸送による、国際海上コンテナ貨物の取り扱いの可能性を秘めていると、資料に明記されてあります。地理的にいえば、たとえばロシアへの輸出などは、八戸港よりも優位だと思われますし、港湾を利用した物流で、本市の経済の発展、活性化を図ることも、十分可能と思われます。 港まち あおもりです。観光と同時に、経済の発展にも寄与できる港を、期待するところです。また青森県では、避難港という名称をもって指定されているのは、尻屋岬と深浦港だけですが、東日本大震災の直後から、青森港には多くの船が入港して、沢山の物資や人を支援輸送しました。フェリー埠頭の第4バースは、新中央埠頭と同様に、耐震強化岸壁になっています。このような点も活かして、もっと港を活用していただきたい。
青森港が重点港湾に指定されたとき、これから本市の港が、貿易港としても発展するのだろうと、私はとても嬉しかったです。今後、みなとまち青森 そのイメージを国内外にアピールして、まち全体の活気の底上げに繋がればいいですね。