ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム記事【6/18】

2024年06月19日 08時00分26秒 | マリーンズ2024
≪6/18≫


 「抑えをやりたいんだろ?」。横山陸人投手は2軍落ち後、頻繁に食事に誘われ、そうハッパをかけられた。声の主は憧れの大先輩・益田直也投手。落ち込んでいるであろう後輩に気を配り、時間がある時は夕食を共にするようにしていた。

 「そんなんやったら取れんよ。奪い取りにくるぐらいの気持ちで来いよ」。マリーンズの絶対的守護神は10歳以上、年下の後輩の目標を知っていた。将来的には自分に代わって、ストッパーの座に君臨する。それが横山の目標であることを。だからあえて本人の前で堂々と、そう声をかけ、落ち込む若者に刺激を与え続けた。

 4月19日のファイターズ戦(エスコンフィールド)で4番手として登板した横山は押し出し四球を与えサヨナラ負け。敗戦投手となり、これを最後に1軍の舞台から遠ざかっていた。

 「2軍に落ちた時は、結構、きつかった。周りが見えなくなっていた。改めて試合終盤の大事な場面で投げる厳しさ、難しさを知りました。自分の球を投げられなくなっていた。そんなボクが2軍にいる時、益田さんが電話をくれて食事に誘っていただき、『しっかりとやれよ』『そんなんじゃ抑えを取れんぞ』と励ましてくださった。本当にありがたかったです」と横山は振り返る。

 横山は憧れの大先輩から背中を押され立ち上がり、2軍で原点回帰を行った。コーチから「オマエの強みはなんだ?」と質問を受けた。1軍で必死に投げているうちに気付けば忘れかけていたことだった。背番号「60」の強みはなんといってもサイドから繰り出される150キロを超える剛速球。特に高めのストレートは威力十分で打者のバットは空を切る。もう一回、そのことも見つめ直し、強化した。そしてコーチと会話の中で野球の原点であるキャッチボールへの想いも考え直した。

 「キャッチボールをアップのようなものではなく、しっかりと目的意識を持って取り組んだ。具体的に言うと相手の身体の左側に狙いを定めて絶対にそこにボールが行くように投げた。キャッチボールは毎日、行うので毎日、その練習ができる」と振り返る。

 1軍復帰登板となった6月5日のジャイアンツ戦(東京ドーム)こそ2失点したものの、その後は4試合連続無失点。6月15日のドラゴンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)はブルペンデーの先陣を切り先発し、2回を無失点しチームの連敗ストップに貢献。プレーボール直後の初球は154キロを計測した。

「球はよくなっている。期待に応えられるように結果を出し続けて、今後も強い気持ちで投げていきたいと思っています」と横山。昨秋は侍ジャパンのメンバー入りもした次代の守護神候補は憧れの大先輩の背中を必死に追いかける。もう下を向かない。真っすぐ、前を向いて走っていく。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)

**************************************
≪6/18≫


「国民の三大義務とは」。サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(76)が「日本国憲法」を持ち出した。なぜ? どんな話に? とにかく順を追って説明してもらいましょう。(構成・内井義隆)

--三大義務、ですか

「小学校6年生あたりで教えられるし、いまさら聞くまでもなく、みなさん、ご存じだよね。教育、勤労、納税が、日本国憲法で国民に課される三大義務だ、と」

--はい

「さて、プロ野球界に入ればやはり、統一契約書で義務が課され、プロ野球選手の模範行為として、第17条に記されている」

--ええと…。勤勉誠実に稼働し、最善の健康を保持し(中略)個人行動とフェアプレーとスポーツマンシップとにおいて、日本国民の模範たるべく努める-とあります

「憲法と一緒にするのはおこがましいかもしれない。金もうけが一番のプロの興行を否定もしないけど、要するに、コンディションを保ち、ルールを守り、ファンサービスに努めることが三大義務に当たると、エモトはとらえている」

--そういうことでしょうね

「ピッチャー出身のエモトからすればさらに、だ」

--なんでしょう

「プロ野球界のために働く。そのために、グラウンドで投げる姿をファンに見てもらう。そのためには、せめて1週間に1度は投げられる体を作る。これぞピッチャーの三大義務と考える」

--分かります

「そこで、ロッテの佐々木朗希サン。それらを少し気にしたら、どうかな」

--おっと、ここにつながりましたか。13日に右腕のコンディション不良で、5月に続き今季2度目の登録抹消

「憲法まで持ち出して、大げさに、まわりくどく進めてきたのも、プロ野球を思うからこそ。こうもたびたび1軍を離れては寂しい限りよ」

--江本さんはロッテ優勝の条件に「佐々木が180イニング投げて15勝」を挙げていましたものね

「監督に、使いみちがない…と言われないためにも、頑張って」 

(サンスポ)

************************************
≪6/18≫


本来の姿を取り戻してきた。ロッテ・横山陸人投手(22)が、5日に4月24日以来となる再昇格を果たすと、150キロを超える直球を武器に躍動している。シーズン当初は重圧のかかる場面だと、プレッシャーからかなかなか本来の投球ができずに苦しむ姿もあったが、現在は強気の投球で力をみなぎらせている。

ターニングポイントとなったのは11日のDeNA戦。八回に2番手で登板すると、オースティン、牧、筒香と3者連続で見逃し三振に仕留めたのだ。日本を代表する強打者が並んだクリーンアップに一歩も引かずに投球。高めの直球で見逃しにするシーンも多くみられ「高めに強く、伸びあがってくるような球を投げられるのが理想。しっかりと投げられれば結果が出ると、自信にもなったと思います」と改めて気づかされた。

