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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【5/16~5/18】

2025年05月18日 10時44分14秒 | マリーンズ2025
≪5/16≫


 「本当に1試合1試合、1つのアウトをしっかり取ってチームの勝利に貢献していきたいと思います」。

 ロッテの鈴木昭汰は、益田直也をはじめとした実績のあるリリーフ陣が一軍不在の苦しいブルペンの台所事情の中で、勝ち試合の8回、9回を中心に投げ、マリーンズのブルペンを支えている。

 プロ4年目の昨季、松井裕樹(パドレス)と自主トレを行い、“体の使い方”、“野球に対する考え方”、“栄養面”など野球に関わる全てのことを教わり、開幕から27試合連続自責点0、自身初のオールスター出場、51試合に登板して、2勝2敗27ホールド5セーブ、防御率0.73と抜群の安定感を誇り、シーズン終了後には『ラグザスpresents第3回WBSCプレミア12』の日本代表に選出されるなど、飛躍の1年となった。

 今季に向けては昨季と同じく松井と自主トレを行い、「新しいこともしましたし、どんどんやることが増えているなと思います」と去年学んだことを継続しつつ新しいことも学んだ。

 2月26日のオリックスとの練習試合で対外試合初登板を果たすと、「0というのは結果だけなので、まずは内容、良い点も悪い点もあったし、自分のやりたいことはキャンプから通してできたと思うので、それをしっかり開幕で今シーズンぶつけていきたいなという思いが今はあります。良い時も悪い時もあると思いますけど、1年間通してチームに貢献していきたいと思います」と、練習試合・オープン戦は7試合・7イニングを投げ、無失点に抑え、開幕を迎えた。

 今季初登板となった3月28日のソフトバンク戦、ホールドがつかない7-1の7回にマウンドに上がり、10球中8球がストレートのパワーピッチングで1回を無失点に抑えると、3月30日のソフトバンク戦では7-4の9回に登板し今季初セーブをマーク。

 今季4試合目の登板となった4月11日のソフトバンク戦で初失点、続く4月16日の日本ハム戦で無失点、4月18日の楽天戦で失点し、4月22日の西武戦で無失点と「続けて失敗しないことが大事なので、そこら辺は気をつけてやっていきたいと思います」と失点した次の登板で、しっかりとスコアボードボードに“0”を入れるあたりもさすがだ。

 3月30日のソフトバンク戦、7-4の9回先頭の周東佑京を3ボール2ストライクから見逃し三振に仕留めた8球目の外角145キロストレート、4月16日の日本ハム戦、3-0の8回一死走者なしで五十幡亮汰に投じた初球の外角147キロ見逃しストライクなど、左の外角のストレートが良い。「右バッターのインコース、左の外は生命線なので、そこはしっかりやっていきたいと常に思っています」。

 スライダーも、4月3日のオリックス戦、2-2の7回無死一塁で杉本裕太郎を1ボール2ストライクから空振り三振に仕留めた縦に落ちるスライダーが良かった。「あれも良かったっすね。スライダーは常に良くないとダメだと思っているので、そこら辺はしっかりやっていきたいですね」。

 今季も勝ち試合の8回、9回とポジションは固定されていないが、現在6試合連続無失点に抑えるなど、安定した投球を継続。「去年1年間やっている。8回、9回と任せてもらえるようにしっかり頑張りたいと思います」。

 去年は開幕から27試合連続自責点0に抑えるなどしたが、「成績は去年が良すぎたけど、1試合1試合大事にやっていく中で、勝ちを許さずやっていけたらいいかなと思います」との考え。

 現在チームは借金9の最下位と苦しんでいる。そのため、登板間隔が空くことも多いが、調整が難しい中でもきっちりと登板した試合でゼロに抑えて戻ってくるのはさすが。チームの勝利のため、今日も腕を振る。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪5/17≫


 ロッテのブルペン陣が若返っている。

 益田直也、澤村拓一、国吉佑樹、ゲレーロ、西村天裕、坂本光士郎といった実績のある30代の投手たちが現在一軍不在ということもあり、20代の投手たちが一軍のブルペンを支えている。5月16日の日本ハム戦にベンチ入りしていた投手の最年長が31歳の澤田圭佑で、28歳の小野郁、27歳の八木彬、26歳の鈴木昭汰、高野脩汰、24歳の菊地吏玖、22歳の中森俊介、19歳の木村優人と8人の平均年齢は25歳だ。

▼ 5月16日の日本ハム戦にベンチ入りしていた投手
澤田圭佑 31歳
小野 郁 28歳
八木 彬 27歳
高野脩汰 26歳
鈴木昭汰 26歳
菊地吏玖 24歳
中森俊介 22歳
木村優人 19歳

 ブルペンを担当している黒木知宏投手コーチを昨季取材した際、リリーフ陣について「打順を見たり、イニングが半ばから深くなっていったときに自分が登板するであろうと予測して先回りして(選手たちは)動いているんですよね。あとは準備ができているかなと思います」と話していた。

