薄茶君はエライなぁ

 

 

       

 

この日も　薄茶は待っていた　

痒いのぉ～　　って　大丈夫かな？　

準備をして　もう一度　振り返ると

黒チビが　　

なんか　この立ち姿　とっても　可愛いんだけど　。。。　

クロちゃんみたい　

クロちゃんより　ちょっと小さいか　

又　道路の真ん中で　危ないって　

ちょっとぉ　早くおいで　

薄茶君が　

あっ　女房がきた　

今のうちに　パクパク　

あんた　来たよ　

ねえ　　これより　おやつは　ないのかねぇ～　

おまえ　ちょっと　待ちなさい　今から　くれる筈だよ

ほらな　

えっ　ちょっとぉ～　　わたしには？　

あっさり　黒チビ母ちゃんが　持って行った　

OK　　ちゃんと　同じように　あげるよ　

パックの中にも　入れておくよ

と　さっそく黒チビが　銜えて　奥へ　

奥で　ゆっくり　食べるんだぁ～　

と　又　出て来て　

結果　薄茶を　追いだして　

はみ出された薄茶君は　ちょこん　

やっぱり　僕は後からで　。。。

お前は偉いなぁ～　

子供は　居ないのか？　居そうもないね　

黒チビは　まだまだ　パクパク　

薄茶君にも　

こっちで　おやつをどうぞ　

黒チビ母ちゃんのアップ　

もう1枚　

薄茶君は　横目で　ちょこん　

こっちにも　落ちてるんじゃない？　

なんか　黒チビの　白い汚れが　気になる　

まさか　しらが？　

満足したのか　植え込みから　離れて　おやつにも　目もくれず

薄茶君も　黒チビも　何を思うのか？

あっち向いてホイ　

やっと　気付いたか　

ペロペロ

あっちに行ったり　こっちに来たり　

つかの間の　夫婦の時間？　

と　母ちゃんは　いつも通り　サッサと　

おい　もう　帰るのかい？　

はい　帰りま～す　

子供に　知らせなきゃ　ってか？

とっとこ　とっとこ　

見向きもせず　　とっとこ　とっとこ

追いかけて　撮ったけど　

狭い端を通って　　

とっとこ　とっとこ　　　赤い線を　暗闇の中へ　

もう　全然見えん

薄茶君が　線の方向を見て　お見送り　

締めくくりは　薄茶君

はい　いつもの　終わりの場所だよ　

また　会いましょう