そこから18日時点で4試合連続で無失点投球中。15日の中日戦(ZOZOマリン)ではブルペンデーに先発し、2回1安打無失点に抑えた。吉井監督から「いい場面で緊張しちゃうので、そこの負荷を与えようかなと。うまくいくか分からないですけど、その緊張感をはね飛ばしてほしい」との思いでまっさらなマウンドに送り出され、見事に期待に応えた。

2軍で見直してきたのはリリースポイントの手の角度。開幕1軍入りしたものの、4月下旬に再調整を命じられると投球動画を、投手コーチとくまなくチェックして修正を図った。気づいたのは手首が寝てしまい、力の伝え方が弱くなっていたこと。「もっと上からたたくイメージ。サイドですが、手首はたてて投げられたら1番力が伝わる」と細かな修正が復調に結び付いた。

ユニホームを脱げば22歳の少年だ。趣味はアニメや漫画鑑賞。最近は『東京喰種トーキョーグール』を読み終わった。先輩の益田からは『俺だけレベルアップな件』をおすすめされて、「ついおもしろくて」と全巻をまとめ買いしたという。アニメだと『幽☆遊☆白書』や『怪獣8号』に最近だとハマった。

オン、オフを充実させて好投につながっている。「とにかく今は結果を出して抑えていくこと。結果を残して勝ちパターンに入っていかないといけないと思うので、ゼロを継続していきたい」と横山。将来は守護神を期待される存在。着実に成長を遂げ、信頼をつかんでいく。(森祥太郎)

(サンスポ)

************************************
≪6/18≫


 「最初、めちゃめちゃ緊張したんですけど、でも結構コーチの方々とか優しく接していただいて、教わることもあったので、気楽じゃないですけどいい感じにできたと思います」

 ロッテのドラフト5位・寺地隆成捕手(明徳義塾高)は18日、金田優太、松石信八、田中楓基、永島田輝斗らとともにZOZOマリンスタジアム(室内練習場)で行われた一軍練習に参加した。

 寺地は「雰囲気的なところも(一軍と二軍で)違ったところもありますが、何かを変えるというわけではないんですけど、今までやってきたことができたと思います」と、この日の全体練習を振り返った。

打率リーグ5位の.275

 寺地は高卒新人ながらファームではイースタン・リーグ5位の打率.275をマークする。

 寺地は開幕直後3割を超えるアベレージを記録していたが、4月30日の取材で「今だったら調子に波があるような気もするので、そこをまずは克服していかないと」と話したように、4月13日の楽天二軍戦から4月18日のオイシックス戦にかけて5試合連続無安打、4月28日のオイシックス戦から5月4日の巨人二軍戦にかけて5試合連続安打と、好不調の波があった。5月は月間打率.359(39-14)、5月15日の西武二軍戦から5月30日の楽天二軍戦にかけて8試合連続安打、そのうち3試合で複数安打を記録した。好不調の波を克服したように見える。

 寺地は「自分の特徴としてはセンターから逆方向の打球が強いというのがあるので、そこを自分の中で変えてしまった部分がありました。引っ張りに入りたかったというのがあるので、それがきっかけに体が開いてしまったのが打てなくなった原因だったのかなと思います」と自己分析。

 体が開いて打てなくなっていた課題を克服したことで、再び安打が増えてきたのだろうかーー。

 「克服まではいかないですけど、しっかり意識してきた中でできたことだと思っています。それを継続して行ったら、波というのが減ってくるのかなと感じます」。

「江村さんにマンツーマンで教えていただいて…」

 守備面ではデビュー直後は大量失点してしまう試合もあったが、ここ最近の試合では抑える試合が増え、寺地がスタメンマスクを被った直近2試合は12日のDeNA二軍戦が10-2、16日のオイシックス戦は11-1で勝利している。サヨナラ負けを喫した11日のDeNA二軍戦でも先発・田中晴也を8回、11奪三振、1失点にまとめる好リードした。

 「いつも江村さんにマンツーマンで教えていただいて、配球のことだったり、自分の守備のブロック、送球面が徐々に良くなってきているのかなと感じています。そこは、引き続き伸ばしていけるようにと思います」。

 6月9日の楽天二軍戦、2-1の3回無死一塁で唐川侑己が水上桂に2ストライクから投じた3球目外角カットボールで空振り三振に仕留めると、スタートを切っていた一塁走者・中島大輔の盗塁を刺した送球も良かった。

 「結果的に三振ゲッツーで行けたので、流れ的にも少し良くなったのかなと思いますし、自分の中でも自信に繋がった気がしますね」。

 攻守に高卒新人とは思えない働きを見せる寺地に、ここまで自分がプロでできているなと思っているのか、それとももっともっとできるなと思っているのか訊くと、「もっともっとできるイメージですね」とキッパリ。打撃に関しても打率はもっと残せるイメージがあるという。

 「守備面でアピールすることも大事ですけど、打撃面で群を抜いていかないと一軍に上がれないと思うので、守備と打撃を両立してさらにレベルアップできるように頑張りたいと思います」。“打てる捕手”は大きな魅力。ファームで結果を残して、将来ZOZOマリンスタジアムで長く活躍できる選手に成長していってほしいところだ。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 備忘録【6/18】 | トップ | 備忘録【6/19】 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

マリーンズ2024」カテゴリの最新記事