 昨季は益田、国吉といった経験のある投手が一軍に多くいた。現在若手中心の一軍ブルペンで、黒木投手コーチは“準備”という部分をどう見ているのだろうかーー。

 「みんなゲームの流れを見て、“僕だったらこの辺だろう”、“誰だったらこの辺で投げるであろう”と、しっかり予測して動いているので、準備は抜かりはないですね」。

 黒木コーチ自身、若手投手がマウンドで力を発揮しやすいようにブルペンで心がけていることなどあるのだろうかーー。

 「ゲームプランを見て、真ん中の中軸だったら強いボールを投げるであったりとか、大きな変化を投げるピッチャーは特定されるじゃないですか。左バッターだったら左が来る、左に強い右ピッチャーというところもある程度選手たちもわかってきて、それに対して話もしているので想定しながらしっかり準備しているという感じですかね」。

 若い選手が増えたことでブルペンの雰囲気が変わったりはあるのだろうかーー。

 「もちろん若返ったところもあるんですけど、まだどちらかというとゲームプラン、ゲームの流れをなかなかうまく把握できない選手もいるので、そこは促しながら。“自分だったらこう行きたい”、“自分だったら強気に攻めて行きたい”、鼻息荒い、投げたいという選手が増えています。若さの良さでもあると思いますね」。

 5月15日の楽天戦では、5-2の9回に高卒2年目の木村がマウンドに上がり、走者を出しながらも1回を無失点に抑えプロ初セーブをマークした。黒木コーチは「電話が鳴って、木村行くよという感じで送り出しました。気持ちが入っていましたね。選手もコールが入った時点で気持ちが入りますし、その前からある程度想定しているので、そうなった時にどういう心構えで行こうかなとか、それに向けての前のイニングから準備をするというところをやっている。いざコールがなる時、ピリッとするのはありましたね」と振り返った。

 「厳しいチーム状況の中で、若い選手が起用されている。プロの世界なので、自分のポジションを勝ち得たい意欲のもとに戦っている選手ばかりなんですね。そこに目掛けている自覚、そのポジションを勝ち取る意欲は見えている感じですかね」。ベテランリリーフ陣が一軍を不在にしている今、若手投手たちがチャンスを掴み取ろうと必死にアピールしている。苦しいチーム状況だが、一軍でポジションを掴み、マリーンズのブルペンを支える存在が1人でも多く出てきて欲しいところだ。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪5/18≫


 ロッテの友杉篤輝は5月3日終了時点で打率.063まで落ち込んだが、7日の楽天戦で今季初の猛打賞を達成すると、14日と15日の楽天戦で2試合マルチ安打で打率.314まで上昇し、現在規定打席に届いていないが打率.289をマークする。

 石垣島春季キャンプ中、「(打撃フォームは)少し変えてますね。イメージだけなんですけど、少し変わっていると思います。イメージしているスイングのために、それをしやすいような足の上げ方だったり、開き方みたいなのを変えてやっています」と話し、「(バットも)今は900グラムで継続しながらやってて、880ぐらい。20グラムくらい軽いやつも用意してもらって、色々試しながらやっていきたいなと思っています」と試行錯誤していた。

 オープン戦では3月11日の日本ハム戦終了後に打率.053まで落ち込んだが、15日の広島戦から3試合連続安打、18日の楽天戦で2安打し、「だいぶ悪かったんですけど、最近良くなってきた。狙いたい方向に打てたり、あとはタイミングもそうですけど、合ってきているかなと。捉え方も、やりたかったことが少しずつできているのかなと思います」と手応えを掴んだ中で開幕を迎えた。

 昨季は“強く振る”ことを意識していたが、「逆に強く振ろう、振ろうというのがあってなかったのかなと思うので、ちょっと意識を変えながら強くというか、勝手に力が出るような感じで今は逆に力を抜いてというイメージでやっています」と、“力を抜いてイメージ”で開幕前は振っていた。

 開幕してからなかなかスコアボードに“H”ランプを灯すことができずにいた。4月16日の取材では、「全然打てていないですし、何かを変えなきゃいけなといけないなというのと、一番打てていた時期のバットなので、何か違いというか、発見があればいいなと思ったので戻しました」と重いバットから軽いバットに変更するなどした。

 打てていない中でも「打率より悪くないなと思っているので、あとは1、2打席で結果を出して、後半打席立てるようにと思ってやっています」と前を向いていた。

 5月に入り当たりが出てきた。ここまで月間打率は.417。その要因について訊くと「ちょっとポイントを前にしてヘッドが返るところでというか、引っ掛けるくらいの感じで行ったらヒットが出始めました」と説明。

 開幕前に話していた“力を抜いて打つイメージ”とは違うのだろうかーー。
 「そうですね、また違う感覚で打っています」。

 打撃の状態については「少しずつ良くなっているかなと思います」と好感触。打球を見てもライト方向へのポップフライのアウトが減り、「レフト方向を狙う感じで行っているので、うまく引っかかっているかなと思います」と、レフトにライナー性の打球が増えている。

 「守備も大事ですし、攻撃の方もなかなかチーム的には点数が取れていないので、点数に絡めるようになんとか頑張って行きたいと思います」。開幕直後は苦しんだが、ここから攻守にしっかりと貢献していくつもりだ。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


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